日々想うこと

毎日の生活の中のちょっとした出来事や感じたことを気ままに書いています。

指輪物語 The Lord of the Rings

2005-09-16 | トールキン
映画で話題になったのは少し前のことだけど、
何を隠そう、私も映画を見てこの作品の虜になった一人なのです。

「指輪物語」はトムさんが旅をしている頃夢中になって読んだ本で、
それがどんなに面白いか、お話してくれていました。
それで映画が公開されるのを二人で心待ちにしていました。
毎年観て、それで第3部の「王の帰還」を観たときにひどく感動して
「これは原作を読まなくては!!」と思ったのです。
3部を観るまでは、それがただのファンタジー、冒険もののように思っていたのですが、あれほど深い物語だとは! 
これが読まずにいられましょうか?!

で、お布団の中で読むのです。
すぐに眠くなるので数ページしか進まないけど。

映画を観終わって読んだときには、
映画のシーンとキャラクターがまだ脳裏に焼きついているものだから、
どうしてもそのイメージが出てきてしまう。
それでも、それはそれで、
「ふむふむ、なるほど、ここがあのように映像化されていたわけだ」とか「あれ、これはなかったな」
とか、いろいろ比べながら読むわけです。

あと、英文学にあまり馴染みのない私にとって、トールキンの文体に触れること自体新鮮でした。
その文体に慣れるにも少しかかりましたが、好きな本を読むのは楽しいものです。

実は今3度め読み返していて(ハハハ)、映像の呪縛から解かれて、文体から匂い立つ情景を楽しんでいます。
ちょっとした台詞にもすっごく深い意味の言葉があって、ドキッとさせられます。
そういう言葉に出会うのが嬉しいのです。

この本については、もう、かなり参ってしまっていて、
あまりにも参ってしまっておいそれとは語れない有様。
多分まだしばらくは嵌っているはずです。

これを映画化したピーター・ジャクソンを始めとする、製作に関わったすべての人には敬意を表さずにはいられません。
映画の音楽も、実に素晴らしいのです。『旅の仲間』ではエンヤが曲を提供しています。

それにしても壮大な神話を創りだそうとしたトールキンその人にも、とても興味を惹かれます。

来年春にはC.S.ルイスの「ナルニア国物語」の第一章「ライオンと魔女」が上映されるので、楽しみです。
こちらの方も原作を読んでいないのですが、どうなんだろう?
今はまだ「指輪物語」を堪能している状態なので、スペースができていません。
多分映画の方が先になりそうです。


The Fellowship of the Ring (Lord of the Rings (Paperback))

Mariner Books

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