今日は青春について。
最近、青春って何なのか、ふと考えることがあります。大人になってからこ
ういう人生のテーマ見たいなことを考えるのが好きになり、それで悩むこと
が多くなりました。
辞書を引くと(1)若く元気な時代。人生の春にたとえられる時期。青年時代。
「―を謳歌する」「―期」「―時代」
(2)春。陽春。というふうに出てきました。
どの季節が好きかは人によって違うと思うのですが、季節に例えられる青春
はその季節に関連する何かに置き換えて考えられると思うんです。
季節ごとに移ろいがあると言えば「花」がありますよね。青春を花に置
き換えたなら、青春を謳歌するのは春咲く花ということになります。
そして、今の自分を照らし合わせてみます。けっして艶やかではなく、派手
さも華やかさもない。明らかに春咲く花ではないんですよね。自分は秋咲く
花のように思うんです。
そうなると今迎えている青春の日々は僕にとって蕾どころか芽も出ていない
種を蒔いたようなところ、そのように感じているんです。
人生で1番謳歌できるタイミングで芽すら出ていない。なんだか儚い。そんな
時、思い出す言葉があります。僕の好きな漫画、「花の慶次」に出てくる言
葉。老兵に慶次が言った言葉です。
「春咲く花は艶やかだ。 だが花の盛りは春とは限りませぬ。 秋に咲く花はつ
つましいが味わいがある。」
老いても志しを忘れない老兵に言った言葉です。残念ながら僕の青春は花も出そうにないけれども、もし、僕が秋咲く花ならば、今の気持ちを忘れなければいつかは花開くかもしれない。
青春という春に秋咲く花はそれは目立ちもしない、華やかで艶やかな花に隠
れた存在なのかもしれないけど、今は引き立て役として存在し、みなが枯れ
て沈んだ時、つつましく花を咲かせ、みなを引っ張れる味のある男になりた
いなと思います。
できればイケメンに生まれ春から全開で一年中咲いているような花ならもっといいんだろうけど、そうはいかないですもんね(´∀`)
初心を忘れず素直に誠実に、秋に咲く花という前提で、僕は青秋を目指そうと思います。「志しに老いも若いもない」映画13人の刺客に出てくる言葉を胸に。
秋に咲く花リンドウ。花言葉は正義、誠実。あなたの悲しみに寄り添う。
つつましく、ささやかに輝く、そんな男でありたい。
おしまい