インドで作家業

ベンガル湾と犀川をこよなく愛するプリー⇔金沢往還作家、李耶シャンカール(モハンティ三智江)の公式ブログ

金沢で女友達と再会

2014-12-10 12:17:00 | 
昨夜六時半に福井から金沢到着、常宿の広小路にあるプチホテル、フォレストトインにチェックインしたのが七時過ぎ。
荷物だけ置いてすぐに、女友達との待ち合わせの場である武蔵辻にバスで向かった。

二年ぶりの対面、名鉄エム座のブティックで店長をしている金沢在住歴の長い彼女は、近くのビルに入った「市の蔵」という酒処に連れて行ってくれた。

八番らーめんが経営する八兆屋系統のやや高級感のある居酒屋で、すだれでしきられた掘りごたつ式の座敷空間は落ち着く。
寒ぶりの刺身や、かぶらずし、かにコロッケ、海鮮丼、治部(じぶ)煮、鶏のから揚げ、お漬物とつまみをたくさんとって、生ビールの中ジョッキで再会を祝した。

初めて食べた、金沢名物治部煮<鴨肉(もしくは鶏肉)をそぎ切りにして小麦粉をまぶし、だし汁に醤油、砂糖、みりん、酒をあわせたもので鴨肉、麩(金沢特産の「すだれ麩」)、しいたけ、青菜(せりなど)を煮てできる>がおいしくて、感激。
海鮮丼も新鮮な海の幸が盛りだくさんに載ったゴージャスさで、舌鼓を打った。

女友達は職場の人間関係のことでいつになくいらいらしており、いつもと少し違う風情が懸念された。
おつまみを口に運ぶ勢いも半ば、やけ気味、それでも、昨冬金沢を訪ねたときは、還暦ショックでやや欝気味、会えなかった為、去年に比べると回復、いまだに独身でファッション産業で活躍しているのである。

来春からは新しい仕事を任されているとのことだが、やはり三十年築き上げた大事な顧客との関係が、後継店長の心ない接待で壊されるのが耐え難いのだろう。
どうせ退く職場、もっと割り切ったらいいと思うし、時間とエネルギーの無駄と思うのだが、やはり長年関わった職場だけにこだわりがあるらしい。

生ビールを空けたあとは、ワインは残念ながらなかったので、瓶ビールを一本とってシェアした。
普通、彼女は外で飲むとせいぜい生のジョッキ一本とまりなのだが、自分から瓶をシェアしようと言い出したので、少し驚いた。

いらつきがこちらにも伝わってくるようだったが、久々に会ってとりあえず元気でいることがうれしかった。

奈良この方、ご馳走になりっぱなしの当方、またしても彼女のおごりで恐縮、でも、今回上梓した小説書と京都で買った西陣織の紫地の洒落たコースターをお土産にプレゼントして喜んでもらえたので、相殺されたかな。

海鮮つまみが高かったせいか、しめて8300円だった。

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