幸喜幸齢 生きがい 日記!       

八十路の青春賦 人生の黄金期を自分らしく あるがままに生きる幸喜幸齢者 感謝と幸せの生きがい日記 頑爺/肇&K

コロナ壁

2020年06月05日 | 夏・喜寿の青春賦 日記!

6月5日(金) 20/30℃  

コロナ壁

 「コロナの壁」と聞くが「壁」と聞くと想う事がある。

 旧東ドイツを訪れたのはもう昔の事だが、ドレスデンの街には戦後の修復作業が滞る教会や音楽堂が崩れたままの姿を晒していた。

 東西ドイツを分け隔て、多くの悲劇を生んできた「ベルリンの壁」が崩壊し、その壁を見てこの手で触ってみて涙が出たことを覚えている。 

 ケネディ・アメリカ大統領がまだ分断されたままのこの壁の前で、西から東のドイツ国民に向かって演説したTVの姿も鮮明に覚えてる。  

 旧東ドイツの生活を垣間見ることもあったが、その後 仕事で旧西ドイツ・フランクフルトに滞在し、国際見本市を訪れたり各都市や街を歩きその繁栄を肌で感じ、東西の貧富の差も実感した。

 今 南北朝鮮問題は膠着状態だが、分断されて70余年。  南北を各々同盟国として擁護する大国の思惑に翻弄され、その強大な壁の前で数々の悲劇が続く。    今日 あの拉致被害者の横田滋さんが娘めぐみさんと再会叶わず亡くなられたが、その解決の糸口さえ見えず、民族分断の壁も世界紛争の火種として残る。

 チェコもスロバキアも訪れた事があったが、かつてはチェコスロバキアの統一国家だったが・・  民族の統廃合が続く。

 コロナ禍で90日以上も外出自粛などで自由を束縛されたような「コロナの壁」に囲まれ、ストレスでいっぱいやわ!  との声を聞く。

 「コロナの壁」は細菌に対処する人類の世界戦争だから必要不可欠なのは当然だが、一日も早くワクチンが製造され人類の手でこの目に見えぬ巨大な世界の壁が崩壊することを祈るのみ。

 年のせいなのか? コロナの壁のせいなのか?  昼寝の合間に憂う事は多く、何だか最近はこんなことばかり頭に浮ぶ。

せめて「心の壁」は解放したいものだ  と言うことで、さて旨い酒でも飲むかな・・ 一人酒だが・・ トホホ!

・人間を隔てる壁は今もなお

・東西や南北隔てる人の罪

・人類の敵細菌にコロナ壁

・開放す心の壁に旨い酒 頑爺

南公園の散歩道から  鳥のように壁無き自由な世界へ羽ばたけ

 

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