遠い山なみの光 A Pale View of Hill
高校時代の友人から数年前に1冊の英語の本を頂いていた。長崎出身で英国在留のカズオイシグロさんの本よ」と。確かに一度、新聞で彼の小説について読んだことはあった。
「この本を読んでいると長崎に住んだことのある人には、風景や雰囲気がすごく分かり易く懐かしいわよ。」と登場人物の説明まで添えてあったのだ
友人は長いこと「英文学の原書を読む会」のグループに入って数多くの英文学書を読んでいるが、私は英会話の 雑談会こそ続けているが、原書を読むのは敷居が高くて お手あげのままでいた。そのうちにイシグロさんの ノーベル賞受賞発表があって、早速ハヤカワ文庫の日本語版で読んだのだった。
云われたとおり、懐かしい長崎の情景が目に浮かんだ。戦後間もない長崎でそれぞれの道を生きる対照的ともいえる二人の女性の生き様を女主人公の語り口で綴ってあり、主人公の気持ちにもより添えてイシグロさんに大変親しみを覚えた。
私の住んでいる地域には開かれた市制を語り合う会がある。いつも議員団が熱心なので、強烈な暑さだったが三度目の参加をしてきた。行ってよかったと思った。地域の状況も先取りできた。一匹狼でも気にせず入っていけた。
地域の超党派市議団側からは「今どういう問題に取り組んでいるか」を語ってもらい、地域住民側からは（私利私欲は別にして）「これから議員団に取り組んでもらいたい地域の各種の問題、要望」を率直に語り合える素晴らしい開かれた市制を語り合う会だと思っている。
地域の問題点は多く「災害防災、高齢化福祉、交通再開発、次世代福祉」などの分科会に分かれて活発に討議が行われて総括報告がなされた。
それというのも、ある時、友人に「膝の痛みなどにゼライス
パウダーの入った食事を取っていると良くなった」と
聞いたからである。友人のご主人は膝痛で歩くのにも支障を
来していらしていたそうだが、ゼライスを溶いた後、
サイコロ状に切って取り置いて、スープや味噌汁、シチューなど
にいつも溶かし入れていたら、半年もしないうちに治り元気に歩
けるようになったと云う事だった。私も口当たりのいいゼリーを
毎日食べるようにしたせいか、2か月位で忘れたように膝の痛みは
消えた。踵の方はもう一息だが。
終戦の年、前後は富山の祖母の家に居候していた。
そこには我が家の６人だけでなく叔父叔母従兄妹達も来ていたので
総勢１０人以上の人が出たり入ったりしていた。外に友達を作らなくても
間に合っていたようだ。
上の写真は私の記憶に残る、ある日の昼食のイメージ。
お腹が空いてお代わりをと所望したら祖母にたしなめられた記憶が残っている。
又ある朝、起きようとしたら足に力が入らず柱に縋って立ち上がった様な記憶がある。
栄養失調のせいか？足には飛び火のような「おでき」が沢山出来たが
他のことでもお医者に行った記憶がない。
只、広い庭には、柿の木が沢山あって、いつも柿を食べていた。
月に一度、友人宅で煎茶道を習っている。
抹茶で入れる茶の湯のお手前と違って、日常飲んでいる茶葉で入れるお点前なのである。
所謂、表千家、裏千家などで日本文化の代表としても盛んな抹茶での茶の湯道とは違って、煎茶道はあまり一般的に盛んでない。
しかし、毎日飲む茶葉での決まった様式、お点前なので、私には向いているようで、１０年以上続いている。しかしその決まった所作を間違えなく憶えるのが、若くない身には難しく、毎回格好の脳トレになっている。
最近、チャンスがあれば、なるべく米粉パンを買っている。
グルテンに問題があるという説をよく目にするので。
（世の中いろいろの説があるが）グルテンについては
「やはり小麦に含まれるグルテンには中毒作用があります。
食べるほど小麦がさらに欲しくなり、アミロペクチンの摂取量
が増え、脳が傷ついてしまうのです」とか。
普通のパンより割高な感じですがが美味しい。
私達家族は富山市郊外で生活をしていた。その富山市内は終戦直前の
８月２日の夜、大空襲に襲われた。
私達は富山市近くの小杉町にいた。夜半、凄まじい閃光とB29のもの凄い爆撃の音で
近くで攻撃が始っていることを知り、消灯下で恐怖に身を縮めていた。
富山市内では夜中の爆撃を知り、取り急ぎ家族で郊外等へ避難し始めた人が多かったようだ。
その最中、目の前で自分の肉親が爆撃弾を受けて亡くなるという悲惨な状況だったと
当時の体験者の著書「８月２日天まで焼けた」は語っている。
私は後、つい最近まで、この爆撃の恐怖の夢を見て目を覚まし夢だと知り
