映画で綴る鑑賞ノート

ドキュメンタリーを中心に、新作映画を楽しく語ります。
鹿児島弁のコーナーもあるよ。

ヒストリー・オブ・バイオレンス

2006年06月09日 | スクリーン
井筒さんに云わせれば、デヴィッド・クローネンバーグは、“変態” だとか。(笑)

※ ネタバレ 注意! ※

さあ、いよいよ、ベッドシーン! というところで、
マリア・ベロ夫人が、スケパン&チアガールのコスプレ姿で登場!

う~ん、こいつは、たしかに変態だ。(笑)

でも、作品自体は、クローネンバーグにしては、わりとまとも。
賞レースに絡んできたことにも、納得です。

ただね~、マフィアが弱い! そして、小さい!

もっと、頑張れよ~ と、マフィアに言いたい。(笑)

ウィリアム・ハートがアカデミー賞の助演男優賞にノミネートされていましたが、
演技よりも、弱さのほうが印象に残ってしまって… 至近距離から外すし…

反面、弱気な息子がいじめっ子に反抗して、殴るシーンでは、
気持ちが、ガッと入って、熱くなりました。

銃を捨てた男が、銃によってヒーローに祭り上げられ、
息子の銃によって救われたあげく、家族を守るためにまた銃を手にとるという、
銃社会アメリカの一端を見たような気がしました。

ヒストリー・オブ・バイオレンス
★★★★ 2005 アメリカ、カナダ
監督:デヴィッド・クローネンバーグ
出演:ヴィゴ・モーテンセン、マリア・ベロ、エド・ハリス、ウィリアム・ハート、アシュトン・ホームズ、ハイディ・ヘイズ、
     ピーター・マクニール、スティーヴン・マクハティ、グレッグ・ブリック

追記

 “愛と暴力の対立” なんていうサブタイトルがついてたんですね。

 10秒で忘れそう…


最新の画像もっと見る