ミケの雑記帳

グ~タラしたい毎日

琵琶湖一周旅行⑥ ひこにゃん

2010年09月03日 17時13分43秒 | お出かけ
この夏、ひこにゃんを生で見れたことが一番の思い出であったと思います。
ゆるキャラの先駆者はやはり人気者でありましたよ。

11時半くらいに近江八幡を発ち、12時には彦根城近くのショッピングセンターに着きました。
昼食は特に食べたいものが無かったのでマックでした。
夏休み中のお昼なんでさすがに混み合ってましたね。
午前中の安土で結構ダメージくらってて食欲なかったんですが、まだ歩き回らなきゃいけなかったので無理矢理食べました。

食後、このショッピングセンターから大して距離は離れてかったので、車は置いて歩いて彦根城まで行くことにしました。
これが失敗で、照りつける太陽と気温の高さで行きの時点でくたばりかけました。
帰りは『+疲労』が追加効果になって、さらに身体を痛めつけることに・・・。
彦根城内にちゃんと駐車場(有料)は完備されているので、一周する場合は無理せずここの駐車場を利用するといいです。

彦根城へは京橋口から入っていきました。
入ってすぐのところには高校があります。
彦根城の城郭には他にも中学校や裁判所、図書館に球場と街の一部になっています。
前を歩くご夫婦に倣って、しばらく内堀に沿って歩いていくと表門橋に着きます。
この橋を渡ると管理事務所があり、そこでチケットが買えます。
チケットは博物館、天守、玄宮園のセットのやつを購入しました。

とりあえず天守閣へと向かおうと思ったんですが、博物館脇の今日のひこにゃんと書かれた看板に『博物館 1:30』と書かれているのが目に入りました。
時間は1時。
「博物館を見回ればちょうどいい時間になるのでは?」を思い、先に博物館見学をしました。

博物館の展示品は彦根城主の井伊家に伝わる所蔵品がメインで展示されています。
赤備えで有名な井伊軍団の朱に塗られた具足はさすがに圧巻でした。
他にも刀剣や茶器、楽器なんかも展示されてました。
博物館の奥には屋敷がそのまま残っていて、座敷や庭園が見られます。
住みたくなるような和室でしたよ。

そうこうしているうちに時間は1時半。
ひこにゃんが博物館の奥より登場。
博物館入り口のカウンター横の小さなスペースがひこにゃんの撮影場所になっていて、その後方には順番に並ぶ列が・・・。
しかも、列は博物館の外まで続いている。
「男一人でひこにゃんを撮るために並ぶのか?いや、折角来たのだから撮らねば。しかし一人はキツいぞ」とか、ちょっとした心の葛藤はありました。
が、ひこにゃんを見たら「これを撮らずに帰ったら駄目でしょ」って感じで列に並びました。

猛暑の中、家族・夫婦・カップルなどといった組の集団に男一人で並んでやりましたよ。
並んでいる途中、暇で樹の枝の先っぽを見ながら「大学で枝の分かれ方で植物を分類するやり方を習ったなぁ」とか思っていると、オイラの様子を見ていたカップルが「何を見ているんだろう?」と自分が見ていた視線の先を探っていました。
大したものなど何も無いわ、馬鹿めが!

そんなに待つことはなくサクサクと博物館の中に舞い戻り、先程のスペースにやってきました。
そして、ひこにゃん登場&オンステージ開始。
ひこにゃんが歩く、回る、かがむ、揺れる。
オイラはひたすら動画を撮ってました。
生ひこにゃんはかなり癒されますね。
連日の猛暑に対する怒りも和らぎますよ。
今年の夏最高の一時でしたね。
普段、ひこにゃんは屋外で活躍中なんですが、暑いと大人の事情でクーラーの効いた場所じゃないと大変みたいです。
いや~、中の人なんていませんって。

ひこにゃんは列を並びなおせば何度でも撮影可能です。
とは言え30分の時間制限があるので何度もって訳にはいかないでしょうけど・・・。
こうして楽しい時間をひこにゃんに提供してもらった後は天守へと攻め上がりました。


今日の天気 
 ひこにゃんの鈴、鳴るんですよ

琵琶湖一周旅行⑤ 近江八幡

2010年09月02日 12時03分19秒 | お出かけ
写真は前回お話した安土城天守閣跡からの眺めです。
分かりづらいですが、陸地のきれた奥側は琵琶湖です。
現在は干拓されて写真のように田畑や住宅がありますが、当時は内湖が安土山を取り囲むようにして存在していました。
西の湖と伊庭内湖がその名残になるんでしょうね。

少しの休憩の後、安土城跡を後にして『安土城考古博物館』と『安土城天主 信長の館』に行きました。
移動の車は登山の影響で膝が笑いながらの運転でした。
マニュアル車はこういう時にツラいわ。

まずは博物館。
常設展としては弥生・古墳時代の近江の人々の生活と安土城を中心とした中世の城郭や織田信長について紹介されていました。
今もまだやっていますが、この時企画展として戦国時代の武士や忍の持ち物なんかの展示もありました。
いや~、銅鐸がずら~っと並んでいる様子は壮観でしたね。
銅鐸の他にも、銅剣・銅矛・銅戈・銅鏡・埴輪・馬具の装飾品・・・。
古代のロマンたっぷりでしたよ。
ここまでの展示は初めてだったので興奮してしまいました。
中世の展示室では安土城全体の模型が展示されていました。
企画展の展示物も見ていて心躍るようなものばかりでした。
一番驚いたのは毛抜きが戦国時代から存在していたことでしたね。
しかも、ほとんど現代の毛抜きと形状が変わっていませんでした。
この毛抜き、月代は江戸時代は剃ってつくっていたみたいなんですが、最初は毛を抜いてつくっていたみたいです。
痛そうだ。

