膵臓がん闘病記 ・・・いつか電池が切れるまで・・・

2008年夏、膵臓がんの手術をしました。その時のこと、その後の生活などを書いています。  
 

ある日の物故者

2011-07-15 17:50:12 | 5年生存-2年目
今年(2011年)1月、中学時代の同窓会をした。


自分の中に同窓会をやりたい気持などなかったけれど、

ここで、この時、「同窓会やりたいね~」という言葉に出会ってしまったのも何かの縁かも?
                                    などと思い携わった。

  …多分、裏方をやらなければ出席もしていなかったろう。

出欠の返信に近況を書いてもらったりした。 具合の悪い同窓生が何人か…
    「いずれは自分もそうなる…」 かも
そして、物故者が3人、…
    「いずれは自分もそうなる…」 かも・・・

などと、複雑な気持ちを抱えながら、打ち合わせなどやっていたように思う。


私は充分‘具合の悪い同窓生’か? 秋に‘急性膵炎’で入院しているし、
 …すい臓がんで、5年生存中2年目…でも、自分の近況では触れなかった。
入院中は、同窓会準備の真っただ中。 病院から指示を飛ばしていた。


中学を卒業してから35年、同窓会としては、10年ぶり、それぞれどんなふうに過ごしてきたんだろ?
みんなの35年が見えないように、私の35年も見えるはずもない。

案内状を出しても反応は人それぞれで、 返信はがきの回収率はすごく悪かったし、「やりたいね~」と聞く割には、名乗りを上げて手伝ってくれた人は少なかった。


具合の悪い同窓生の存在がわかったので、同窓会の記念写真と名簿をお見舞いとして送った。
その後、容態が悪くなった同窓生がいたけれど、個人的なお付き合いはないので病院まで見舞うことはしなかった。


   …訃報は春に届いた…

「次回は、参加したい。」と言っていたそうだ。 

告別式に出る出ないで、私にも問い合わせがあった。 暗に「同窓生で何かやらないのか?」的な思いもあったのかもしれない。 特に同窓会staffからは何もしなかったし、 私も個人的なお付き合いがなかった方なので、告別式に行かなかった。


私には、たいした付き合いも無かったのに、ノコノコ出かけていくことがはばかれる。 自分が行かねばならない立場の人間は行けばいいと思う。 でも、できれば、生きているうちに大事にしてやればよかったでしょ。と思う。

私は可能な限り、同窓生には所在や近況を載せた冊子を配ったりして、お知らせしたんだよ。

懐かしいと思ったら、逝って欲しくないと思ったら、連絡をとればよかったのに…生前に
そんなこともしないで、告別式で「かわいそう」 だって・・・


いつか、ある日、私も誰かに「かわいそう」なんて思われるんだろうか。


     …少しだけ、生きている人間の「傲慢さ」を感じた。
      彼らにとって、「死」は、「生」の連続の結果ではない…


     …彼らにあって私にないもの、私にあって彼らにないものを思い、私は頭をかかえた。



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抗がん成分4倍の健康食品「ハナビラタケ」のご紹介 (リトルパイン)
2011-07-17 17:27:18
突然ですが、私の実母も、昨年6月に乳がんが発覚し、まさか自分の母親ががんに罹るとは夢にも思っていませんでした。なんとかがんを克服できるものはないかと調べていたところ、「健康365」という雑誌に健康食品「ハナビラタケ」が、がんに非常に効くという記事が載っていたので、至急仕入れ、母に飲ませることにしました。
このハナビラタケに多量に含有するβ(1-3)グルカンが、がんが、増殖するために新しい血管を
作るのを阻害する作用(血管新生阻害作用)を持つことが、医学的に証明されており、がん学会で
報告もされております。また、免疫細胞が約70%集中する腸にもハナビラタケは、働きかけ免疫力を向上させる効果もあることも臨床データで確認されています。
話が前後しますが、昨年7月に手術は、無事成功し、その後もハナビラタケの服用は、継続して
もらっており、先達ての術後1年検査では、再発・転移ともになく、腫瘍マーカーも問題ありませんでした。
もし、このハナビラタケを「試してみよう」ということでしたら、手配させていただきますので、ご一報ください。(4ts3c5@bma.biglobe.ne.jp)
ガン患者の家族の一人としてお力になれればと存じます。
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