横須賀と南房総出身の両親からは「空襲」の話を聞いたことがありませんでした。
日本本土を戦略爆撃する計画の中に、あったのか、なかったのか、
英語がからっきし苦手なので、米国国立公文書館で調べる訳にもいきません。
巣ごもり中のゴールデンウィークに、
いろいろとデジタルアーカイブのある施設を確認していると、
国立国会図書館のリサーチ・ナビ(ここをクリック!)で、
憲政資料室所蔵資料の中に、
日本占領関係資料というジャンルがあるのを発見しました。
3月になると「東京大空襲」が、
8月には「長崎・広島への原爆投下」「終戦記念日」が、
ニュースに取り上げられます。
就職で横浜に来るまで、
5月29日の「横浜大空襲(見出し写真)」は知りませんでした。
国会図書館デジタルアーカイブで「横浜」の資料を検索してみると、
モージャー氏撮影写真資料の中に、3点の画像がありました。
「横浜駅」(現在の横浜駅東口。当時はこちら側が正面。今は?)
「横浜港」(手前の灯台があるのは、いわゆる「象の鼻」。その先に「大さん橋」)
「横浜の工場群と富士山」どの辺りから撮影したんでしょう?瑞穂ふ頭かな?
また、米国戦略爆撃調査団文書の中には、日本爆撃の報告書があり、
いろいろな計画が綿密に練られ、また成果・報告をもとに、
さらなる目標を設定したことが伺い知ることができます。
ちなみに「横浜空襲」にあたって、
昭和15年発行の横浜市域図を使っていたことがわかりました。
正確性が求められたので、水道管埋設位置を示す図面を入手していたようです。
家にこもって、こんな資料を探ってみてください。
戦争にしても、伝染病にしても、合理的な戦略・戦術が求められます。
戦意高揚のみで戦争に突入し、
ついには、竹ヤリでB29に対抗しようと檄を飛ばした当時を思うと、
新型コロナ感染拡大に、学校休校とアベノマスクを大英断したものの、
物資と人員不足で疲弊している医療機関や国民へは、
具体策の見えない精神論ばかり・・・日本は教訓を生かせない国なんですね。
それにしても、アベノマスクは届きませんね。
本当は、休校にしない次善の策として子供向けにマスクを用意していたものが、
全面学校休校に伴い、
一律10万円ばらまきと同じ突き上げにあって、マスク全戸配布になったのかも?
それで、小さいものや、急遽かき集められた汚れたマスクが混じったと推理してます。
「こどもの日」だけに、将来を担う子どもたちに禍根を残さないようにと願います。
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