映画で綴る鑑賞ノート

ドキュメンタリーを中心に、新作映画を楽しく語ります。
鹿児島弁のコーナーもあるよ。

2006年 3~4月の新作映画 マイ・ベスト10

2006年04月30日 | その他
洋画では、前評判の高い作品 (○○賞受賞!とか) が多いなか、 『エミリー・ローズ』 が強烈に印象に残っています。 邦画は、この5作品しか観ていません… でも、『ヨコハマメリー』 は、今年のベスト1になるかも。        洋画      1 うつせみ      2 メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬      3 エミリー・ローズ      4 ククーシュカ ラップランドの妖精     . . . 本文を読む

アイス・エイジ2

2006年04月29日 | スクリーン
CGで描かれたマンモスの毛並みの美しさに見惚れていましたが、 よくよく考えてみたら、メインの三頭はオスなんですよね。 ※ ネタバレ 注意! ※ それぞれに悩みを抱えていても、男の友情だけじゃあ、間が持たないし絵にならないと 思ったかどうかはわかりませんが、新キャラとして、メスのマンモスが追加されました。 ところが、これが、いかんせん、マンモスなので、可愛くない。 鼻はあっても、華がない。 遠 . . . 本文を読む

ヨコハマメリー

2006年04月28日 | スクリーン
横浜とは縁もゆかりもありませんので、このメリーさんの存在は、全く知りませんでした。 ※ ネタバレ 注意! ※ にもかかわらず、ラストは、まさかまさかと思ってはいましたが、 思わす声が出そうになるほど、グッとくるものがありました。 ラストが劇的で印象に残る映画はたくさんありますが、 ドキュメンタリーでは稀なのではないでしょうか? というのも、この映画は、掴みがかなり効いているので、 よけいにラ . . . 本文を読む

プロデューサーズ

2006年04月27日 | スクリーン
仮に、ミュージカルの映画化がブームとなり、古今東西あらゆるミュージカルが映画化され、 次から次に上映されたならば、「また、ミュージカルかよ!」 と、飽きてしまいますが、 ここ何年かは、いい感じで、毎年1本、ミュージカルの大作が届けられており、 ブロードウェイはおろか、劇団四季すら未見の映画好きには、ありがたいことです。 昨年の 『オペラ座の怪人』 のときも、そんなこと言ってたような… ※ ネタ . . . 本文を読む

三池 終わらない炭鉱【やま】の物語

2006年04月26日 | スクリーン
“月が~出た出~た~” の炭坑節で知られる、三池炭鉱のドキュメンタリーです。 ※ ネタバレ 注意! ※ といっても、三池炭鉱はすでに閉山していますので、 当時を知る関係者の証言を中心とした構成となっています。 戦後の日本の復興を、地の底から支えていた炭鉱跡が、 今では、“負の遺産” として語られているのは何故なのか。 貴重な証言が、様々な事実を浮き彫りにしていきます。 受刑者による囚人労働 . . . 本文を読む

ククーシュカ ラップランドの妖精

2006年04月24日 | スクリーン
まず、前知識として、フィンランドは第二次世界大戦時、ソ連に奪われた領土を奪還するため、 対ソ戦中のドイツに協力を求め、ソ連と戦争状態にあったことを知っていると、より、楽しめます。 ※ ネタバレ 注意! ※ が、そんなことは少しも知らずに、フィンランドといえば、 森と湖とムーミンというイメージのまま鑑賞した私は、 序盤、二人の軍人が、何故、そのような状況におかれ、 何故、そういう状態になったのか . . . 本文を読む

鹿児島弁で綴る、或る日の出来事。(職務質問編)

2006年04月22日 | 鹿児島弁
うんまれっ、はいーめっ、職務質問のば、受けもした。 そいも、日本で、いっばん、おきゃっさぁがうえちゆわれちょっ、 しんじゅっのえっでごわんど。 巡査どんが、ふたい、「ちょっ、すんもはんどん、はんが鞄のなこ、 見せっくいやはんか」 ち、ゆうてきっせぇ、 こや、さかろわんほがよかちおもたもんじゃっで、「どおぞ、どしこでん、見ったもんせ」 ちゅて、かばんのば、渡しもした。 ひといんとが、かばんのなこ . . . 本文を読む

