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「ミッドナイト詩人、クレージーなエッセイをさわやかに綴る」

詩人、俳人、時遊人が、居眠りしながら真剣に書き綴る。
世の中の奇人・変人に警告する「直ちに悔いを改めよ!」

「真夏のミステリー 」

2008-07-23 12:30:41 | ショートショート
今回はとっても怖い真夏の怪談です。
とっても怖いので覚悟して読んでください。

私に、最近不思議な現象がおきています。
真夜中にベッドから落ちそうになる、4,5に1回はベッドから落ちてしまう。
これは謎です、なぜいまこんな現象に悩まされてしいるのか考えてみました。

夜中に寝相が悪く、ベッドから転落するほど激しい寝返りをうったのだろうか。
私は寝ているときにいったい何をしているのだろう。

考えられる可能性はいくつかある。こう見えても、私は名探偵
明智小五郎の親戚と、呼ばれたいと思っているほどの男である。

名探偵は推理する。

「あらゆる可能性を消去して、最後に残ったものが真実である」

だから、まず考えられる可能性をあげてみよう。

(1)私は寝相が悪く、激しい寝返りをうっている。
(2)私は夢遊病者になり、自分の意思に関係なく行動をとる。
(3)私のベッドが呪われている。
(4)私のベッドに生命があり謎の動きをする。
(5)私自身がステップ野郎に呪われている。

それでは、可能性を検証してみよう。

(1) 私は寝相が悪く、激しい寝返りをうっている。
  これは考えられない、そんなはずある訳がない。

私ほど寝姿が美しい男はいないはずだ。その証拠に、たとえば寝る前に
ベッドの上で本を読み散らかしておいても、目覚めたときにはそれらは
綺麗さっぱりベッドの上から無くなっている。これは、私が寝ているときにも
ベッドの上を整理しているからだろう。

(2) 私は夢遊病者になり、自分の意志に関係なく行動をとる。

私が無意識に、自分の意志に関係ない可能性がないわけではない。
が、(1)で説明したようにけっしてありえないのである。(バカバカしい)

(3)(4)については、はっきり言ってどうでもよいことだ。

私は科学的捜査を何より重んじる。
はっきりいって、こんな非科学的なことをいちいち考えるのはばかげている
私は何より宇宙飛行士になって地球を救ったことのある男である。

(5)オイラ自身がステップ野郎に呪われている。

この件に関しては、呪われてみてもたかが知れている。
言ってみれば、「屁のカッパ」だ、おそるるに足らずだ。

以上で、考えられる可能性は消去された。
パソコンならこれで終わりだが、ミステリーは続くのである。
もちろん原因はあるはずだ、ただ一つだけ考えられることがある。



・・・・・・
それは、
・・・・・・
隣で寝ているカミさんだ。

最近暑さのためか、仕事で疲れているのか熟睡できないと言っていた。

この前は、カミさんから反対側の腕で思いっきり回転をつけて、ラリアットを
食らったことがあった。一瞬にして目が覚め朝まで眠れないことがあった。

またある夜は、回し蹴りを食らったこともある、股間にあたらなくてよかった。
股間でうけたら、私だけでなくカミさんだって困るはずだ。(ン!ン?……)

みなさんからは、別々のベッドで寝ればいいのにとコメントが来るだろう。
だが、私は新婚時代から“添い寝”してもらわないと寝付かれないのだ。

特に、呪いの三寸釘を打ってるステップ野郎とはおおきく違うのだ。

今回はこれで、おしまいにする。

真夏の怪談いかがでしたか。怖いですねぇ、怖い、怖い、怖い。
今日はとっても怖い話でしたね、次回はさらに怖い話を期待して下さい。

サイナラ、サイナラ、サイナラ。

なに、今回のオチは途中からわかったのでイマイチだ。
よけいなこと言わないように、面白かったとコメントするように。



「真夜中の怪」

2007-08-24 00:17:59 | ショートショート

 

「真夜中の怪」

 

この話はとっても怖い話です。

心臓の弱い方や、臆病な方はこの記事を読むことを遠慮してください。

またどうしても読みたい方は、真夜中は中止して日中に読むことをお勧めします。

 

