メン・ピン・タンゴ ツモっ!

南米のパリ、アルゼンチンはブエノス・アイレスで起こる
お洒落(?)な出来事を毒談と偏見で綴るブログ

忘年会フィエスタ・ブルホ

2007年12月29日 23時08分52秒 | タンゴ・ブルホ
 今日はブルホで年忘れフィエスタがあった。
今回はフィエスタと言ってもただの忘年会なのでみんなで集まって
飲んだり踊ったりするだけ。
エキシビジョンがあるわけではない。
よって前宣伝もしてないし、入場料も無料。

 しかし、これがすごかった。
何がすごいかっちゅーと、
宣伝してないから人数はいつものフィエスタみたいに多くはないんだがその内容がすごい。

ブルホの先生達は2流ダンサーでも技術は1流並みのダンサー達だ。
ブエノスにあるタンゴ学校の中で先生達の実力の平均レベルは間違いなくトップ。
そしてここに習いに来る生徒は外国人でも各国で先生をしてるようなヤツばかり。

イスタンブールのエブレン始め、フランスのマティアス、スコットランドのジョン他ヨーロッパ、北米からモデルノ系の先生達が集結!
普通に踊ってる奴ら全員上手い!

その上、ツアーから帰ってきたエセキエルエウヘニアたちも登場。
すごい状態だった。


途中、エキシビジョンではないのだがエウヘニアヤニック(エウへの彼氏)が踊りだして、みんなが注目。
それが終わると今度はガストンモイラ登場。
そして時間が空いてエセキエル&エウヘニアの独断場。

普段プラクティカで踊ってるとはいえ、エキシビジョンをしないエウヘ&ヤニックやガストン&モイラの踊りはやはり見ごたえがあった。
さらに上手くなって帰ってきたエセ&エウヘももちろん。


でも一番おもしろかったのはサンティアゴとマリエラの踊り。
これはコンタクト・インプロになるのか、タンゴ・ヌエボ・ヌエボなのか?
リード重視なのだが音楽に合わせていろんなことをやる。
がやるアクションにが応えたり、その逆だったり。
たとえばのほっぺを叩いたと思ったらがその手を掴んでシャツで拭いたり。

でもベースはタンゴの、というかコンテンポラリーの相手を動かすリード。
を回転させながらかがませていったり、マリエラを抱え上げてヒザからヒザに乗せ変えたり。

これが二人とも演技派だからすっごく音楽に合ってるし二人の受け応えもピッタリ。
となりでエセ&エウヘが踊ってたんだけどみんなを見てた。
完全に喰ってた

そのあとサンティは別の女の子とタンゴ(?)を踊るのだが女の子を自分の靴の上に乗せて交互に乗せ変えて歩かせたり、靴の上に乗せたままガンチョさせたり。

やっぱりサンティアゴは天才だな。
教えるのは間違いなくブエノスでいちばん上手いし、その発想力はほんとに天才的。
今は2流だけどいつかは認められるべき存在だ。
時代がまだ彼に追いついてない」と言ったほうがいいかも知れない。


そして新年からブルホでフォルクローレを教えることになったマルティンとなんとか(名前忘れた)。
男二人
彼らが宣伝にサンバを踊ったんだがこれがカッコいい!
ほんとは1曲だっただけどウケが良かったのでオトラでチャカレラを2曲踊ってくれた。
これがもっとカッコよかった。
マルティンのサパテオ(ガウチョがやるタップダンス?)がムチャクチャかっこいい!!

男二人って珍しい組み合わせだけど絶対習うことに決めた。


それにしても今日のメンツはすごかった。
モデルノダンサーには天国のようなフィエスタだった。

外国人(アルゼンチン人以外)ではオレは結構いけるほうだとタカをくくってたがこの1年で外国人のレベルもグンと上がった。
技術はもちろん音楽性、表現力、個性も遊び心もある。
こっちでだって十分プロでやっていけるようなやつばかりだ。

はぁぁぁ、、、
やっぱりオレ全然だめじゃん。。。   
         
       
伸びた鼻が折れるのは早かった。