
皇居前広場の松の木々と丸の内の高層ビル群の光景はいつ見ても素晴らしいと思います。新緑が芽吹く5~6月の時期になると彼は状態となっている芝生部分が綺麗な緑色に染まりますので、その時にもう一度皇居前広場を歩いてみたいですね。

正面には去年2012年の5月末に竣工したJPタワーが見えます。低層階の商業施設「キッテ」は今年2013年の3月21日に開業予定となっています。

赤いポールと青いロープで仕切られている区画が作られていて、一般参賀で訪れた人々が列を作りやすくするためでしょう。新年の一般参賀というのは、一体どれだけの人が並ぶことになるのか想像もつきません。

皇居方向を見てみると、黒松の木々よりも背の高い木々で覆われていて、森林のようにも見えます。

現在は存在していない「和田倉門」周辺を通り抜けていきます。この周辺は東京駅から皇居まで伸びている行幸通りの西端部に当たる場所です。東京駅を降りて皇居前広場へ向かう人々の流れはこの和田倉門周辺に集まってくることになるのです。

施設の老朽化に伴い2009年1月末で一時休館となったパレスホテルは解体後、地上23階・地下1階建ての最高級ホテルとして建て替えし、2012年5月17日に「パレスホテル東京」としてグランドオープンしました。

振り返って二重橋方向を撮影してみました。

皇居方面に見える門は「坂下門」です。門の後ろ側には宮内庁庁舎や新宮殿の建物が設置されていて、宮内庁の人たちがこの門で出入りしているそうです。上の写真ではわかりにくいですが、門の手前には「坂下門橋」という名前の土橋が架かっています。

翌日の新年一般参賀に備えて宮内庁内では役人の人たちが忙しく働いていることでしょう。

ズームで撮影してみると、坂下門では現在改修工事が進められているみたいです。改修工事は平成25年(2013年)の5月末まで続けられます。

和田倉門の脇を通り抜けて「桔梗門」へ向かって歩きます。この辺りも多くの人々で賑わっているのがなによりでした。

皇居前広場の敷地内は基本的に黒松の木と芝生によって緑化がなされており、同じ東京都内でも代々木公園や新宿御苑などと比較すると、「緑地帯」の意味をどう捉えるかという考え方が全く違うことがわかります。

そろそろ正面に東京駅の丸の内駅舎が見えてくるはずです・・・。

正面に「桔梗門」の櫓が見えてきました。

皇居東御苑(江戸時代の江戸城跡地)の敷地への入口ともなっている「桔梗門」前に到着しました。この門の奥には皇宮警察本部の建物が建っているので、かなり警備が厳しくなっています。

臨時テントの中には折りたたみ式の机や椅子、そしておそらくは参賀に訪れた人々の記帳した冊子の保管用の棚がすでに準備されていました。つまりここは、記帳所になるということなのかもしれません。

次回の記事では和田倉門(交差点)前から大手門まで散策していきます。