連日、暑い中、高校野球が盛り上がっていますね。
昨日も、とても見応えのある良い試合が多く、高校野球ファンとしては、とても楽しませて貰いました(^^)
高校野球は、子供の頃から『タッチ』の影響で、大好きでした。でも、私は、高校は進学校に行っちゃったので、甲子園とは縁のない3年間でしたし、きっと、これからも、私の母校が甲子園に出ることは絶対にないと思います。(一回くらい出て欲しいなぁ・・・)
でもでも。そんな私が、高校野球に携われていた時期がありました(^^)
大学を卒業して、TV局につとめていたときは、高校野球の地区大会などの試合中継のお仕事をやってました。
今日はその時の思い出を少々。
笑えます。
試合中継は、球場で実際にカメラを回す現場組と、局のT調(テレビ調整室)で、放送を流す会館組の二手に分かれるのですが、私は、毎年、会館組でした。
やることは色々とあるのですが、私が主にやっていたのは、ひたすら試合を見てないといけないお仕事でして。
何かというと。
プロ野球でも、高校野球でも、画面の片隅に、試合中いつでも出ているテロップがありますよね?
試合の回、対戦チーム名と、得点。そして、進塁状況が出ているもの、それから、ストライク(S)、ボール(B)、アウト(O)の数が表されているもの。
ピッチャーがボールを投げるたびに、それが、ストライクだったら、Sの所にランプがつき、ボールだったらBの所にランプがつき・・・。また、ランナーが一塁に行ったら、ダイヤモンドの一塁の所にランプがつき・・・というアレです。
↓↓コレです↓↓

アレって、テレビで見ている分には、自動的に点灯しているように見えちゃうのですが、実は、人が放送局から手動でやっているのですA^^;;
私は、高校野球中継では、よくその仕事をやっていました。
現場と無線でつながったイヤホンを耳に、ストライク、ボール、アウトなどが出るたびに、パソコンを操作して、それに対応したテロップをテレビ画面に表示させる・・・という感じで。
間違いが許されないので、試合が始まってから終わるまで、なかなかに気を抜けませんでした。
なので、試合展開自体を楽しみながら、仕事が出来る・・・という状況ではなかったのです。
これは、高校野球好きとしては、少し寂しい感じですが。
でも、そんな緊迫したT調内でも、爆笑な出来事があったんですよ~。
題して、「カメラは見ている」。
宜しければ、おつきあい下さいませませ。
野球中継って、テレビで見ていると、当たり前ですが、1つの場所・・・というか場面しか、テレビに映りませんよね?
たとえば、マウンドが映っているときは、ピッチャーだけが映っていますし、はたまた、外野が映っているとき、ベンチが映っているとき、観客席・・・などなど、テレビでは、一つの場所しか見られません。
でも、実際には、野球場には、10台近いカメラが設置されていて、常に、マウンドも、外野も、ベンチも、内野も、観客席も、ずっと、映されっぱなしなんですよ~。
で、放送会館のT調には、たくさんのモニターがありまして。そこには、球場内に設置された、すべてのカメラの映像が映し出されているのです。
そして、試合展開などに応じて、どのカメラの映像をテレビに流したら、一番ベストか判断して、それぞれのカメラの映像を選んだり、切り替えたりしながら、放送に流す・・・とい訳なんです。
つまり、会館に居る、ディレクターや技術スタッフは、ずっと、すべてのモニターを見続けている訳なんですよ。
で。
私の働いていた局では、試合中継の時、両チームの監督のワンショットと、名前のテロップを必ず、平等に出さなくてはイケナイという決まりがありまして。
とある時に起こった、笑ってしまった実話です。
仮に、A高校とB高校が試合中だとしますね。
その時、A高校の監督のワンショット&名前のテロップは、すぐに放送する機会があったのですが、試合展開やなんかで、なかなかB高校の監督のワンショットと名前を出すチャンスが出来なかったんですよ。
そして、B高校の監督を紹介する間もないまま、どんどん、試合は進んでいき。
現場は、別の意味で焦ってきました。
このまま、試合が終わってしまったら、B高校の監督だけ、紹介しなかったことになる。
これは、問題です、大問題。
