伊藤若冲の作品を中心とする「プライスコレクション」が仙台博物館に来てくれた、
ということを聞いていたので、
昨日、やっと機会を設けて、鑑賞してまいりました。
すばらしかったです。
観て、素直に感動できる作品だから子供にも大勢見てもらいたいという、
プライス夫妻の願いが、
作品解説のプレートに熱くこもっていました。
わかりやすく、観やすい、いい特別展でした。
「花も木も動物もみんな生きている」(鳥獣花木図屏風)はガラス越しではなく鑑賞することができます。
プライス氏が始めて購入した若冲作品も展示されています。
気持ちのこもった展覧会です。
一般800円という廉価の入場料はビックリです。
申し訳ないくらいに安い。
有名企業系列の美術館だったら1200円~1500円は確実、
という充実した内容ですから。
「東日本大震災復興支援」という看板に偽りなし、という心意気を感じさせます。
しかも高校生以下は“無料”です。
もう一度いいます。高校生以下は“無料”です。
プライス氏および主催者が、
若い世代に震災を理由とする「文化教養面での断層」を残すまい、
と考えている証でありましょう。
若い世代のみなさん、どうかたくましく心を成長させてください。
弊同盟も微力ながら力になろうと思います。
ただ、タクシーの運転手に「伊藤若冲の特別展に行きたい」と伝えたところ、宮城美術館に連れて行かれてしまったのが、残念。
地元にもっと浸透してほしい。こういういい展覧会ですから。
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