一面銀世界となっている皇居前広場の中の散策を続けていきます。午前九時半すぎの散策だったのですが、多くの足跡が残されていました。朝早くから皇居前広場を訪れる人が多いのでしょう。
桜田濠に接している大きな石垣の向こう側に二重橋が架橋されています。
皇居東御苑方向を見渡してみると、皇居前広場の敷地全体が雪に覆われていました。
皇居前広場の北側に広がっている皇居東御苑の敷地をズームで撮影してみました。皇居東御苑の周辺は高層ビル群に囲まれているのわかります。
二重橋の正門石橋を見渡せる場所には少し人だかりができている程度で、雪が降り積もっている皇居前広場周辺は人通りがほとんどない状況でした。
皇居前広場から丸の内の高層ビル群を撮影してみました。その手前には芝生広場の中に植えられている黒松の木々が見えます。
丸の内の高層ビル群をズームで撮影してみました。
丸の内エリアの北側に広がっている大手町地区の高層ビル群をズームで撮影してみました。和田倉門跡前にそびえ立っている「パレスホテル東京」の高層ビルがすごく目立っています。
再開発による高層化が一段落した丸の内エリアと比較すると、大手町地区では現在も再開発工事が進められています。タワークレーンが何機も建ち並んでおり、数年後には高さ100~200メートルの高層ビルが誕生することになります。
桜田濠脇の石垣を左手に眺めながら、散策を続けていきます。積もっている雪はそんなに深くはないので、普通に歩いて進むことができました。
石垣が途切れている奥には・・・。
二重橋の「正門石橋」が見えてきました。橋の上や欄干が真っ白に雪化粧されているのが見えました。
正門石橋の奥に建っている「伏見櫓」やその周辺も、うっすらと雪で白くなっているのが見えました。
現在高層ビル街となっている丸の内地区は、江戸時代は親藩や譜代大名の藩邸が24もあったため、「大名小路」とも呼ばれていました。そのほか、南北町奉行や勘定奉行の奉行所、評定所も置かれていたそうです。
黒松の木々と高層ビル群が背景に広がっている風景はいつ見ても素晴らしいと思います。
皇居の入口には皇居前広場側から見て、石で造られた手前の「正門石橋」と、鉄で作られた奥の「正門鉄橋」という2つの橋があります。「二重橋」とは正しくは奥の正門鉄橋の呼称なのです。
正門(江戸城の西の丸大手門)は普段は閉じられており、天皇の即位大礼、天皇、皇后、皇太后の大葬儀など特別な行事のある時や国賓来訪の際以外は使われません。使用される時は皇居前広場~正門石橋~正門~正門鉄橋~宮殿というルートをたどることになります。