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八十路の青春賦 人生の黄金期を自分らしく あるがままに生きる幸喜幸齢者 感謝と幸せの生きがい日記 頑爺/肇&K

旅の一期一会(2)

2023年03月30日 | JR青春ローカル列車の旅(東日本編)
3月29日(水)  6/19℃   
旅の一期一会(2)

青森・八戸駅から青春18切符でも条件付きで乗れる第三セクターの「青い森鉄道」で野辺地駅へ  そこからJR大湊線(はまなすベイライン大湊線)で下北駅へ向かう。 だが、話を割愛して言えば満員のワンマンカーが線路事情で大幅に遅れて到着。 

(以下の写真は千里南公園の散歩道から)



その為に大間港へ向かう唯一のバスが既に出てしまった。 雪交じりの雨の中JRに「臨時バスを出せ」とか騒ぐ人々。 だが大間港から函館港へ向かう津軽海峡フェリーは1日2便で、これに乗らねば翌日しかない。
騒ぐ人々を横目に駅に着き乗客を降ろしたタクシーに飛び乗る。 





女性の運転手に聞けば、大間港迄は1時間20分位かかり、1.5万円ぐらいだがとのこと。 一瞬躊躇したが、でも急がねば後が大変なのですぐに走ってもらう。 前置きが長くなったが、この女性乗務員との出会いの話。







1時間以上の乗車中、30年以上タクシーに乗るというベテラン運転手に現地の状況を聞き、歴史から地域住民のこと、家族、コロナ禍、病院、災害、漁業、季節感、観光、あらゆることを聞き話しながら、フェリーには間に合うからと、風光明媚な所で2回車を下り案内して頂いた。 本州最北の下北半島が好きになった事は言うまでもない。






公園の丘の上から千里中央方面をみる 後方は箕面の山々

書けば長くなるが、運賃も途中でメーターを倒しサービスして頂き、フェリーも間に合い感謝。 本が大好きで待ち時間には何か読んでいるとの事で、丁度一冊だけ持っていた歩き旅の拙著本をプレゼントしたが大喜びして頂いた。 




名刺を頂き、下北に来たときはまた是非との交わりを持てた。 あの列車が遅れていなければ、バスに揺られてそのままフェリーに乗っての事だったが、災い転じて福となす感激の一期一会だった。





*次に日本最北端・宗谷岬を経て稚内のホテル近くの居酒屋で出会った若き薬学部の学生。 大学院へ進む前にと鹿児島から稚内まで、日本縦断の列車旅を終えた所だったようだが、歳の差(56年)を忘れて楽しい旅の会話となった。 





ご家族の事を含め話が尽きなかったが、その時の様子はまたゆっくり書くとして、話から歩き旅の拙著を送りますからと送り先を聞き、帰阪後すぐにお送りした。 自分の孫より若い青年の夢と希望にエールを送った。





*もう一つの出会いは新潟駅から越後線で柏崎駅へ向かっていた時の事。 自分はいつも車輌最後部に荷物を置き、半分以上は立って左右の景色や後部の景色を眺め楽しみ、写真を撮ったりして過ごすが、同じような人がいた。





だが機材は本格的で撮り鉄の方かと。 見れば吸盤付の小型カメラを後部の窓ガラスに着け、走る列車から後部を自動録画している。 60代半ばのご夫婦か?  





奥さまも同じなのか、盛んに左右の窓にカメラを向け、特に駅に着くとホーム上の駅表示板などを撮っておられる。





お二人とも同じ趣味を持ち、分担を決めて動いているのか? その様子に興味を覚えてつい話しかけてみた。





それからの事はまた別の機会に書くとして、とにかくお二人と意気投合。 
いろんな面白いお話に引き込まれた。 聞けば日本の鉄道のもう70%ほどを記録して制覇し、残り30%ほどを今、仕事の合間を利用して同じ趣味の奥さんと共に全国を走り回っているとか。



いつも公園の掃除をありがとうございます と声を掛けて感謝を伝える

奥さんによれば「私は乗り鉄子、主人は撮り鉄男」と笑っていたが。 ご主人によれば「私は女房に金魚の糞のように付いて回っているだけです」と笑う。 仲の良いご夫婦で旅をされていて羨ましい限り。
 




直江津駅でご夫婦とお別れしたが、話の成り行きから拙著をお送りすることとし、帰阪後お送りしたら、すぐにお礼のメールが届き、新たな交わりが始まった。 





JR只見線が不通で通れなかった事、ご結婚されている娘さんから切符をプレゼントされ、これから00へ夫婦ででかけるようなことなど、これからの交わりが楽しみだ。





全く見知らぬ方と、共通の話題があればすぐに親しく交わることができて幸いだと実感する。 
偶然の予期せぬ出会い、一期一会を大切に新たな交わりに感謝です。






千里南公園には野鳥観察の方々が朝から集う


コメント
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