膵臓がん闘病記 ・・・いつか電池が切れるまで・・・

2008年夏、膵臓がんの手術をしました。その時のこと、その後の生活などを書いています。  
 

入院生活・・1

2009-09-13 05:55:36 | 発症・・・
明るい朝だ。暑くなるかもしれない。

病院の壁はなぜか白い・・汚れ目立つよな~ ここは○○病院の内科病棟。
とうとう、本当に入院してしまった。入院なんて何年ぶりだろう。出産以来かな?


なんだか、時間ばかりが気にかかる・・・子供達起きたろうか・・・朝ごはん何食べたんだろう。何を思っても、何もできない・・・いや、違う。今やらなければならないことは、病気を早く治すことだろう。そして、家に帰る。しばらく、どうしてるか?なんて心配はすまい。多分体に良くない。便利な世の中だ。なんとかなる・・上二人は・・問題は三男だ。小2の子供の親のいない生活を考えるとなさけなくなるが、それもいたしかたないと思おう。


携帯エリアへ行って、電話をする。この状況を伝えておかねばならない。小、中、高、3人の子供の母のわたしは、それぞれにPTA役員をしていたりして、かなり迷惑をかけそうだ。でも、誰も、病気になりたくてなったわけじゃない。

小学校の担任の先生、中学校の先生、次男の所属している野球のクラブチームの仲間・・・後は、何人かの友人に電話やメールで知らせた。

みんなびっくりしたり、心配してくれた。

でも、そのころの私は、迷惑掛けるな~悪いな~と思いつつ、入院をおもしろがっていたようにも思う。ちょとしたバカンス気分というか・・・痛みもないし、手が使えないとかの不自由さもなく、元気な、そしてお気楽な病人だった。しかも、3食、昼寝付!

もう、病院にいるんだし、回復はすぐだろうと、誰に言われたわけでもないのに、そう考えていた。
多分、誰もがそう思うんだろう。・・自分だけは大丈夫。
そんなこと、あるはずないのに。


今日は、超音波の検査をするそうだ。‘超音波’懐かし~これも出産以来だろう。
あのベタベタするやつか・・・ちょっと気持ち悪いんだよな~と思いつつ、
出された病院食を完食する、ずいぶんお気楽な入院患者だった。


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