これは我が家での出来事です、カミさんが変なこと言うのです。

変なのはいつものことですが、今回は大真面目です。

 

冷蔵庫にネズミがいると言うのです。

「んなアホな」とバカにしましたが、どうしてもおかしいと言うのです。

おかしいのは今はじまったことではありませんが、ちょっと付き合ってみました。

 

草木も眠る「丑三つ時(3:00~3:30)」には無理ですが、

日付が変わる午前0時に、たしかに冷蔵庫から音がします。

 

「コソコソコソ」と、何かが動く音です。

 

本当にネズミであれば、冷蔵庫の中で生きていける訳がありません。

 

でも、確かに何かが動いています。

 

二人で耳を澄ませて聞いてみました。

 

二人とも、鳥肌がたっています。

 

「コソコソコソ」

 

・・・・・・・・・

 

ンンンンン 

 

?????

 

ンンンンン

 

?????

 

・・・・・・・・・

 

~く、気をつけて聞いてみました。

 

原因が分りました。

それは、とっても冷た~いものでした。

 

水を入れておくと、勝手に氷になり、その氷が動く音でした。

 

人騒がせな冷蔵庫でした。

 

じゃんじゃん、おしまい。

 


地球の奇機を救った男達 その3

2007-08-08 00:00:01 | ショートショート

 

地球の奇機を救った男達 その2 から続く

 

「宇宙飛行士を突然襲った謎の病気?」

 

だが事件はそのときに起こった!

また、新たな隕石か? 二人は宇宙船に戻れるだろうか?

 

「SOS,SOS,SOS」

 

ステップ隊員から救助信号が発生した。

 

ステップ隊員「大変だ、息が、息が苦しい!」

ステッキ隊員「どうした、アクアラングが故障か、新種のウイルスか?」

 

スキッパ副長「どう言う状態だ、説明せよ?」

ステップ隊員「ク、苦しい・・・トトト、ツツツ、トトト」

 

スキッパ副長「モールス信号ではなく、文字で示せ!」

ステップ隊員「ワ、カ、ッ、タ、・・・」

 

 

これをそばで見ていた、ステッキ隊員は笑いをこらえることが出来なかった。

 

ステッキ隊員「ガハハハ・・・、これは大笑いだ、爆笑だ。がははは・・・

が、今度は突然、ステッキ隊員が苦しみだした。

 

ステッキ隊員「大変だ、今度はこっちが、苦しい S・O・S」

スキッパ副長「どういう状態だ、詳しく説明しろ」

ステッキ隊員「ク、苦しい・・・トトト、ツツツ、トトト」

スキッパ副長「同じこと言わすな、モールスはやめろ、文字で説明しろ」

 

 

宇宙ステーションから見ていた、スケッチ船長はあきれて一言いった。

 

スケッチ船長「バカかあいつら、ほっとけ!」 

          スケッチ船長は厳しい。

スコップ隊員「爆笑映像が撮れました」

          オフ会のとき酒の肴にしよう。

 

と言う訳で地球の奇機は、二人の優秀な宇宙飛行士によって守られました。

本来であれば、地球に帰還したとき表彰されるべきでした。

               が!

スコップ隊員が撮影した、「おならをしちゃった」と「笑いすぎて酸欠」

の写真のせいで、表彰どころか、金一封もいただけませんでした。

。←クリック 爆笑問題、いや爆笑間違いない。

 

ショートショート「地球防衛軍の勇気ある活躍」いかがでしたでしょうか?

 

その後、地球防衛軍の、ステッキ隊員は「宇宙非行士」と呼ばれ、

ステップ隊員は「宇宙屁行士」と呼ばれ、まもなくリストラされました。

最後までお付き合いありがとうございました。

 


地球の奇機を救った男達 その2

2007-08-07 00:00:01 | ショートショート

 

 前回より、地球の奇機を救った男達 その1から続く

「野郎ズブログ」地球の奇機を救った男達 その1から続く

 

「船外活動、宇宙ステーション修理」

 

スケッチ船長の命を受けて、二人の優秀な飛行士は、

宇宙ステーションの修理にかかります。

 

