ごろっと、えほんをひろげよう

子供と一緒に絵本、本を読んで早や10年。今は学校図書館司書をしています。読んできた本読みたい本を綴りたいと思ってます。

獣の奏者 エリン 感動の完結

2009-09-24 21:22:10 | 児童書
 現在、教育テレビで土曜日の夜に放映している「獣の奏者 エリン」
ここでⅢ、Ⅳ巻が出たので、読みました。
 
 もともと上橋菜穂子さんの守り人シリーズを推している先生がいて
一気に読んだのがきっかけです。
 日本人で同じようにファンタジーを書いている人もいるのでしょうが
私は、上橋さんの世界観がとてもあっています。
 守り人シリーズのバルサもとても魅力があって好きでしたが
知恵者のエリンにも、また魅力を感じます。
 以前の闘蛇編、王獣編を読んだ時も本当に一気に読みましたが
今回の2冊もとてもよかったです。
 エリンの生き方を貫く様子、またそれを取り巻く家族の苦悩、
王獣・闘蛇をめぐり国の存亡をかけた争いにどう決着がつくのか
本当に引き込まれました。潔いといえる終わり方がある意味
驚きで納得でした。
 
 学校の図書室には置いていないのですが、私は外国の
ファンタジーよりもよっぽど惹かれます。
 こどもたちはどうなのかな?
 町の図書館でも意外と動いていないようです。
 こういう本を、がんばって読んでくれるといいなと思います。
 巷では人気があるようですが、ファンの年齢層はもっと高いの
かもしれません。テレビの内容も結構話が分かっていないと
難しい部分があるし、知り合いの高校生の娘さんがテレビを
夢中になって見ているというのも聞いたので。

 児童書の域を超えた、児童書にこれからもはまっていきたいです。







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