なので、なんとか、大急ぎで、B高校の監督のワンショット&名前テロップを出したい・・・と、タイミングを計っていました。
でも、皮肉なもので、そういう時に限って、試合展開がばたばたしていたり、また、ベンチ内カメラを見てみると、監督の回りに、ほかの人や選手達が大量に集まっていて、監督が隠れちゃってて、映らない・・・とか。
そんなとき、やっと、監督がしっかりカメラに映り、且つ、試合のタイミング的にも、ベンチを映せる展開になったんですよ。
「今だ!!!」
とディレクターは判断しました。
「今のタイミングで、監督を映すから、テロップ用意して~。監督、映すよ~っっ」
となったとき、
「ちょっと待った!!! 今、はダメだ!!!!」
と止める、別のディレクターの声が・・・。
「今、監督、鼻クソほじっているから!!! 映しちゃダメだ!!!」
と。
確かに、B高校のベンチ内を映しっぱなしのカメラのモニターを見ると・・・。
確かに確かに、監督が一生懸命・・・お鼻を・・・・中でしてorz
そりゃ、放送できませんA^^;;
でも、笑ってしまいましたワ。
そうなんですよ~、カメラは・・・というか、カメラを通して、TV局側の人間は、すべて、見えちゃって居るんですよA^^;;
なので、ベンチ内でヘンな事は出来ませんですよ~。
結局、その試合の時のB高校の監督を、いつ、紹介したのかは、もう覚えていませんし、それが、どこの高校だったのかも、覚えていないのですが・・・ただただ、あの出来事だけは強烈に記憶しています。
今でも、高校野球のベンチが映るたびに、その時のことを思い出してしまいますですA^^;;
ベンチ内し、常に見られてますよ~・笑。
ついでに言うと、観客席もね^^
昨日も、とても見応えのある良い試合が多く、高校野球ファンとしては、とても楽しませて貰いました(^^)
高校野球は、子供の頃から『タッチ』の影響で、大好きでした。でも、私は、高校は進学校に行っちゃったので、甲子園とは縁のない3年間でしたし、きっと、これからも、私の母校が甲子園に出ることは絶対にないと思います。(一回くらい出て欲しいなぁ・・・)
でもでも。そんな私が、高校野球に携われていた時期がありました(^^)
大学を卒業して、TV局につとめていたときは、高校野球の地区大会などの試合中継のお仕事をやってました。
今日はその時の思い出を少々。
笑えます。
試合中継は、球場で実際にカメラを回す現場組と、局のT調(テレビ調整室)で、放送を流す会館組の二手に分かれるのですが、私は、毎年、会館組でした。
やることは色々とあるのですが、私が主にやっていたのは、ひたすら試合を見てないといけないお仕事でして。
何かというと。
プロ野球でも、高校野球でも、画面の片隅に、試合中いつでも出ているテロップがありますよね?
試合の回、対戦チーム名と、得点。そして、進塁状況が出ているもの、それから、ストライク(S)、ボール(B)、アウト(O)の数が表されているもの。
ピッチャーがボールを投げるたびに、それが、ストライクだったら、Sの所にランプがつき、ボールだったらBの所にランプがつき・・・。また、ランナーが一塁に行ったら、ダイヤモンドの一塁の所にランプがつき・・・というアレです。
↓↓コレです↓↓

アレって、テレビで見ている分には、自動的に点灯しているように見えちゃうのですが、実は、人が放送局から手動でやっているのですA^^;;
私は、高校野球中継では、よくその仕事をやっていました。
現場と無線でつながったイヤホンを耳に、ストライク、ボール、アウトなどが出るたびに、パソコンを操作して、それに対応したテロップをテレビ画面に表示させる・・・という感じで。
間違いが許されないので、試合が始まってから終わるまで、なかなかに気を抜けませんでした。
なので、試合展開自体を楽しみながら、仕事が出来る・・・という状況ではなかったのです。
これは、高校野球好きとしては、少し寂しい感じですが。
でも、そんな緊迫したT調内でも、爆笑な出来事があったんですよ~。
題して、「カメラは見ている」。
宜しければ、おつきあい下さいませませ。
野球中継って、テレビで見ていると、当たり前ですが、1つの場所・・・というか場面しか、テレビに映りませんよね?