宇宙服はNASAが腕にねじり、もとい腕によりをかけて

開発した自信作です。見た目よりは動きやすく、機密性は最高です。

 

じつは、この気密の高さがその後の災いをまねくことになる。

下手な住宅の高断熱高気密とは問題になりません。

まず、勇敢な私、ステッキ隊員が船外に出ます。

続いて、ステップ隊員が、つづいて船外に出ます。

そのときの船外活動の映像です。この写真はスコップ隊員が記録した模様です。

二人は普段は好き勝手な行動をとるが、スケッチ船長には逆らえないのだ。

二人で協力して、心臓部といわれるアンテナを修理にかかりました。

 

ステッキ隊員「溶接機と、溶接棒をくれ」

ステップ隊員「はい」と用意してある溶接ホルダーを渡す。

 

ステッキ隊員「強力接着剤をくれ」

ステップ隊員「はい」とアロンアルファを渡す。

 

ステッキ隊員「凸凹を整えるから、モルタルをくれ」

ステップ隊員「えっ、モルタルって、これは女性の化粧品ですよ」

 

ステッキ隊員「それじゃない、業界用語でパテのことだ」

ステップ隊員「えっ、パテですか? じゃこれですね」と言って渡す。

 

なんだかんだで、漫才みたいなやりとりしながら、緊迫の時間は過ぎた。

約三時間位で、アンテナの補修は終了し、二人はほっとしました。

 

だが事件はそのときに起こった!

このSF超大作、最大の危機が迫ってきたのを誰も気が付いていない。

また、新たな隕石か? 二人は宇宙船に戻れるだろうか?

 

二人の運命はまた、宇宙ステーションの乗組員の安全は、

次回感動の最終回へと続く!

 


地球の奇機を救った男達 その1

2007-08-06 00:01:39 | ショートショート

 

スリルと恐怖のサスペンスSF超大作、夏休み特別企画として送りいたします。

例によって、ブログ2元同時中継で送ります。(なるかも?知れません)

「プロローグ」

地球の遥か上空に浮かぶ秘密基地がある。このことは絶対に秘密である、

無数に宇宙空間を彷徨う隕石と、エイリアンからの侵略を阻止するため、

地球全人類で建設された宇宙ステーションである。

スリルと恐怖のSF超大作である。(作者が勝手に思っているだけである)

 

今回はこの記事を読んだ方は、絶対に内密にすることを条件に投稿する。

地球防衛軍の宇宙ステーション、なぜこの映像を入手できたかは公にできない。

なぜなら入手経路がわかったら、私自身が身の危険を感じるからである。

なお当時私は宇宙飛行士だった、内部秘密を暴露するのだから、みなさんも

絶対他言は無用です。秘密厳守できない読者はこのまま撤退してください。

 

「登場人物」

 

地球防衛軍の宇宙ステーションで、活躍する優秀な宇宙飛行士です。

「スケッチ船長」 当ステーションの最高責任者、厳しい性格を持っている。

「スキッパ副長」 船長を補佐し、全体のまとめ役。船長には頭が上がらない

「スコップ隊員」 地球との連絡係、また当ステーションの記録係。

「ステッキ隊員」 当ステーションの技術屋。最年長だが皆から信頼される。

「ステップ隊員」 最年少の優秀な隊員。じつはよく分からない隊員である。

 

「地球防衛軍の宇宙ステーション」

 

この地球防衛軍の宇宙ステーションから、突然始まるのである。 エイリアンからの

侵略また、宇宙空間を漂う隕石を回避するため、この宇宙 秘密基地は100%完全で、

そして休むことなく働くことが任務とされている。

 

この事件が発生した期日は発表できませんが、大変な重大な事故が起こった。

宇宙空間を彷徨う隕石が、このステーションの上部アンテナに衝突したのだ。

アンテナの損傷は、重大な危機である、無論地球からの連絡は途絶える。

また、宇宙空間の放射線の有無、また電波望遠鏡も使用できない。

大変な危機的状態である。

 

「緊急事態!発生!! 緊 急事態!発生!!」

 

