びっくり発言を頂戴した。
「反対に投票は必要ない」。これは投票権を放棄しているものであり、反対
とは言わない。得に住民投票のように賛成か、反対かを問うものは、なおさ
らだ。
大阪では大阪都構想に先駆けた特別区設置協議会が開催されている。大阪の
市政改革、再編が必要だということに端を発して、できたもので、「特別区
設置を前提に協議する会」である。
賛否があるにせよ、特別区を設置するならこんな風にしよう!これが望まし
い。それを深める会です。
当然、今の大阪府・大阪市の在り方でできる努力をする事も、今の議会には
求められます。しかし、それは協議会ですることではありませんね。
通常の市議会、府議会の中で、現行制度で改善されるべきものです。それが
通常の議会の役割ですね。
大阪での特別区設置協議会というのは、最終、住民投票に向けて協議案を
作成し、議会の承認を得て、住民投票に移行します。
先に述べたように、市の再編が必要だということで始まっていますから、住
民投票でノーが出た時に、別の再編案がなければ、また1から議会する事にな
ります。
これは時間的にも、金銭的にもロスですよね。そして始めの目的である市の
再編が遅れるわけです。議会の各党議員の賛成、反対はあるのでしょう。
しかし、どちらに転んでも、市の再編がより良い形で行われるようにするの
が議会と議員の仕事だと僕は思います。協議会では最高の特別区案を。
市議会では府と市の現行制度で最高となる統治機構を準備する必要がありま
すよね。反対であれば、スムーズに市政改革が進むように。
「反対に投票はいらない。」これは反対だから議論する必要はないとする議
員と同じで無責任です。反対の後のヴィジョンがないわけです。
大阪に反対派だけが住むわけではない。賛成も反対もいて大阪です。一つ
の大きな在り方を決める時、どっちに転んでも納得のいくものが必要です。
それでこそ民主主義だと僕は思いますね(^-^)
おしまい