High-Tech-Cyclingというプロが自転車を如何に効率よく走らせるかを解説した英語のペパーバック本を入手した。プロのレーサーなどを使いバイオメカニクスや運動生理学を駆使して詳細に実験している。ギヤ比と効率など自転車愛好家にも面白く読めそうだ。注目は自転車運動はランニングやウオーキングと異なり下肢へ送られる血流量が制限されるということだ。つまり有酸素運動というものの下肢へ送られる酸素は制限されている割合が強い。確かに自転車レーサーの太ももはかなり発達している。この筋肥大は加圧トレーニングを思い出させる。自転車ライドの状態が既に下肢への血流を制限させる体勢なのかも知れない。本ではクランク角度による血流量の減少の違を論文を使って紹介されていた。
高校生の時買った一枚のドーナッツ盤、the Lovin' spoonfulの「Day Dream」にはまってしまった。当時ビートルズとストーンズが全盛の時代米国のジャグバンドがロック合体したようなバンドは新鮮だった。ジョン・セバスチャンの口をもぐもぐしたような歌い方やザルヤノスキーが繰り出すエッジが利いたギターのリズムは他のバンドにはなく強烈な印象だった。日本ではそれほど話題にはならなかったのかカーマストラ・レーベルとして日本最初のシングルだったようだ。米国内では既に「魔法を信じるかい?」などヒットチャートに数曲送り出して話題になっていた。Day Dream以前にでたシングルはこの後日本でもまとめて発売されたのを覚えている。当時地元であった宇都宮市内のレコード店に買いに行った。
ビルボードで一位になったのは「サマー・イン・ザシティー」だけだったようだが活躍したのは数年だった。ボーカルのジョンとギターのザルヤノスキーがあってのスプーンフルであったが最後は2人とも脱退していなくなった。残ったメンバーが今でも時々集まって演奏しているようだがジョンとザルがいないスプーンフルに音楽的価値はない。ザルはその後50代で急死したがジョンは今でもソロで歌いつづけている。
1944年生まれのジョンも今では70歳になろうとしている。先日購入したCDは62歳ごろに出したアルバムだったがあのもぐもぐした歌い方は今でも健在で懐かしい。
50歳ごろに出したアルバム「タールビーチ」も買っているがジョンが21歳で歌った「Day Dream」から既に半世紀追いかけている事になる。それでもジョン&ザルが一緒だったスプーンフルマジックは2度と戻らなかった。
62歳ぐらいのジョン
50歳間近のジョン
高校生の買ったシングル盤だ。寝そべっているのが21歳のジョンだ。
足の間から子供が覗いていてジャケットのセンスに一発でやられた。
しかし当時演奏している動画はついぞ観れなかった。当時は情報は
少なく彼らの動向は唯一ミュージックライフという雑誌でだけだった。
一度大橋巨泉が持っていたTVの音楽番組で彼らの演奏風景が流れた
のを記憶している。最近ではYouTuveにアップされていてライブの
当時の様子が観られるようになった。残念ながら一度も日本で演奏
することなく解散したバンドだった。
多摩湖湖畔の「かたくりの湯」までツーリング。久々温泉に浸かった。往復58km久しぶりのロングライドだ。自転車はGIANTのコンポジットカーボン車。
善福寺にあるフレンド商会(50年以上の老舗。http://www016.upp.so-net.ne.jp/friend-leopard/index.html)で思い切って1980年代のキャリパーブレーキShimano BR-6208,前後セットで1万円を買った。新品で1セットだけ残っていた。丹下鉄工所のフレームにフィットする一品だ。以前バネが折れて修復が大変だったこともあり交換用で保持する予定。パーツとしてはvintageに属するであろうか。それにしても店長は72歳、現役でトライアスロンに参加しているという。敬服する次第である。
フレンド商会、善福寺店
Shimano BR-6208
2013.12.5日石神井公園の三宝寺池に加藤和彦の本を読みに出かけた。
池の周りは木々の色づきが濃くなりもう冬だ。先日今年夏に出た、加藤和彦が生前ロングインタビューを受けた時の本を見つけた。自殺するずいぶん前に受けたインタービューが元になっているためその後自ら命を絶つ様子は微塵もない。加藤和彦と言えば自分と同世代で中学ぐらいから常に音楽的に気になる存在だった。フォークルからミカバンドと常に一歩先を行っていてフォークソング、GS、ニューミュージックと流行の中心に乗っかることはかっこわるいと思っていたように感じていた。今風で言えばサブカルやオタクにかなり近かったのではなかったろうか。
本の内容はフォークル以前から始まるためあまり知られていない裏の事情が知れて面白かった。特に当時の状況はリアルタイムで過ごしていたため自分の過去と重なる。もちろん読みたいと思った最大の動機はなぜ自殺することになったのだろうと言うことだった。自分もそういう状況に陥ることはあるのだろうか?等々!
