トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

新しい酒との出会い

2017-04-10 18:59:42 | おさけ

熟成古酒ルネッサンスというイベントに行ってきた。




熟成古酒とは?
日本酒を熟成させたもののこと。

主催者の熟成古酒研究会の定義では
「満3年以上蔵元で熟成させた、糖類添加酒を除く清酒」
を熟成古酒と呼ぶそうだ。

初めから熟成目的で仕込む場合もあれば
出荷しなかった日本酒を寝かせといたら
熟成しちゃったって場合もあるようで。

さらには家庭で寝かせている愛好家もいるようで。
個人熟成させたお酒も出品されていた。



3年熟成くらいのはまだ日本酒っぽい。
10年経つともう日本酒とは別の物。
琥珀色になってきて
紹興酒に近い味。

出品している蔵元さんも
「中華料理に合います」とか言っていたけど
naheの印象はもう食後酒。
ウイスキーみたいにちびちび呑む感じ。


個人熟成させた中には
越乃寒梅や久保田千寿などポピュラーな酒もあり
飲んでみたけど
元の味の記憶がないから
どこがどう変わったのか?
でも確かに日本酒らしさは抜けて
どれも丸くなっている感じがする。


ほおお、今までに飲んだことのない酒のジャンルだわ。
なんなんだ、 この酒は!?

どうやって作って、どうやってこのタイミングで出すのか
いろいろ聞いてみたい。

しかしこのイベント、大盛況らしく
チケット追加販売までしちゃったものだから
人が多くて多くて。
ゆっくり話を聞く余裕もあまりなく。

いろんな所でちょっとずつ話を聞いたのをまとめると・・・

家庭でも冷暗所に置いておけば
熟成酒は作れる。
熟成酒に向く酒というのはある。
いつ開けるかは気分次第?


感化されやすいmichは
それを聞いてやる気が出たらしい。
うちに冷暗所はないので
naheの実家に置かせてもらうとか言ってる。

でも開けるの勇気がいるだろうねー。
どんな味になるかわかんないんでしょ?
いつ開けるかもなかなか決められなさそう。


いやぁ、マニアックな世界だったわ。
日本酒の森もかなり広く、奥深いと感じた一日だった。


スコッチの森、ワインの森
どれもちょっとだけ足を踏み入れてみたmichnaheだけど
なかなか奥まで行く覚悟はできないよね。
果てがないもの。
この世で酒が造られる限り、
歩けど歩けどどんどん広がるわけで。

楽しそうではあるけどね。