トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

ドイツ入院生活8

2009-03-18 20:19:43 | おべんきょう
入院7日目:火曜日


毎朝配られる、その日飲む薬。
今日もいつもと同じく、朝はカプセル3錠、粉薬1袋、座薬1本。

ん?いつもと同じ!?


おかしい!絶対おかしい!!
大腸カメラは当日絶飲食。
ましてや座薬なんてもってのほかでしょ?
前日危惧していた「指示が伝わってない」疑い、かなり濃厚。

これはナースに確認せねばなるまい。
「今日大腸カメラやるのに薬飲んでもいいの?
っていうか下剤飲まなくていいの?」
ってことを聞きたくて、でも下剤という単語がよく伝わらなくて
身振り手振り、隣のおばさんまで巻き込んでの大騒ぎ。
結局、飲み薬は今飲みなさい、座薬は検査が終わってからという回答。
下剤については何もわからず。

あやしい。とことんあやしい。
知らないよ、私。検査できなくたって。
ちゃんと「カメラあるんだけど?」って言ったもん。
こうなったら見えなくたって意地でも退院しちゃうもんね。


そう考えてたら検査時間の30分ほど前に浣腸がやってきた。
いささか安心。
今日の流れくらい事前に説明してほしいものだ。



そして検査。
「また寝る?」と聞かれ、そのまま頷き、夢の中へ。




目覚めたら病室。
ナースが来ていて「はい、これホームドクターへ」と手紙をもらう。
なにやら早口なドイツ語で説明されて「わかった?」と聞かれる。
寝起きの頭でわかるわけがない。
「Nein」きっぱり否定。

もう一度説明してくれた彼女。
どうやら昼食を食べたら家に帰っていいらしい。
それって退院ってこと!?

なんかよくわからないけどmichに電話。
「退院できるみたい」

隣のおばさんはすでに昼食を終え
荷物をまとめて帰り支度。
おばさんも退院できるのねー、よかったねー。
私の方が先に出ると思ってたのに。
だから「Gute Besserung!(お大事に)」なんて言葉も勉強しといたのに。
迎えにきた御主人に、反対に言われてしまった。


おばさんが出て行ったらすぐにベッドも撤去され
一人ポツンと病室に。
退院の手続きを説明されるわけでもなく、
何時までここにいていいのかもわからず、
そもそも本当に退院できるのかもわからないまま
michを待つnahe。


そしてmich到着。
2人でナースステーションへ、改めて確認。
退院はできるらしい。
そして通院は必要ないが、ホームドクターにかかる時にはさっき渡した手紙を持っていけと。
これだけ。これでおわり。


結局、はっきりした病名も
検査の結果も
今後どうすればいいのかも
全く医師から説明のないまま退院。


・・・ま、いっか。






その後体調はすっかり元通りになりました。
一応、お酒も食べる量も控えめにはしております。
ドイツに来てから暴飲暴食が続いてたからね、きっとそのせいでしょう。

学校もちょうど春休みに入ったので家でゆっくりしています。
でも家にずっといると暇で、暇だとお腹が空くのよね・・・。


入院生活、退屈なのは辛かったけれど
ドイツ社会にちょっとだけ入り込めていい経験でした。
ドイツ人の喋るスピードにも少しだけ耳が慣れてきたかも。

でももうこりごり。
二度とこんな目に遭わぬよう、気をつけなくっちゃ。




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