まだミカバンド解散までしか読んでいないのだが読みふけってしまう・・・・。
2013年11月5日(火)秋晴れだったので以前から気になっていた吉祥にあるジャズ喫茶
John Henry's Studyに行ってみた。Loftの自転車置き場に自転車を止めて歩いて捜した。
Loft近くの路地裏で直ぐに見つかった。狭い急な階段を登った突き当たりの3Fだ。
女子数人と集会をしている中年のおばちゃん達が席を埋めていた。おばちゃん達がうるさいこと。なるべく離れた窓際の席に座った。ジャズが背景に流れれいたがとても
ジャズ喫茶のイメージではない。JBLみたいなスピーカーが表に出ていないし音楽より
話し声が大きく普通の喫茶店にバック音楽が流れているだけではないか。
ジャズ喫茶はやはり地下になくてはならない。ここは3Fで窓から太陽が差し込んで
ジャズに浸る気分にはならないだろう。想像していたのは大きなスピーカーがあり
客はスピーカーに向かって座り、話し声が音楽にかき消される事を想像していた。
本格的なジャズ喫茶は四谷に残る「いーぐる」だけになってしまったか。吉祥寺周辺でも見つからなくなった。阿佐ヶ谷の名曲喫茶ヴァイロンでさえも大きなスピーカーに
面して座り部屋中音が占める感覚を味わえる。
殆ど喫茶店でコーヒー550円はないだろ~!直ぐに出たかったが550円も払うので40分
読書して出た。一階におばちゃん2人で営業している昔ながらの定食屋があったので
アコウダイの煮付け定食730円を食べて帰った。味はそこそこ!
2013年10月30日阿佐ヶ谷の名曲喫茶・ヴィオロンに行ってみた。自転車は暫く振りに
pedersenだ。腰が垂直に延びるのでぶらぶら乗るには良い自転車だ。その分体重が
お尻に懸かるため尻が痛くなる。
大泉から保谷に寄り旧早稲田通りを進み石神井公園から早稲田通りを走った。中杉
通りからヴィオロンへ向かったがなかなか場所が見つからず。15m走った。
やっと見つけた奥まった場所のヴィオロンに自転車を止めて中に入った。水曜の
午後2時半頃だったため客は1人。クラシカルな古いスピーカーの前に座ったが
交響曲が大音響で流れていた。コーヒー350円を注文。やはり広い空間で聴く
オーケストラはiPodで聴くより心地よい。暫くクラシックに浸った。照明がかなり
暗くフラッシュは使えないため手ぶれでなかなか良い写真が撮れなかった。3時ごろ
数人の常連客らしい高齢者で埋まってきた。少し暗いが音楽に浸りながら本に読むと
集中できそうだ。シーンとしていて話が出来る雰囲気ではなさそうだ。
やっと2013年10月中頃自転車に乗って出るには気持ちいい秋の初めまず石神井公園の三宝寺池に行ってみる。最近はバッハの無伴奏チェロ曲を聴きながら読書するお気に入りのベンチで写真を一枚。秋の日差しが池の周りの木々をくっきり映し出していて東京にいるとは思えない静けさだ。時々風が池面の表面にさざ波を作り出していた。池面のさざ波に注視いていると自分が船に乗って移動しているような錯覚に陥る。これが実に心地よい感覚なのだ。
森林公園の森の中切り株を見つけ論文を読む事にした。森の中は喫茶店に
入るより静かで落ち着くのだ。必需品はステッドマンの医学辞書が入った
電子辞書だ。ExerciseとFlow-Mediated Dilatation(FMD)に関する話題は今
ビビットだ。運動は血管内皮にとってリスクではあると同時に血管内皮にとって
改善をもたらす要因でもある。これを「Exercise Pradox」と呼んでいるらしい。
確かに運動直後の血管機能は劣化するので改善に転じる条件は何か。最新の
報告に興味が尽きない!
