秋の夜長、どう言う訳か時々眠れぬ夜があります。
そんな夜は羊を数えると良いと言いますが私には効きません。
羊が一匹、羊が二匹。羊が三匹、羊が四匹、羊がどんどん増えていきます。
私の実家の「夢牧場」は、羊でいっぱいです。スーツをこさえて、セーターを
編んでも着ることが出来ない、おつりが来るくらいいっぱいです。
ダメ人間の代名詞であるのび太君ですが、(のび太君の画像はここです)
クリックした方はいま笑っていますね、のび太君の話題ではありません。
ヤクルトの古田監督でもありません、残念ですが今期で退団するそうです。
私はのび太君が「すぐに眠れる」という特技を持っていることを尊敬しています。
私は、生まれてから毎日のように睡眠しています。
だが、いまだに「眠くないときに眠るコツ」がつかめません。
そんなの簡単だろう、 「酒のんで眠るべし」とscop君からきそうですが、
一応詩人ですので“酒の力”で眠るのは別です、つぶれるのが正しい。
また、カミさんの手助けをかりるのも別問題です。
そこで私は、絶対眠れる方法を考えました。
えっ、ここまで読んで眠くなった、それはないでしょう。
みなさん、いくらなんでも最後までつき合ってください。
それは、こうすることです。羊を数えるときは、逆から数えることです。
羊が百匹、羊が99匹、羊が97匹、羊が96匹、羊が95匹と反対に、数えることです。
絶対に数を間違えます、途中から元に戻ることがあります。
私は、最後まで数えることができません。羊がゼロになったことがありません。
みなさん、試してみてはいかがですか?
ただ、困ったことに、夢牧場の羊が行方不明なったと勘違いして、白馬にまたがり、
羊を探しに駆け出したことがあります。
ようやく羊を見つけて安心したのか、牧場のくぼ地で落馬したことです。
痛さを我慢して立ち上がったとき、羊は一匹もいません。
ベッドの下に、枕ごと落ちたことに気がついたのでした。
やっぱり、眠れぬ夜は寝ぼけた夢だった。