7月23日(2008年)の手術予定を待つ日々。
・・・・長いって・・
医師が言うには、黄疸の症状が治まり準備万端にするには、そのくらいの時間が必要らしい。 手術は、かなり込み入ったものになるらしく、手術に伴った合併症の心配やら、膵液等の漏れ(これが1番やっかいらしい)、などを聞くと、癌になった上、他のことで危険にさらされるのか~と少し憂鬱なる。
癌細胞は、1ヶ月くらいでは、そんなに大きくならないらしい。 でも、小さくはならない。 だったら、早く手術して欲しい。 なんというか、入院生活は、仕方がないこととはいえ、この間まで、病気と無縁だった私には、「囚われの身」の感覚がどうにも居心地が悪い。 検査で痛い思いをすることはあっても、本人は、管が身体にくっついているだけで、痛くも痒くもない。
そんな中、「家に帰りますか?」と 医師。
「えっ?」 検査も一通り終了し、もうやることがないそうな。
んなこと言って・・・疑り深い私は、
「最期の身辺整理をしろってこと?」
なんて、ほんのちょっと、思った。 告知もあっさりしたものだったし、ほんとはもっと悪かったり・・・じゃなくても、もしかしたらってことがないとは言えないわけで・・・ハハ・・・深読みしすぎだなと思い、打ち消した。
家に帰れる。 ありがたい。 急な入院だったもの、子供達も心配だったし、その他もろもろ、気にかかることは山ほどあった。 PTAのお仕事など中途半端なものも多い。 長男(高2)の高校で支部の会計をやっていた。 支部のお金も預かっている。 誰かにお願いしないと、みんなに迷惑掛けると、入院中気になっていた。 こんな時に~って感じだけど、万が一もないとは言えないのだから、ちゃんとしておかないとな~ なんて。
手術のための再入院が、7月18日、それまで、10日程、家ですごした。
管はついたままで、いつも胆汁を貯める袋をからだのどこかに着けてはいたが、普通に生活していた。 特に生活面での注意事項もない。
家に戻ってしまうと、予定されている手術がずーっと先にも思えた。
病院に戻らなかったらどうなるんだろう? とも思った。 でも、袋ぶら下げてるままじゃね~ 逃亡もままならない。 いや、逃げるつもりなんかなかったけれど、手術が怖いわけじゃなく、ただ、人間って病気になるんだ、死ぬもんなんだ、と頭の中でひらひらと舞っていたのかもしれない。
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医師が言うには、黄疸の症状が治まり準備万端にするには、そのくらいの時間が必要らしい。 手術は、かなり込み入ったものになるらしく、手術に伴った合併症の心配やら、膵液等の漏れ(これが1番やっかいらしい)、などを聞くと、癌になった上、他のことで危険にさらされるのか~と少し憂鬱なる。
癌細胞は、1ヶ月くらいでは、そんなに大きくならないらしい。 でも、小さくはならない。 だったら、早く手術して欲しい。 なんというか、入院生活は、仕方がないこととはいえ、この間まで、病気と無縁だった私には、「囚われの身」の感覚がどうにも居心地が悪い。 検査で痛い思いをすることはあっても、本人は、管が身体にくっついているだけで、痛くも痒くもない。
そんな中、「家に帰りますか?」と 医師。
「えっ?」 検査も一通り終了し、もうやることがないそうな。
んなこと言って・・・疑り深い私は、
「最期の身辺整理をしろってこと?」
なんて、ほんのちょっと、思った。 告知もあっさりしたものだったし、ほんとはもっと悪かったり・・・じゃなくても、もしかしたらってことがないとは言えないわけで・・・ハハ・・・深読みしすぎだなと思い、打ち消した。
家に帰れる。 ありがたい。 急な入院だったもの、子供達も心配だったし、その他もろもろ、気にかかることは山ほどあった。 PTAのお仕事など中途半端なものも多い。 長男(高2)の高校で支部の会計をやっていた。 支部のお金も預かっている。 誰かにお願いしないと、みんなに迷惑掛けると、入院中気になっていた。 こんな時に~って感じだけど、万が一もないとは言えないのだから、ちゃんとしておかないとな~ なんて。
手術のための再入院が、7月18日、それまで、10日程、家ですごした。
管はついたままで、いつも胆汁を貯める袋をからだのどこかに着けてはいたが、普通に生活していた。 特に生活面での注意事項もない。
家に戻ってしまうと、予定されている手術がずーっと先にも思えた。
病院に戻らなかったらどうなるんだろう? とも思った。 でも、袋ぶら下げてるままじゃね~ 逃亡もままならない。 いや、逃げるつもりなんかなかったけれど、手術が怖いわけじゃなく、ただ、人間って病気になるんだ、死ぬもんなんだ、と頭の中でひらひらと舞っていたのかもしれない。
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