みどっちふぁくとりーの素

バイクで一人旅も釣りも 人生 絶好調♪
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これからもその調子でいってくれ!
人生最高♪

近所の林道ツーリングで7時間!

2013年09月22日 | バイクツーリング

 

1年前程、女友達のJちゃんがバイクの免許を取りました。

まだ昨日まで走る姿は見たことがなかった。

 

クラッチが~、シフトチェンジが固くて~~・・・・とか聞くばかりだった。

Jちゃんが乗る気にさせない出来事が

多々あったようだ。

 

久々にちょっとブラッと走りに行くか?と友達に誘われ

めっずらしい~!とメッシュジャケットの軽装で出発!

そうしたら「Jちゃんも一緒にどうかな?」

「お!せやな!みどっちはまだ走っとるとこ見たことない!行こう!」

 

田辺から二人で近露に走り出し

Jちゃんは近露から田辺に走り、途中で合流。

 

すれ違い手を上げた先頭。

みどっちはポカ~ン・・・・・・

Jちゃん・・・行っちゃった・・・・・

 

「みどっちはここで待ってて!追いかけてくる」

そんなにすれ違っていないのに

イライラするほど戻ってこない。

 

やがて帰ってきた先頭が

「うん。Jちゃんだった、もう戻ってくるよ!」

 

来ない・・・・・。

あら?

来ないじゃん!

 

来るって!

どこ行ったん?

来るって!

 

 

 

「ん?ひょっとしてあれJちゃん??」

 

「・・・うう・・うん・・・」

 

「じぇじぇじぇじぇじぇ~~~!!!!!

今、うん!て言うたろ!

うん!て言うな!・・・あれ・・・マジか?

ホンマか?ちょっと待て!あれはひどいぞ!

知ってたんか?あの走りを?

林道なんざ行けんぞ!死ぬ死ぬ死ぬ~~!!!中止!」と

 

ごめんやけどJちゃんを小さく見ながら大きくNGを出した。

 

 

二人で姿をみながら、まだまだ大きくならないJちゃんを眺めながら

みどっちは却下の嵐!

打ち合わせが続く・・・・。

 

みどっちは「さっき林道言うてたろ?

頼むから絶対林道て言わんといてな・・・」

 

「いや、だいじょうぶと思う」

 

「どこ見てそー思う?自分本気?思う?

あかんときはあかんて言わなくても

せめてまっすぐの道の途中の横にある大きな駐車場あるカフェでお茶や!

おいしーねー!

じゃ!ばいばい~!またねー!も優しさやで・・・みどっちならそう判断するで。」

 

「いや・・ゆっくり走れば・・・大丈夫やろう・・・」

 

「しらんぞ!えらいことなっても・・・おいよ~!おまいさん恨むぞ!」と みどっち。

 

先頭さんとの長い長いやり取りが済んでもJちゃんちっさい姿のまま・・・・・

 

ヘルメットに蚊がとまるスピードで走っている。

 

「あ・・うん・・・。」と先頭さんも弱気なのは分かった。

再び打ち合わせ

「あのな、林道入り口で絶対 日が暮れる!ほんで雨降る!迷う!

暗くなったら運転したことがないはず!はい!遭難決定!

 

・・・姿が見えるのにいっこうに大きくならないのだ・・・・

しかもJちゃん小柄なんよ。いつまでも小さい・・・・。

 

どうもヘルメットに蚊がとまるスピードで走っているらしい。

 

やがてローギアのままDトラッカーちゃんが

ご主人様は選べませんでした・・・と泣きながら走ってきたわけ。

もー、度肝を抜かれたよ。正直。

 

打ち合わせも中途半端で怒り心頭だが

でもJちゃんは笑ってる・・・・・

 

心をクリアに、平常心を装って一緒に笑うことにした。

なるようになれ~~~!!!!知るか~~!!!と根性据えた。

 

先頭、Jちゃん、みどっちの順で走る・・・・・

アリんこのチョイ暴走くらいの25キロだお~~!!

難しいんだ~!この速度!うん、ある意味Jちゃん天才!とつぶやきながら

平常心!平常心をこころがけ

 

林道の曲がり道をまっすぐ行け~~~!と願うも

クイッっと先頭が曲がりやがった・・

やりやがったなッ!あいつ!と思うたが

Jちゃんはカルガモの子供のように後ろを着いて行くよ。

かわいらしく思えてきた。

クククッ!思わず笑ってしまった。ごめんちゃい。

これからJちゃん、えらい目に遭わされるのに・・・・。

かるがも走り~~~。

Jちゃん必死!このきれいな景色も見ていられない・・・・

 

先導が消えた!

急ぐJちゃんに水溜りが襲う!!!ぎゃ~~~!!

 

 

やがて日は暮れ、

霧がなんで出るかな・・・・晴れてたのに・・・

 

なんでこうなるかな?通行止め・・・・

 

みどっちはちょっと走りにと誘われただけなので防寒が~~~!!!

寒い・・・・・

先頭さんのカッパのズボンを追いはぎして

胸からお腹に入れた。

ズボンのすそがお腹のしたからフンドシのように垂れ下がっていた・・・

格好は言うてられん!

 

でもJちゃんは厚着をしてきたのでコケても平気!

よろめき走行も見慣れてきた。

なんかえらい目に遭わされ過ぎて

強くなったよーだった。

すごい上達してじぇじぇじぇのじぇ!だった。

 

案外、Jちゃんは初心者だから防寒もグローブもばっちりで

みどっちはアホだったのさ。

もう一度初心に戻る!

 

距離130キロ!

どうやって近所の短い林道で7時間ツーリングになるのか

いまだに分からん。

秘密のルートはここには書けない。

 

どうやって命からがら帰還したかも書けないが

帰って速攻「また行こうら!おもろかったな!」と正気でJちゃんにメールしてしまった自分も信じられないがホンマや。

 

布団に寝転び

あのチーム一丸となったあのシーンは

みどっちが林道に はまった時とよく似ていたなぁ・・・。懐かしい・・・。

・・・ん?待てよ・・・・

や、・・・やられた!

これは釣りばかりしないで

もっと前みたいにバイクに戻れ!という企画ツーリングだったのかもしれない。

ある意味Jちゃんおおきに!

先頭さんも よくもやってくれたわね。