博物館を満足しながら見終えて信長の館へと移動しました。
ここにはセビリア万博で展示されていた安土城天守の最上部5,6階部分が原寸大のものが見学できます。
5階部分は黄金の間と呼ばれ、金箔の壁と釈迦説法図の襖絵に囲まれています。
階段を上れば6階部分も見ることが出来ます。
5階も6階も金ピカでしたよ。
豪華絢爛とはこのことだ。
他には豪華な食事の展示もありました。

博物館も信長の館も朝から家族連れやお年寄りが何組か来てましたね~。
あと、外の売店のおばちゃんがテレビ電話で孫か誰かに電話していたのがおもしろかったです。

このあと、近江八幡市街地へと移動して『たねや』というお店を訪ねました。
インターネットで調べて美味しそうだった『ふくみ天平』というお菓子を買いました。
後日食べてみましたが、このお菓子は最中の皮と餡が別々になっていて食べる時に合わせるというつくりになっています。
美味しかったです。
上品な粒餡に餅も入っていて、皮がサクサクしてて美味しかったです。
買って正解でした。

今回は安土城がメインでしたが、他にも近江八幡城跡や観音寺城跡もあり、また季節によっては水郷めぐりも出来ます。
まだまだ魅力たっぷりの近江八幡を後にして、午後のメインである彦根城へと向かうのでした。


今日の天気 
 たねやはバームクーヘンが有名みたいです

琵琶湖一周旅行④ 安土城跡

2010年09月01日 17時39分13秒 | お出かけ
近江八幡から道路に表示された案内板に従って移動。
市街地から10分弱で安土城跡に到着。
砂利の広めの駐車場に車を停めてとりあえずトイレへ。
山の上はトイレないです。
この時ちょうど開山の9時でしたね。

まずは大手門跡地の広場を見回してました。
そこから坂を少し上ると受付があります。
入山料は500円でした。
受付を過ぎるとすぐに大手道という名の石段の上り坂。
まん丸まで続いていて、全部で400段くらいだったと思います。
かなり急です。
しかも段差がまちまちで、中には5,60cmの段差のところもあったと思います。
この段差は上りでも下りでも肉体へダメージを与えてくれます。

大手道を上ってすぐの場所、右に前田利家邸跡が、左には羽柴秀吉邸跡がありました。
跡地なので石垣以外何も残っていませんが、看板にはこのようであったのではないか?という邸宅の様子が描かれていました。
羽柴邸は平たい感じだったんですが、前田邸は石垣が入り組んでいて平屋が作りにくそうな感じでした。

さらに少し(この少しが結構キツいんです)上ると、見寺仮本道というのが右手にあります。
ちょうど前田邸跡の上にあたりますね。
見寺というのは安土城の城郭内に建てられていて、あとで述べますが、現在も跡地が存在しています。
ここは本堂などが焼失してしまった後に、徳川家康邸跡に建てられたものです。
日曜・祝日は別途拝観料が必要ですが入れるみたいです。

さらに急な石段を上って後ろを振り返ると眼下に田んぼが広がってました。
安土山の南側は地形的な変化はしていないみたいなので、信長さんなんかも似たような景色を見ていたかもしれません。
石段の途中には石仏が石段の一部として存在しています。
ちょっとビックリします。

大手道の石段を上りきって少し行くと分かれ道があります。
北に行けば天守跡、西に行けば見寺跡です。
自分は先に見寺跡に向かいました。

裏門跡を通り本堂跡へ。
そこは展望台な感じで、写真のように西の湖が望めます。
奥にある山は長命寺といい、その向こうに琵琶湖・沖島があります。
この眺めで少し疲れが癒されました。
ここも石垣くらいしかありませんでしたが、三重塔だけは完全な形で残っています。
もう少し下ると二王門があるんですが、面倒なのでやめました。
この見寺はイメージ的に勝手口みたいな感じで、ここを通り抜けて本丸へと向かう人も当時多かったようです。

この後ついに天守跡へと向かいました。
相変わらず石段はキツかったです。
途中、森蘭丸邸跡なんかもありました。

安土城は本能寺の変で織田信長が殺されたあと明智光秀に攻められました。
その際、原因は未だに特定されていませんが、天守なんかが焼失しています。
その後は焼失しなかった二の丸は使用されたみたいですが、天守などは修復されることはなかったみたいです。
実際、二の丸だけで事足りたみたいですし・・・。
ここには石垣以外に供養塔や信長公本廟、天主の礎石が残っていました。
天守跡の石垣からは琵琶湖が望めます。

全部見るのにかかったのは1時間程度でしたかねぇ。
戻る途中で家族連れが何組か来てました。
自分は戻る時に大手道を引き返しましたが、段差のキツい石段を下りるのは大変でした。
足腰の負担が半端じゃないし、意外に腹筋を使いました。
順路では見寺側から下りていくことになっていて、そっちの方が石段が歩きやすきなっているので順路通りがいいと思います。
下りたら受付前のベンチで水分補給をガッツリしましたよ。
高くない山でも勾配がキツいと洒落にならんわ。

安土城は基本的に石垣や石段くらいしか残っていません。
自分は歴史好きで当時の暮らしや城のつくりなんかにも興味があるので楽しめました。
単純に戦や武将が好きってだけの人には合わないかもしれません。
まだまだ未調査の部分が多く、山を少しずつ切り開きながら全体像をハッキリさせていく感じでしたね。
これからも発掘調査や整備が進むとさらにおもしろそうです。


今日の天気 
 行けて本当に良かったなぁ