『遺体 震災、津波の果てに』
石井光太
新潮文庫
2011年3月11日。40000人が住む三陸の港町釜石を襲った津波は、死者・行方不明者1100人もの 犠牲を出した。
各施設を瞬く間に埋め尽くす、戦時にもなかった未曾有の遺体数。
次々と直面する 顔見知りの「体」に立ちすくみつつも、人々はどう弔いを成していったのか?生き延びた者は、膨 大な数の死者を前に、立ち止まることすら許されなかった―遺 . . . 本文を読む
『学校を災害が襲うとき 教師たちの3.11』
田端健人 春秋社
第1章 それは6時間目だった
1 午後の教室
2時46分/卒業式を控えて/地震発生/あのときの子どもたち
『2時46分という時刻は、重要である。ほとんど注目されていないことだが、今回の大災害は、多くの教師と子どもたちが学校にいる時間帯に発生した。(略)この時刻は、小学校では一般に五時間が終わり、六時間目に入っている . . . 本文を読む
『あの日、学校はどう判断し、行動したか
東日本大震災 教職員が語る 子ども・いのち・未来』
宮城県教職員組合
明石市書店
東日本大震災で230人以上の児童・生徒・教職員の死者・ 行方不明者を出した宮城県。
学校で被災した教職員はどの ように子どもたちの命を守ろうとしたのか。
子どもや保護者、地域住民の避難の様子から避難所運営まで、当日から始まる苦闘の日々をつづる。
★★★★★★
教職 . . . 本文を読む
あらためて昔から災害列島だったことを認識した。
★★★★★
『今こそ知っておきたい 災害の日本史 白鳳地 震から東日本大震災まで』
岳真也 PHP文庫
『日本書紀』に詳細に記述された684年の白鳳 地震から、2011年の東日本大震災まで、甚大 は被害をもたらした地震・噴火・津波・台風 は 、長くて数十年、早ければ数年刻みで日本列島を襲ってきた。
しかし日本人は、どのような 厳しい状 . . . 本文を読む
第2章 届かなかった警告
『自由民たちにとって不幸だったのは、本来、けたたましいサイレンの音とともに異常事態の発生を伝えるはずのシステムである防災行政無線が全く作動しなかっちことだった。』
防災行政無線の故障は地震で『小さな金属片が無線放送受信装置の内部に入り込んで電源回路に落下し、回路に過電流が発生して焼きついてしまったことだとされている。』
防災無線ががんがん鳴っていれば逃げた人もいたんだ . . . 本文を読む