タイトルを元にもどしました。年齢のことは忘れることにしましたので。
否が応でも、身体の方からいろいろな老化のサインが出てくるの
です。相変わらず年甲斐もなく迷いの多い日常です。
扨、我が家の周囲の住宅地は世代交代中で軒並みに建て替え中です。
昨秋は裏側の家、先週は斜向かいのお宅の解体工事が
始まりました。気になっているのがアスベストの飛散です。
石綿アスベストは1960年代には海外で発がん性が
指摘され、世界各国で使用規制が強化されていましたが、
日本では2004年まで使用が続けられたそうです。
多くの人が知らず知らずのうちにアスベストに接し、
“死の棘”を吸い混んでいると思います。
私の父は1997年に中皮腫で亡くなりました。
最後に見舞った頃は痩せこけて、痛々しく胸膜に
溜ってくる黄色く濁った胸水を抜いてもらっていました。
91才でしたから父は最後を我慢強く受け入れて
いましたが、診断から半年位で亡くなりました。
中皮腫はアスベストが原因での発症が大半だそうです。
尚、仕事が原因でアスベストを吸い込んだと証明できれば、
その患者には労災が適用されるそうです。病気で仕事を
休んでも平均賃金の8割が保証され、死亡すると、遺族に
年金が支払われるようになっているそうです。
厚生省は昨年12月、戸建て住宅の解体やリフォーム工事も
対象とした規制強化の方針を固めて、2020度中にも実施を目指して
いるそうですが、「コロナ」に翻弄されている最中、どうなることでしょうか。