<9月11日>
秋の湯や寒肌に染み極楽や
インドにてバスタブ浸かる贅沢や
雨季垢のべたりと取れて初秋(はつあき)湯
秋風やドライクールに湿気取れ
日翳りて秋の涼気頬撫でん
名残雲雨季のあがきか空覆い
<9月12日>
秋の日の柔らかに降る午(ひる)下がり
穏やかに秋陽舞う午休み
ルピー下落円買い時(どき)静観す
廃貨策ツケ回りてインド不況
来選挙政権交代切願う
秋訪(おとな)い半時早まる夕散歩
ぬくぬくと秋の陽だまり憩う牛
缶ビール落として顔は泡まみれ
ビール泡まみれて何の前祝い
空想のトロフィー手に予祝杯
缶ビール床落ち噴出し偽シャンパン
泡まみれ受賞祝う画浮かびいづ
秋宵に月星澄みてきらめきて
藤空に白き三日月昇り来て
受け月の大星ひとつ従えて
銀皿に金平糖の月星ショー
海上の秋空うがつ月細し
<9月13日>
秋来たる初夏と見紛う暑さかな
老い初めて季の変わり目処しがたし
目覚め際喉の干上がる暑し秋
拙き句つれづれに詠み一千超
<9月14日>
夕空や秋焼け染めに海燃ゆる
夕雲の焔に焼けて月星供に
秋空の夕焼けて身ひた火中
帰国前気ばかりせきて荷進まず
(熾<もゆる>)
秋の湯や寒肌に染み極楽や
インドにてバスタブ浸かる贅沢や
雨季垢のべたりと取れて初秋(はつあき)湯
秋風やドライクールに湿気取れ
日翳りて秋の涼気頬撫でん
名残雲雨季のあがきか空覆い
<9月12日>
秋の日の柔らかに降る午(ひる)下がり
穏やかに秋陽舞う午休み
ルピー下落円買い時(どき)静観す
廃貨策ツケ回りてインド不況
来選挙政権交代切願う
秋訪(おとな)い半時早まる夕散歩
ぬくぬくと秋の陽だまり憩う牛
缶ビール落として顔は泡まみれ
ビール泡まみれて何の前祝い
空想のトロフィー手に予祝杯
缶ビール床落ち噴出し偽シャンパン
泡まみれ受賞祝う画浮かびいづ
秋宵に月星澄みてきらめきて
藤空に白き三日月昇り来て
受け月の大星ひとつ従えて
銀皿に金平糖の月星ショー
海上の秋空うがつ月細し
<9月13日>
秋来たる初夏と見紛う暑さかな
老い初めて季の変わり目処しがたし
目覚め際喉の干上がる暑し秋
拙き句つれづれに詠み一千超
<9月14日>
夕空や秋焼け染めに海燃ゆる
夕雲の焔に焼けて月星供に
秋空の夕焼けて身ひた火中
帰国前気ばかりせきて荷進まず
(熾<もゆる>)