たとえば、マウンドが映っているときは、ピッチャーだけが映っていますし、はたまた、外野が映っているとき、ベンチが映っているとき、観客席・・・などなど、テレビでは、一つの場所しか見られません。
でも、実際には、野球場には、10台近いカメラが設置されていて、常に、マウンドも、外野も、ベンチも、内野も、観客席も、ずっと、映されっぱなしなんですよ~。
で、放送会館のT調には、たくさんのモニターがありまして。そこには、球場内に設置された、すべてのカメラの映像が映し出されているのです。
そして、試合展開などに応じて、どのカメラの映像をテレビに流したら、一番ベストか判断して、それぞれのカメラの映像を選んだり、切り替えたりしながら、放送に流す・・・とい訳なんです。
つまり、会館に居る、ディレクターや技術スタッフは、ずっと、すべてのモニターを見続けている訳なんですよ。
で。
私の働いていた局では、試合中継の時、両チームの監督のワンショットと、名前のテロップを必ず、平等に出さなくてはイケナイという決まりがありまして。
とある時に起こった、笑ってしまった実話です。
仮に、A高校とB高校が試合中だとしますね。
その時、A高校の監督のワンショット&名前のテロップは、すぐに放送する機会があったのですが、試合展開やなんかで、なかなかB高校の監督のワンショットと名前を出すチャンスが出来なかったんですよ。
そして、B高校の監督を紹介する間もないまま、どんどん、試合は進んでいき。
現場は、別の意味で焦ってきました。
このまま、試合が終わってしまったら、B高校の監督だけ、紹介しなかったことになる。
これは、問題です、大問題。
なので、なんとか、大急ぎで、B高校の監督のワンショット&名前テロップを出したい・・・と、タイミングを計っていました。
でも、皮肉なもので、そういう時に限って、試合展開がばたばたしていたり、また、ベンチ内カメラを見てみると、監督の回りに、ほかの人や選手達が大量に集まっていて、監督が隠れちゃってて、映らない・・・とか。
そんなとき、やっと、監督がしっかりカメラに映り、且つ、試合のタイミング的にも、ベンチを映せる展開になったんですよ。
「今だ!!!」
とディレクターは判断しました。
「今のタイミングで、監督を映すから、テロップ用意して~。監督、映すよ~っっ」
となったとき、
「ちょっと待った!!! 今、はダメだ!!!!」
と止める、別のディレクターの声が・・・。
「今、監督、鼻クソほじっているから!!! 映しちゃダメだ!!!」
と。
確かに、B高校のベンチ内を映しっぱなしのカメラのモニターを見ると・・・。
確かに確かに、監督が一生懸命・・・お鼻を・・・・中でしてorz
そりゃ、放送できませんA^^;;
でも、笑ってしまいましたワ。
そうなんですよ~、カメラは・・・というか、カメラを通して、TV局側の人間は、すべて、見えちゃって居るんですよA^^;;
なので、ベンチ内でヘンな事は出来ませんですよ~。
結局、その試合の時のB高校の監督を、いつ、紹介したのかは、もう覚えていませんし、それが、どこの高校だったのかも、覚えていないのですが・・・ただただ、あの出来事だけは強烈に記憶しています。
今でも、高校野球のベンチが映るたびに、その時のことを思い出してしまいますですA^^;;
ベンチ内し、常に見られてますよ~・笑。
ついでに言うと、観客席もね^^