スケッチ船長「船外活動で、損傷箇所を直ちに修理せよ」

ステッキ隊員「ラジャー、私のほかにもう一人必要です」

スケッチ船長「ステップ隊員、ステッキ隊員の補佐を命ずる」

ステップ隊員「ブラジャー、もといラジャー」常にHなこと考えている。

 

緊急指令で、エロ本を放り投げ、船外に出た簡単に言うと宇宙遊泳です。

危険回避するため想定した特殊道具を用意し、スケッチ船長の命令に従った。

前置きが長いと嫌われるが、例によって、2元中継されております。

 

一刻を争う緊急事態に、二人はどう対応するのか、また修理はどうするのか。

はらはらドキドキの宇宙空間での活躍は? 次回に続きます。

 


「ブラック君の独り立ち #3」

2007-06-04 23:37:47 | ショートショート

 

「ブラック君の独り立ち 居候編」

間違ったことの嫌いな、正直なブラック君の物語です。

前回からの続きです。

う~ん、交渉決裂になったブラック君の運命はいかに。

いよいよ感動の最終回です。

 

みなさん、ブラック君の最後の言葉を知っていますか?

 

ス「無職で住所不定では話にならない、ヤーさんの世界だ、帰れ帰れ時間の無駄だ」

ゴ「なにもそこまで言わなくても、よーし覚えてろ」

 

そうです、ブラック君はステップ野郎の家に住み着いたのです。

ブラック君は、ステップ野郎に言われた最後の言葉で我に返りました。

生きていくには多少は、他人に迷惑かけても仕方のないことだと悟りました。

迷惑を気にしていたら生活できない、ターゲットはどこにするか迷った。

居候先は、現在居候身分のステップ野郎んちが、一番いいのだ決めたそうです。

なんといっても、心優しい?ステップ野郎です。

(本人が「野郎ズブログ」で言ってるので間違いなないと思う)

ステップ君は、最近風呂場はもちろん、水周り関係の掃除当番になったそうです。

ゴキブリ君の生命力をバカにした為か、また居心地がよかったのか、

最初は数匹だったが、いまでは数えることができないくらい繁殖しました。

末永く幸せ暮らしているそうです。ゴキブリ君が最初に出会ったのが、

ステップ野郎です。生きていくのにいかに出会いが大事だと言うことが、

この物語で表していると思います。

めでたし、めでたしと、これで終わります。またいつの日か会いましょう。

 

あとがき。

ステップ君の家は自分で設計施工した、高断熱高気密の都会的なモダンな住まいです。

いますてきなカミさんと、可愛い女の子とキカンボ男の子の二人の父親です。

仕事も忙しく、幸せの絶頂なのでちょっとからかってみました。

忘れたころに、装いも新たに次回作品に続く。

 


「ブラック君の独り立ち #2」

2007-06-03 22:38:21 | ショートショート
前日の「ブラック君の独り立ち、旅立ちの章」を読んでからでないと、理解できないと思います。

また「野郎ズブログ」6月1日から訪問されたかたごゆっくりどうぞ。

ブログ二元同時中継、二人の作家が別々の物語を進めています。

部屋を借りに行った、ブラック君の運命はいかに。
間違ったことの嫌いな、正直なブラック君の物語です。


ゴ「たくわんならあります、たくわえはないが生きて行くには簡単ですよ」

ス「そんな寒いしゃれ言っても、さすがにそんな方には紹介できませんね」


「ブラック君の独り立ち 交渉決裂?」


ゴ「真面目に生きている方には貸さないのですか?」

ス「え、真面目って、あなたとステッキ野郎には似合いませんよ」

ゴ「両親とまた兄弟と離れ離れになってから、ずっとひとりです」

ス「別に部屋なんか借りなくても、勝手口から進入して住んでしまえばいいのに」

ゴ「それは簡単ですが、私はあなたと違って心が痛むのです」

ス「心が痛むって言われても、ピンときませんなぁ」


ス「それでは、知り合いに保証人はいませんか?」

ゴ「私に似ている、カブトムシさんではいかがでしょうか?」

ス「それでもいいが、カブトムシさんの年収はいくらかご存知ですか?」

ゴ「さっそくカブトムシさんに相談してきます」

  ピポパ…ペポパ…電話をかける。

ゴ「あ~ハローもし、カブトガニさん、もといカブトムシさんですか?」


といってその場を立ち去った。2時間後ゴキブリ君が現れた。


ゴ「だめだ、カブトムシいわく、お前に似ているだけで迷惑している」

ゴ「逆にお前から迷惑料をもらいたいと言われた」

ス「そりゃそうだろう、はじめから無理な話だ」(バカにした目付きで言う)

