女優＝女王様より偉いと勘違いした発言で干された主演女優が、起死回生を狙ったらしい一本。
実はこれかなり昔なんだけど原作読みました、絵柄が雑で好きじゃなかったんだけど、女性ならではかなあと思いました。
美しくなるために全身整形してモデルとして大人気となり時代の寵児になるが、後遺症で苦しみ瓦解していくヒロインってな話でしたね。
女性には良く判るのであろう、美しければ何でも手に入るという幻想、美しさを手に入れても日々衰えて行くことの苦しみ、それが美貌を売る仕事であればなおさらというキリキリしたテーマなので、なかなかに痛々しかったし。
沢尻エリカは可愛らしい顔で毒々しくも弱さが入り乱れる凶器のような役を頑張ってましたね、でもなんか下半身がどっしりしていてお尻とかひざとかきれいに見えなかった。
虚実入り混じっているというのが話題でしたっけね。
監督の得意なドギツイ色使いをさらにデジタル処理してギラギラにしているんだろうなぁという悪夢的な画面が、行き過ぎた芸能界の一部を内臓切り開いて見せてあげますよという感じの露悪さを以て、まぶたを無理やり押し開かれて見せられるような感じでしたね。ホラー映画かと思った。
一般映画としては（レーティングはもちろん付きました）えらくべちょっとした濃厚なセックスシーンも多くて、これじゃあ本業じゃなく枕営業と写真週刊誌を駆使してのし上がったのかヒロインはという感じ。
いくらキレイでもあの性格じゃなー、怖すぎるわ。っていうのはダメですかね。 犯罪ものじゃんいろいろ。
ヒロインりりこは、自分が時代の徒花だということは感じてはいるんだが、当然認めたくはないわな。 だって死ぬ思いで全身整形してトップモデルになって、実業家の御曹司もつかまえてっていう世間の羨望の的なんだもん。マネージャーは呼び捨てるわ罵声を浴びせるわ、屈辱的な行為やとんでもないことを見せつけ、挙句の果てには御曹司が自分じゃなくどこぞの令嬢と結婚すると知ったらその令嬢の顔に硫酸かけろとマネージャーのヒモをけしかける始末。すごいっすね。
劇中で、過去の自分という写真が出てくるが、きれいとは無縁だがそこまでヒドいわけでもなく。りりこは美以外は目に入らなかったんだよね、なんか得意なことがあったわけでもなく。
ひじょーにバブリーであったまワリー感が出まくりのりりこで、ヒロインなのに多分共感を覚える人は少ないだろうね。悲劇じゃないもん、だって自分で承知の上の違法な手術だったわけだし、仕事だって望んだ仕事なんだし、だったらちゃんとやんなさいってだけで。途中でもうこんな仕事嫌とか言って泣き出すんだが、ふざけんじゃねえよ。 元がかかってるんだから回収するためには仕事しろよ。
という、ふざけたヒロイン像が甘すぎた。原作もそんなのだったっけ。
モデル事務所の社長の桃井かおりの「居そう、こういう人」というギラギラ感、りりこのマネージャーでこき使われてた地味な女＝寺島しのぶ、りりこに罵られようが男を寝取られようが耐えてる？んだが、この女がのちに大爆弾を落とすんだけど、それをきっちり落とし込めるのが寺島さんのウマいところだね。いい映画にも出るが、仕事選びなさいよな映画にも出る、やるこたちゃんとやる、いい女優だ。
後は、りりこの通っていた美容クリニックの違法手術、後遺症から自殺する女性が多発していることで調査に乗り出す検事の大森南朋がこれまたウザい、やたらポエムな野郎で、ウッゼー！なんか文学青年腐りみたいな、ハルキスト？スノッブ臭ぷんぷんでわかったような口をきく。オネエなメーキャップアーティストの新井浩文、寺島の男なんだがヒモっぷりが似合いすぎた金髪の綾野剛、全く美人と思えないが世間的には可愛いと言われている水原希子等々話題と実力のキャストで攻めてましたね。みんな上手くて、みんな毒々しい。新井さんなんて似合ってたよぉ。
でも、こんなに不快感がゲシゲシ走る映画もないんじゃ？ りりこが可哀想とは一ミクロンも思わないからねぇ、だって自分で望んで手に入れて、でも頭が悪いから自己プロデュースしきれずに壊れただけ、要らないよそんな女。
りりこのやってることが全部土壇場感溢れすぎて、したたかさが無い、でもそれが純粋とも思えないわけで、狂犬みたいな女かかずりたいたくないっすっていうだけで。
ラストもなんとかブラックスワン的で終わったと思ったらなんか要らない感じで「ムーラン・ルージュ」の亜流みたいな映像が続いてなんじゃいってな蛇足で要らなかったな。
それぞれが熱演でしたが、ちっとも楽しくないのでどうだったんだろうね、極彩色で押しまくり音楽もうるさいし。フォアグラとサーロインステーキとアップルパイにアイスクリーム乗せたのを一気に食べさせられる感じでした。