ホッとすることがある。そして、８月１５日のことはしっかり覚えている。
祖母や叔母たちが慌しそうにしていて、いつもと違った家の中の雰囲気で、
母、叔母達、従兄妹達大勢、祖母宅に住んでいる親戚全員が
「天皇陛下のお言葉」が始まるからと
ラジオのある大部屋に集められて「玉音放送」を聞いたのだった。
そして、なんとなく戦争が終わると云う事を悟った。
（日本政府の降伏文書への署名は９月２日。）
あっという間に起きた西日本豪雨大災害の前後から、
３９度とか３６度とかいう記録的な長々丁場の暑さが始まった。
被災されている方々の辛さは想像を絶するものであろう。
長く生きている私にも今までに経験した事のない辛い憎らしい暑さだ。
老いも若きもこの異常な暑さで免疫力がかなり落ちているのでは
ないだろうか？要注意だ。
最近のこの温暖化の暑さを凌ぐ為、それぞれ色々な工夫を凝らし
ている方が多いと思うが、我が家は写真の天窓の開閉で、昨年ま
では特に2階にこもった暑さからはかなり解放されていた。今年は
ないよりましの感じだ。
築３５-３６年になるので３年前に屋根の葺き替え工事した時に、
新しい天窓に取り換えた。以前の手動式開閉のものと違って
リモコン操作でコントロール出来て、万一留守中に雨が降って
も、すぐ自動感知して閉まってくれるので「お利口さん」だ。
新しく家を建てる方には薦めたい。
もう日本中が壊滅状態であることを知っていたであろうアメリカが戦争を
終わらせる為にと広島に原爆を落とした。
上空などの偵察で日本がもう戦争継続能力がないことも、混乱の中での
降伏の動きも知っていたであろうに、たったの3日後に
再び長崎に悪夢の原爆を投下した。何故2度も？
命令を下した当時の大統領や軍の良心を疑う。
長崎は私の出身地。4歳で長崎を離れて、再び原爆投下後1年4か月目に
爆心地近くの焼け跡に建てらた一軒家に移り住むことになった。
富山から幼い妹、歩き始めた双子の弟達と長い長い鉄道の旅を経験した。
急がないでゆっくり来てねと頼んだ積りなのに、又、
〇〇回目の誕生日が早々とがやってきました。
カナダの５０年来の友人 マリアンヌ
からメッセージカードとプレゼントが届きました。
タイムシェアの施設で二子玉川にある２LDKの自炊式の部屋が取れて
7月末から4日間過ごした。それまでの暑さと忙しさに疲れ切っていて
初めて地上28階に住む体験にワクワクしていたのだが、
家人の出入り(６人まで)もあり、デパ地下での買物などに追われ、
素晴らしい眺望を見ただけで暑さと足痛で遠出の散策もままならず
ショッピングセンターや蔦屋を眺めて終わってしまった
驚いたのはここの２７階までは楽天の本社（楽天クリムソンハウス）だったこと。
朝方、同宿した孫を下まで見送って行ったら楽天の社員の出勤風景に出くわした。
背広にネクタイ姿ではなく、揃ってラフナカジュアルスタイルの出で立ちで
新しいオフィスに入っていった。聞くところによると社内では英語が公用語らしい。
３年前に六本木からここに引っ越してきたということだ。
確かにここは都会でありながら自然も豊かで環境もいい。
それが新しく創造的で豊かな発想に繋がっていくのだろうと思った。
先見の明ある経営者の心意気が感じられた。
１か月近く前から、朝起きて歩き始めに足裏の踵側が痛くて歩くのが辛いという
症状が始まった。気にしないで卓球の練習にも行ったりしていたが、症状が一向に
よくならず、２週間ほどに整形外科を受診しました。足底筋膜炎という診断でした。
痛み止めの貼り薬を貰った。毎日貼っていたがあまり効果がなく
８０００歩ほど歩いたりすると、痛みが酷くて辛かったので、４－５日前に飲み薬を
整形で貰ってきて３日飲んだらかなり楽になりました。
薬なしでこのまま良くなるかどうか只今様子見中です。
マラソン選手などに多い症状だそうです。そんなに歩いてもいないのに
加齢によるものともいわれています。
73年前の真夏の朝8時15分, 広島上空で原爆が投下された。
私達一家は広島の父の会社の社宅（舟入川口町）で約2年間暮らしていたが
母が富山の実家で里帰り出産することになり、父 を残して5月初めに引っ越しをした。
6月末に父も転勤してきた。
子供心にも住みやすかったあの広島の町に間もなく恐ろしい原爆が投下されるなど
誰が想像出来ただろう。
無心で遊んでいた名前も憶えていない幼き友達の運命はどうであったろうか？
原爆が核兵器が人類の敵であることを成長するにつけ深く知った 。
難を逃れた者としても原爆の恐ろしい悲劇を語り伝えていかなくてはならい。
