映画で綴る鑑賞ノート

ドキュメンタリーを中心に、新作映画を楽しく語ります。
鹿児島弁のコーナーもあるよ。

全身小説家

2005年02月12日 | スクリーン
 取り巻きを美声で酔わせ誘惑し 居心地の良い虚構に生きる

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

★★★★ 1994 日本 監督:原一男

「生産者は預言者でなければならない」と言ったのは、故・吉田善哉だが、

ドキュメンタリー作家こそ、預言者でなければならないと感じた。

どの時点で、彼の年譜の嘘を見破っていたのか?、見当がついていたから撮影に入ったのか?

彼の経歴を辿るインタビュー等は、死後、撮影されたものと思われるが、

彼の言動と見事に相反していて怖いくらいに面白い。

あと、手術場面は本物なので、ご覧になる方は、ご注意を…

                                       全身小説家

最新の画像もっと見る