実はこれかなり昔なんだけど原作読みました、絵柄が雑で好きじゃなかったんだけど、女性ならではかなあと思いました。
美しくなるために全身整形してモデルとして大人気となり時代の寵児になるが、後遺症で苦しみ瓦解していくヒロインってな話でしたね。
女性には良く判るのであろう、美しければ何でも手に入るという幻想、美しさを手に入れても日々衰えて行くことの苦しみ、それが美貌を売る仕事であればなおさらというキリキリしたテーマなので、なかなかに痛々しかったし。
沢尻エリカは可愛らしい顔で毒々しくも弱さが入り乱れる凶器のような役を頑張ってましたね、でもなんか下半身がどっしりしていてお尻とかひざとかきれいに見えなかった。
虚実入り混じっているというのが話題でしたっけね。
監督の得意なドギツイ色使いをさらにデジタル処理してギラギラにしているんだろうなぁという悪夢的な画面が、行き過ぎた芸能界の一部を内臓切り開いて見せてあげますよという感じの露悪さを以て、まぶたを無理やり押し開かれて見せられるような感じでしたね。ホラー映画かと思った。
一般映画としては（レーティングはもちろん付きました）えらくべちょっとした濃厚なセックスシーンも多くて、これじゃあ本業じゃなく枕営業と写真週刊誌を駆使してのし上がったのかヒロインはという感じ。
いくらキレイでもあの性格じゃなー、怖すぎるわ。っていうのはダメですかね。 犯罪ものじゃんいろいろ。
ヒロインりりこは、自分が時代の徒花だということは感じてはいるんだが、当然認めたくはないわな。 だって死ぬ思いで全身整形してトップモデルになって、実業家の御曹司もつかまえてっていう世間の羨望の的なんだもん。マネージャーは呼び捨てるわ罵声を浴びせるわ、屈辱的な行為やとんでもないことを見せつけ、挙句の果てには御曹司が自分じゃなくどこぞの令嬢と結婚すると知ったらその令嬢の顔に硫酸かけろとマネージャーのヒモをけしかける始末。すごいっすね。
劇中で、過去の自分という写真が出てくるが、きれいとは無縁だがそこまでヒドいわけでもなく。りりこは美以外は目に入らなかったんだよね、なんか得意なことがあったわけでもなく。
ひじょーにバブリーであったまワリー感が出まくりのりりこで、ヒロインなのに多分共感を覚える人は少ないだろうね。悲劇じゃないもん、だって自分で承知の上の違法な手術だったわけだし、仕事だって望んだ仕事なんだし、だったらちゃんとやんなさいってだけで。途中でもうこんな仕事嫌とか言って泣き出すんだが、ふざけんじゃねえよ。 元がかかってるんだから回収するためには仕事しろよ。
という、ふざけたヒロイン像が甘すぎた。原作もそんなのだったっけ。
モデル事務所の社長の桃井かおりの「居そう、こういう人」というギラギラ感、りりこのマネージャーでこき使われてた地味な女＝寺島しのぶ、りりこに罵られようが男を寝取られようが耐えてる？んだが、この女がのちに大爆弾を落とすんだけど、それをきっちり落とし込めるのが寺島さんのウマいところだね。いい映画にも出るが、仕事選びなさいよな映画にも出る、やるこたちゃんとやる、いい女優だ。
後は、りりこの通っていた美容クリニックの違法手術、後遺症から自殺する女性が多発していることで調査に乗り出す検事の大森南朋がこれまたウザい、やたらポエムな野郎で、ウッゼー！なんか文学青年腐りみたいな、ハルキスト？スノッブ臭ぷんぷんでわかったような口をきく。オネエなメーキャップアーティストの新井浩文、寺島の男なんだがヒモっぷりが似合いすぎた金髪の綾野剛、全く美人と思えないが世間的には可愛いと言われている水原希子等々話題と実力のキャストで攻めてましたね。みんな上手くて、みんな毒々しい。新井さんなんて似合ってたよぉ。
でも、こんなに不快感がゲシゲシ走る映画もないんじゃ？ りりこが可哀想とは一ミクロンも思わないからねぇ、だって自分で望んで手に入れて、でも頭が悪いから自己プロデュースしきれずに壊れただけ、要らないよそんな女。
りりこのやってることが全部土壇場感溢れすぎて、したたかさが無い、でもそれが純粋とも思えないわけで、狂犬みたいな女かかずりたいたくないっすっていうだけで。
ラストもなんとかブラックスワン的で終わったと思ったらなんか要らない感じで「ムーラン・ルージュ」の亜流みたいな映像が続いてなんじゃいってな蛇足で要らなかったな。
それぞれが熱演でしたが、ちっとも楽しくないのでどうだったんだろうね、極彩色で押しまくり音楽もうるさいし。フォアグラとサーロインステーキとアップルパイにアイスクリーム乗せたのを一気に食べさせられる感じでした。