大泉学園から一番近い名曲喫茶ミニヨンに行ってみた。100%アナログテイストの
喫茶店は今や名曲喫茶ぐらいしか残っていないだろう。四谷にあるジャズ喫茶いーぐる
は今でも30年前良く通った時と同じ椅子の配置でJBLのスピーカも健在である。
まだプログラマーだった頃ジャズを聴きながら原因が解らないバグの原因を思い巡らす
日々があった。コロンを入れ忘れただけでもプログラムは時々異常な動きを示すため
考えられる可能性を頭の中でシュミレーションしてメモに書いていくのだ。つまり明日
会社に出社したときに確認すべき手順を会社の帰りジャズ喫茶で思い巡らす。
ジャズ喫茶は殆ど人の話し声がなく夢想するには良い場所だ。むろん時々は流れてくる
ジャスの曲に聴き惚れるのは言うまでもない。「いーぐる」の椅子の配置はみんなと
来た時あそこに座ったかも、あそこで良く思いめぐらしていたはずと懐かししい。
名曲喫茶ミニヨンは荻窪駅の直ぐ傍で50年前からあるらしかった。平日の午後2時
客は1人いてクラシックの曲に聴き惚れていた。40分ぐらいいても客は私も入れて3人だけ。椅子の配置が2人がけで入り口近くにあるスピーカーに向かって並んでいる。
クラシックを1人か2人で聴くための椅子の配置で話すために入る喫茶店ではない。
本を読みながら聴いていたがアナログレコードのクラシックの曲に聴き惚れてしまい
本に熱中できなかった。いつもはiPodでクラシックを聴いているがやはり大きな
スピーカーで聴くのは良いものだ。トイレは期待通り和式トイレで久しぶりに観た。
家の近くなら週一は通ったであろうが大泉学園からは少し遠すぎる。コーヒー450円と
150円のケーキを注文した。採算が取れるとは思えないが何か他の仕事をやりながら
維持しているのではないかとさえ感じた。昔風の喫茶店は殆ど無くなってしまった
のでこのまま残してもらいたいものである。
途中井草八幡に寄ってみた。
JR荻窪駅,反対側にミニヨンがある
ミニヨンが入ったビル
前方がスピーカー
レコードが収められているカウンター奥
コーヒーとケーキを注文した
青梅街道を帰る途中まだ一度も入ったことがないRed Lobsterに入ることにした。
店のメインであるロブスターの半身焼きを注文した。
ライス付きで1980円であったが内容はハンバーグステーキ定食に近い。
半身のロブスターは尻尾以外食べるところが少なくロブスターを食べた気持ち
になる程度だった。この値段に見合った内容はこの程度と言うところだろう。
ハンバーグはいわゆるファミレスで食べるハンバーグで可も不可もないところだ。
何れにしても2度は来ないであろう。ロブスターを外せば他のファミレスで十分だ。
アトランタで食べた大きなロブスターの味が忘れられない。手で引きちぎりながら
バターのソースに付けて食べたが歯ごたえがあり「食べた~!」という満足感が
あった。アトランタで食べたようなロブスターをも一回食べてみたいな~。
ホビージャパンMOOK514から発行されているCyclo Graph 2013 summerに350万円の電動アシストが紹介されていた。自動車が買える価格だ。しかしかっこいい!ハンガリーのベンチャーが開発したバイクだが数台会社のオーナーなどが買っているらしい。見た目はオートバイにも見えるがEVの時代独自のセンスでマニアックなバイクがこれからどんどん出てくる予感がする。スポーツ用の電動アシストはおもしろいかもしれない。雑誌ではパーツなど詳しく紹介されていた。興味ある人読んでみてはどうか!
私の方は相変わらず近くの森でいつもの自転車を走らせているだけだ。
350万の電動アシストは欲しいが手が届かない。秋用の帽子で写真と撮ってみた。