映画で綴る鑑賞ノート

ドキュメンタリーを中心に、新作映画を楽しく語ります。
鹿児島弁のコーナーもあるよ。

2006年 1~2月の新作映画 マイ・ベスト10

2006年02月28日 | その他
ここのところ、素晴らしい作品ばかり公開されていて嬉しいのですが、 この時期の映画は年末のベスト10を選ぶ頃には、いつも下半期の作品に取って代わられるため、 感動が冷めないうちに、1月と2月に劇場で鑑賞した新作映画の中から10本を選んでおきたいと思います。        洋画      1 ホテル・ルワンダ      2 白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々      3 イノセント・ボイ . . . 本文を読む

イラクニ接近ス

2006年02月27日 | スクリーン
撮影当時、二十歳の大学生、谷澤壮一郎が、 イラク戦争から1年後の、2004年3月~4月にかけ、単身イラクに入り、 大学生や街の人にインタビューした映像をまとめたドキュメンタリーです。 ※ ネタバレ 注意! ※ 2004年4月といえば、いわゆる“自己責任”論争が巻き起こった、 イラク日本人人質事件が起きていた時期です。 北朝鮮にしろ、イラクにしろ、 実際の街の様子がどんなものか、とか、人々はど . . . 本文を読む

ポセイドン・アドベンチャー

2006年02月26日 | TV
CG技術の進歩によって、過去の作品が次々とリメイクされていますが、 ポセイドン・アドベンチャーは、確かに格好の題材ですね。 というわけで、リメイク版 『ポセイドン』 公開前に、 名作 『ポセイドン・アドベンチャー』 を再見しました。 ※ ネタバレ 注意! ※ 反転した客船という設定は、やっぱり、うまいなぁと思います。 もともと、テーブルや椅子は、船の揺れで動かないように、床に固定されている . . . 本文を読む

鹿児島弁による、「シムソンズ」&「トリノ・オリンピック」の会話。

2006年02月26日 | 鹿児島弁
A:「シムソンズち、カーリングぉ、すっしじゃったど」 B:「カーリングち、ないけ?」 A:「こおいんうぇですっ、おはじっのよんとがあらお」 B:「おーおー、ちけもんいしんよなとを、ほたいなげっせぇー、ほきょもってはわっ、あいけ」 A:「おお、そいお。 じゃっどん、あや、ほっじゃねど」 B:「あや、ないな」 A:「デッキブラシんごたっどん、ないじゃろかい。 ゆ、知たんとお」 B:「はん . . . 本文を読む

Believe ビリーブ

2006年02月25日 | スクリーン
“able”シリーズ第3弾の今回は、知的発達障害のある9人が、プロの機材を用いて撮影方法を学び、 撮影クルーとして、スペシャルオリンピックスに参加し、記録映像を撮る姿を追ったドキュメンタリーです。 まず、なにより、常に笑いに包まれているのがいいです。 見ているほうも、自然と笑顔になってしまいます。 それから、みんな、よくテレビを見てるのがわかります。 芸人さんのモノマネとか、ほんと、よくやるな . . . 本文を読む

クラッシュ

2006年02月24日 | スクリーン
マット・ディロンがアカデミー賞助演男優賞にノミネートされていたので、注目していたら、 凄いキャラでした。 共感なんて出来ないよ… 個人的には、テレンス・ハワードの演技が印象的でした。 彼は『Hustle & Flow』のほうで、主演男優賞にノミネートされているようです。 しかし、それらの演技も、この脚本あってのものでしょう。 頭の中の人物相関図を何度も修正するのが大変でしたけど。(笑) 本音 . . . 本文を読む

シムソンズ

2006年02月23日 | スクリーン
ここ何年か、女の子4人組の青春映画が公開されていますが、どれも良い作品ばかりで、 どうやら、“女の子4人組”と“映画”は、相性がいいようです。 来年は、そうですね~、4人といえば… “麻雀”なんてどうでしょう。(笑) しかし、まあ、凄いタイミングで公開してきましたね、シムソンズ!。 だって、本人たち (小野寺さんと、林さん) は、4年後の、まさに今、トリノで戦ってるわけですから! 映画は、期 . . . 本文を読む

