東日本大震災の追悼のこの日数年来気になっていたフレームの曲がりを直すこと
にした。最初の転倒は8年ほど前、棒状の片持ちスタンドを買って気楽に自転車で
帰るとき、うかつにも片手でぶらぶらさせてしまいスタンドの棒の先が前輪のスポーク
の間に挟まってしまいました。当然前輪はロックがかかった状態で停止し、自分の体
はハンドルから前に一回転してアスファルトに叩きつけられました。地面に落ちる
瞬間ネコみたいに体を反転しアスファルトと体の間に手を入れたのを覚えています。
それが良かったのか肋が直接アスファルトに当たらず骨折は免れたようでした。しかし
打ち身が酷くひびぐらいは入っていたのではないかと思います。もちろん手は皮がむけ
血が出ていました。前を歩いていた女性が救急車を呼びますかと訪ねられたのを記憶
しています。それだけ派手な転倒でみなビックリしたようでした。その時自転車の
フォークが後ろの方向に曲げられたようです。乗るのに支障はなかったのですが観る
度にフォークが理想のラインからずれているのが気になっていました。
さらに数年して飛ばして走りながらハンドルを余り曲げずに車道から歩道に乗り
上げるときチューブラータイヤの細さが災いしてハンドルを取られました。自転車毎
右側に倒れて行きました。ズボンのひざがすりむけ膝頭から血が出ています。自転車
毎右側に転倒するのはまずいのは承知の通りです。ディレーラーに力が加わり止めて
いたフレームの台座部分がホイール側に曲がったようでした。実際の障害はギヤを
ロー側に入れるとディレーラーの先が後輪のスポークに当たりそうになります。
しかしかろうじて数ミリで当たらずに止まっていました。しかしそれから当たると
転倒しそうでギヤを変えれないでいました。普段はシングルのまま使います。
普通の自転車屋さんではフォークを曲げ戻したり、フレームのディレーラー台座を
曲げ戻したりはしません。しばらくほっておいたのですが先日青梅街道から吉祥寺
通りに曲がる角のサクラジテンシャで直せる工作機械を持っていることを知りました。元々はオートバイも修理していたので道具が豊富なようです。
サクラジテンシャ(元のオートバイの修理屋さんと同居のビル、以前の店は
閉店とか)
店頭にあったレストアされた自転車・価格はご相談と言うことでした。
修復中
台座をホイールと平行を測りながら曲げる治具で専用工具だそうです
曲げすぎるとひびが入るので専門家にまかしました。
やっとディレーラーが適正な位置に戻りました。戻るとギヤがスムーズに
変換されるようになりました。早く直しておけば良かったです。
フォークの戻しは時間が懸かりそうなので近くの喫茶店で小一時間待つことに
しました。仕上がりはヘッドから真っ直ぐにフォークが並び大満足でした。
しかし転倒は自転車を壊します。それだけデリケートな乗り物だと思いました。
今度から左側に倒れる事にしました。フォークの陥没は衝突以外もうないと思いますが。
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