アンニョン from ソウル~続き

「涙と笑いのソウル生活」のその後

慶州パート6

2006-09-30 | 旅行
ここ1週間ほど、まるで夏が戻ってきたかのような日差し。この秋晴れ、子供の頃の運動会を思い出すようなお天気です。こっちもこの季節は運動会をするようで、近所の小学校では「運動会」の垂れ幕がかかっています。

さて、慶州旅行の報告も大詰めです。
最後に行ったのは、韓国最大の朝鮮王朝時代の両班(ヤンバン-日本で言う貴族でしょうか)の村。「良洞民俗村(ヤンドンミンソックチョン)」。村全体が文化財として指定されていて、民俗村と言っても、人工的に作った村ではなく、今もちゃんと人が住んでいます。月城孫氏と驪江李氏一族によって形成されていた両班の村で、今でも両家の本家はここに残っています。村の中には、もちろん孫さんと李さんと言う名字しか存在しません。1993年には英国のチャールズ皇太子も訪れたそうですよ。

孫氏の本家


李氏の本家


こんな具合に韓国の時代劇ドラマなんかに出てくる家の作りそのままの家屋がそのまま残っています。



萱葺の家屋もちらほら。日本の萱葺とはちょっと違って、丸みを帯びた屋根で、日本ほど厚みがないです。オンドルがあるから、そんなに厚くしなくても寒さをしのげるんでしょうか。

この村へは慶州市内からバスで40分ぐらいなんですが、さすがに私たちのようにバスで行く人はいないようで、韓国人は観光バスもしくは自家用車で来るようですよ。バス停から歩かないといけなくて、人っ子一人いない道路を秋の日差しを浴びつつ10分ほど歩くとやっと村の入り口到着。ここはなんと日本語の説明書もあった上に、案内所の女性は日本語もしゃべれましたよ。

村の印象ですが、確かに伝統家屋が残っていて良く保存されているとは言え、鄙びた感じは否めないです。近くに小学校があったので、子供もいるとは思いますが、伝統と一族のプライドを守りつつ暮らすのは大変なことだと思います。

村を一回りして、帰りは途中にあった駅に人が待っていたので、これはもしかして汽車が来るかもと思い、待っていたおじさんに聞くと5分ぐらいで来るとのこと。駅とは行っても



こんな感じですよ。

そして無事慶州駅へたどり着きました。次回はいよいよソウルへ向かいます!