膵臓がん闘病記 ・・・いつか電池が切れるまで・・・

2008年夏、膵臓がんの手術をしました。その時のこと、その後の生活などを書いています。  
 

2008年 6月 ・・2

2009-09-09 11:09:20 | 発症・・・
2008年、6月23日、月曜日・・・

6月の青空は、夏をひかえて、元気があるように思う・・・


今日は、三男(当時、年長)の誕生日。御夕飯は、何かあの子の好きなもの作らなきゃね~ 
後、ケーキ買って・・夏場のバースデイケーキ、生は扱いにくそうだから、アイスケーキにしようかな。 
そうすると、買物は夕方がいいな。~あ~でも、体がかったるい。過労かね・・・



・・・黄色いかぁ・・・今週の金曜には市の健康診断。それでいいよなぁ
でも、最近、オシッコの色も濃くて、気にはなってた。・・やっぱり、黄色い?
う~ん、気になると肌まで黄色に見えてきた。でも・・・
 
・・やっぱり、行ってみるか、病院。午前中に済ませれば、お誕生日の買い物に
支障はないし、で、なんでもなきゃそれでいいわけだし・・・

かかりつけの病院は、比較的すいていた。・・「結果はすぐ出ますから血液検査をしましょう」・・・

「この○○の数値が尋常ではないです。○○病院に紹介状を書きますので、
そちらで診てもらった方がいいです・・・多分、入院にはなります。」

・・・? 下の子の誕生日なのに? 入院セット?なんかないぞ、着替え?歯ブラシ?
何年か前、母の入院騒ぎのとき、何、用意したっけ?


市内に住む姉に連絡をとった。(姉は、だいぶ前、大きな手術も経験している入院のベテランだ。)病院まで送ると言う。甘えることにした。
入院なんか‘かごの鳥’だ。でも、病気なら治さないわけにはいかない。
まな板の上の鯉になるしかないか・・・でも、全然痛くないのに、どこが悪いんだか。

○○病院は、隣の市にある救急指定の大きな病院。入院の準備をし、向かった。


一度にいろいろな検査をした。血液検査、尿検査、CT、MRI、造影剤もはじめてだった。
・・・医師が変わるたびにお腹のあたりを触って、「痛くないですか?」「こっちも?」
そのたびに私は「全然痛くないです。」と繰り返す。

「しばらく帰れないね」医師が言う。入院は確定的みたいだ。私はこの期に及んでも、「一度戻って、又おいで~」みたいな言葉を期待していた。


「ごめんよ~ Y(三男)。お誕生日なのに・・」


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