ナイト・ウォッチ

2006年04月16日 | スクリーン
昨年の東京国際ファンタスティック映画祭でクロージングを飾った話題作です。 ※ ネタバレ 注意! ※ 描写があまりにも過激なため、日本での公開がなかなか決まらず、 この機会に見といたほうがいいですよ~と宣伝していたのを思い出しました。 でも、どこが過激だったんだろ!? カットでもしたのかな。 なんでも、ロシア国内では大ヒットを記録したとか。 日本でのヒットは無理っぽいですね。 とにかく、話し . . . 本文を読む

Touch the Sound

2006年04月14日 | スクリーン
アカデミー賞の音響賞は、いまや、ストーリーや演技でノミネートされなかった 娯楽大作CG映画で占められるのが定番となっていますが、(昔からか) そんな中に、この、『Touch the Sound』 を、ポンと選んでくれたりしたら、 アカデミー会員も、なかなかセンスがあるなと思ってあげるんですけど… ※ ネタバレ 注意! ※ 普段、劇映画で必ず耳にしているにもかかわらず、その存在を当たり前のものと . . . 本文を読む

メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬

2006年04月10日 | スクリーン
序盤は時間軸がバラバラになっていて、バリー・ペッパーのシーンなどは、 誰かの若い頃のことなのかと、余計なことに頭を使わされました。 ※ ネタバレ 注意! ※ しだいに、ことの全容が見えてくると、バラバラにしてある範囲が時間的に凄く狭いことがわかり、 バラバラにした意図は何なのだろうと、これまた、余計なことを考えてしまいました。 脚本が、『アモーレス・ペロス』『21グラム』のギジェルモ・アリア . . . 本文を読む

レアル ザ・ムービー

2006年04月08日 | スクリーン
これは、完全に騙されました…(涙) ※ ネタバレ 注意! ※ スター選手を獲得しまくっているのに、タイトルからは遠ざかっていく(笑) “銀河系軍団” の経営の裏側を暴くドキュメンタリーなのかと、 勝手に思い込んでいた自分が馬鹿でした。(涙) 開始早々、誰だこいつ? というような日本人の素人役者が、青春ドラマごっこをやりだして、 ま、各国にファンクラブを持つレアルのことだから、 導入部として東 . . . 本文を読む

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!

2006年04月07日 | スクリーン
過去の短編は未見だったのですが、楽しめました。 面白かった~。 ※ ネタバレ 注意! ※ タイトルから、ウォレスとグルミットの両者が主役か、 もしくは、飼い主のウォレスが中心のストーリーかと思っていたら、 グルミットのほうが大活躍! おりこうさんな犬でした。 もちろん、犬なので喋れませんから、その分、目、というより、 眉間を器用に動かして、演技をします。 いや、動かされてといったほうがいいか . . . 本文を読む

ナミイと唄えば

2006年04月02日 | スクリーン
「…なお、本作上映中の、手拍子、お囃子、ご唱和、等は歓迎いたします。 心ゆくまで、お楽しみください」 という、上映前のアナウンス。 ポレポレさんの、粋な計らいに笑ってしまいました。 ※ ネタバレ 注意! ※ 沖縄のおばあといえば、平良のトミイおばあですが、 このナミイおばあも、まあ、元気!、元気! 三線片手に、いろんなところで唄います。 行きつけのバーのカラオケだけじゃ飽き足らず、 海を渡 . . . 本文を読む

サウンド・オブ・サンダー

2006年04月01日 | スクリーン
レンタルビデオ屋さんの未公開作品コーナーに並んでる、 大ヒット作をちょっとパクって作ってみました というようなSF物を思い出させるような、驚愕のVFX! と書くのは、褒め過ぎか?(笑) ※ ネタバレ 注意! ※ B級だろうが、A級だろうが、どんな映画でも楽しんで観てしまう性格ですから、 タイムトラベル物にもかかわらず、何も考えずに楽しみました。(笑) とにかく、出されたものを受け入れるしか . . . 本文を読む