TUBE

2006年02月22日 | TV
韓国映画は、どうしても、「邦画にこれが作れるか?」 という目で見てしまいます。 ※ ネタバレ 注意! ※ 実際には有り得ないシーンでも、「これは、邦画じゃ無理だよな」 と思い、 なぜか、納得してしまいます。 そんな映画が作れるのが羨ましいのかもしれません。 とくに、アクション映画は、韓国にかなりの差をつけられていると思います。 例えば、大勢のSWAT隊員が、1人のテロリストに狙いを定め、一 . . . 本文を読む

暗闇でドッキリ

2006年02月21日 | TV
シリーズ2作目は、“ピンク・パンサー2”ではなくて、“暗闇でドッキリ” “ピンク・パンサー2”は、シリーズ3作目というややこしさ。 かと思っていると、“暗闇でドッキリ”は、ピンク・パンサーが登場しないので、 シリーズにカウントしないという意見もあったり… とりあえず、製作順でいくと、2番目ということですね。 ※ ネタバレ 注意! ※ 真犯人は誰なのか? という問いに、用意されていた答えは、 . . . 本文を読む

死者の書

2006年02月20日 | スクリーン
これは、予習が必要な映画だなと思い、鑑賞前にあらすじ等をチェックしていきました。 さらに、本編に先立ち、“ひさかたの天二上”という、舞台となる二上山や、人物関係などを紹介した、 短編実写映像の上映もあり、万全の体制で臨むも、後半、睡魔に襲われ…。 物語よりも、人形アニメに見入ってしまいました。 NHKの子供向け番組が、古典を取り上げた感じでしょうか。(笑) それにしても、大変な作業ですよ、こ . . . 本文を読む

ブラック・セプテンバー 五輪テロの真実

2006年02月19日 | TV
スピルバーグの“ミュンヘン”と並べて語られるのは、監督のケヴィン・マクドナルドにとっては、嫌なものかもしれませんが、 “ミュンヘン”の公開で、注目されたのは事実。グッズ・ショップでDVDが売られていました。 “ミュンヘン”は、事件後を描いていましたが、こちらは、事件そのものに焦点を当てたドキュメンタリー映画です。 注目すべきは、犯人側、つまり、事件を起こしたパレスチナ・ゲリラ“ブラック・セプテ . . . 本文を読む

鹿児島弁による、「THE 有頂天ホテル」の会話。

2006年02月18日 | 鹿児島弁
A:「ここん、やどんしゃ、おきゃっさぁーが、ごらいたなぁ、いいとぐちいたて、なんちゅうちおもや?」 B:「そぁ、“ゆくさ、おじゃったもしたなぁ”、じゃっどが」 A:「うんにゃ、“まこて、おやっとさぁごわしたなぁ”、ちゅうたっちお」 B:「そぁ、ほんのこっや、わがえんごたっどなぁ」 A:「じゃっでお」 B:「どこんやどや?」 A:「どけあっか、知たんどん、つらをしろ、ぬいたくったっやら、 . . . 本文を読む

ピンクの豹

2006年02月17日 | TV
スティーヴ・マーティン主演でリメイクされると聞き、 いい機会なので、シリーズを通してみてみようと思い、レンタルしました。 ちなみに、この、第一作「ピンクの豹」だけは、観たことがあって、今回2回目の鑑賞。 ま、ほとんど忘れていましたが… で、クルーゾー迷警部も、この一作目ではサブキャラで… と、思っていたら、初っ端から地球儀ギャグをかましてくれます。 それにしても、クルーゾー迷警部はよくコケま . . . 本文を読む

マイ・アーキテクト ルイス・カーンを探して

2006年02月15日 | スクリーン
この映画の監督であり、インタビューアーとしても登場する、ナサニエル・カーンは、 ルイス・カーンの“2番目の愛人の息子”という、素晴らしい立ち位置にいます。(不謹慎ですが) その彼が、父の残した建築物を巡りながら、父を知る人物にインタビューをして、 今は亡き父を知ろうという、オーソドックスな作りのドキュメンタリーです。 自らのルーツを探す旅といったところでしょうか。 そのため、ルイス・カーンと . . . 本文を読む

PROMISE

2006年02月14日 | スクリーン
「始皇帝暗殺」をイメージして観に行ったのが間違いでした。 ※ ネタバレ 注意! ※ 開始早々、暴走猛牛と同じスピードで“這って走る”韓流スターに、 「ん!? コメディだったのか!? チェン・カイコーが!?」 と、笑うのも忘れて、唖然としていると、どうやらコメディではないっぽい。 そう思っていると、突然の“OKステッキ”の登場に、 「ええっ!? もしかして、さんまさん御用達の!? どうしたんだ . . . 本文を読む