ゴ「ついでにハローワークに行った、住所不定では仕事の紹介もできないと言われた」

ス「無職で住所不定では話にならない、ヤーさんの世界だ、もう帰れ帰れ時間の無駄だ」

ゴ「なにもそこまで言わなくても、くそ、よーし覚えてろ」

ス「やっと帰ったか、損した気分だ。野郎ズブログでも見て暇つぶしした方が良かった」


なお、ブラック君の最後の言葉を理解できなかった、ステップ野郎は後悔するのであった。

作者は行き当たりばったり。次回感動の最終回へつづく。

新進作家衝撃のデビュー作

2007-06-02 22:56:21 | ショートショート
この前といっても、3ヶ月前小説家になろうと思ったときがあった。
そのときの書いた未完成の作品です。週間誌にはまだ発表していません。
私のデビュー作をここに発表します。

タイトル 「ブラック君の独り立ち」

「プロローグ」

間違ったことの嫌いな、正直なブラック君の物語です。
年齢は人間の世界でいうと、18歳です。夢と希望がいっぱいの高感度抜群の
ブラック君の話です。
予備知識として、こちらをごらんください。

「さいっみつかったか」を読まれた方だけ次にすすむ。
面倒なので、読まなかったと言う人は振り出しに戻る。(すごろくやってんじゃねぇ)

物語の主人公は、このブラック君とは違います。
彼は、正直すぎるくらい真面目なブラック君です。(まるで時遊人みたいです)

それでは今日はこの辺で、さよならさろならさよなら、次回へ続く。
イテテ、あっちこっちからパンチが飛んできた。それではもう少し続けます。

「ブラック君の独り立ち 旅立ちの章」

春は引越しのシーズンです。また恋をするためにも、将来の為に行動を起こしました。
まずてはじめに、これから真面目な生活するために部屋を借りることにしました。
そこでいま、マスコミ界でひっぱりだこの藤原紀香のCMの、レオパレス21にと思いましたが、
新婚で忙しいので立ち会っていられないと断られました。
しかたなくこの辺で、宅地建物取引主任者の資格がある、ステップ野郎に相談しました。

ブラック君(今後ゴで表す)「すいません、住むところをさがしているのですが」

と言って、ステップ野郎(今後スで表す)の株レタ会社○○工業にやってきました。

ス「あれ? いらっしゃいませ。どのような部屋をお探しで?」

ゴ「静かで他人の時間に左右されない高断熱高気密の部屋です」

ス「あ、そうですか、それはあなたが住むにはきれい過ぎませんか?」

ゴ「大丈夫です、私はきれい好きですから」

ス「あなたにそう言われましても、職業はなんでしょうか?」

ゴ「仕事は何もしてないです」

ス「え、じゃ年収は聞いても無駄ですね?」

ゴ「ええ、無報酬です」

ス「えっ、いまどき金のないのはステッキ野郎か、バカ野郎くらいですよ」

ゴ「それは言いすぎでしょう、彼も見て怒っていると思いますよ」

ス「それでは、いままではどちらの団体に所属していましたか?」

ゴ「全日本ゴキブリ連絡協議会秋田県連合県南支部がありますが」

ス「えっ、まるで暴走族みたいですね、そんなのあるんですか?」

ゴ「ほっとけ、だから私は入会していません」

ス「会費払えなかったですか…、それではいくらか蓄えはあるんですか?」

ゴ「たくわんならあります、たくわえはないが生きて行くには簡単ですよ」

ス「そんな寒いしゃれ言っても、さすがにそんな方には紹介できませんね」

ブラック君の生命力、繁殖力は誰もが認めるところだが。
ドキドキ、ハラハラの緊張した展開は次回へつづく。


今後どう変わるのか楽しみである。