語ろう! 宝塚とかジョジョとかガッチャマンとか。

まさかのここに来てヅカオタ状態、日々叫んでおります、ほかにジョジョ、初代ガッチャマン等好きです。
管理人 Masayo

「アマデウス・ディレクターズカット」@BS2

2010-06-23 23:15:00 | Movie
今は亡き?テアトル新宿タイムズスクエアで観ました、素晴らしくて3時間の長さもまったく気にならなかったなあ。
オリジナルも大好きでしたが、追加場面が増えたこちらのほうが詳しくいろいろわかって更に良し。

もう、言うことがないのです、パーフェクトなのです。

映画としてパーフェクト。

モーツァルト知らなくたって全然OK。 知ってると更に楽しめます。
わたくしはモーツァルトは「聴くだけ」なら大変好きです。でも歌うにせよ弾くにせよ、難しぃいいいい。

でもやっぱり素晴らしい。天上の音楽というのはきっとこういうものなのね、と思ってしまう。サリエリはただの凡人じゃなかったと思います、いい地位を得て名声も人気もあったが、モーツァルトが同じ時代、同じ場所に出て来ちゃったのが運のつき。
しかし、モーツァルトの音楽の素晴らしさを誰よりも理解できたのは、多分サリエリただ一人。大いなる構想の元に作られた舞台劇を緻密な演出とゴージャスな映像、華麗な音楽でつづった名作。メインの出演者たちはその後見たことがなくて残念ですが、サリエリのみならずモーツァルトにもアカデミー主演男優賞をあげたかった。
あ、ディズニーの「ノートルダムの鐘」のカジモドの声やってたんだ、トム・ハルスさん。

サリエリが送り込むスパイのメイド役でSATCのミランダことシンシア・ニクソン、モーツァルトの友人の俳優で興行師のシカネーダー役で、「オペラ座の怪人」のムシュー・アンドレ役のサイモン・キャロゥがそれぞれ好演。ふたりとも最初に観た時にすごく印象強くて、後年ミランダやらアンドレやらで観て「あ、あのひとだ」とすぐわかったくらい。

自分のお墓すらなく、共同墓地にボソッと落としこまれて石灰かけられて終わりだったモーツァルトの最後。 天才といえども落ちぶれて死んでしまっては儚く、しかし彼の音楽は死後も永遠に生き続ける。一方で、老いさらばえ精神も危うくなったサリエリは病院に送られ、まだ生きてはいるものの彼の存在は誰からも忘れられている。

神はどちらに味方したのか。 神に対する人間の挑戦とも言えるテーマが壮大で面白く、人間の素晴らしさと物悲しさを思い知らされる傑作でした。

やっぱりこれはわたくしの永遠のベストワンムービーです。

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