ごろっと、えほんをひろげよう

子供と一緒に絵本、本を読んで早や10年。今は学校図書館司書をしています。読んできた本読みたい本を綴りたいと思ってます。

転んでも、大丈夫 ぼくが義足を作る理由

2017-08-04 14:12:50 | 児童書
 この本も読書感想文コンクールの課題図書です。
今回は市井の方にスポットを当てた作品ですが
障がいを持つ方の生きる意義やそれを支える仕事を
子ども達に理解してもらうのに、とても良い出来栄えに
なっています。

 私が子どもの頃は、障がいを持つ方がスポーツを
するということは想像も出来ない事でした。
 近年、パラリンピックが開催されるようになり
それはそうしたアスリートを支える義肢装具の進歩が
無くては成り立たないことだと思ってきました。
 臼井さんは義足を作りながら、スポーツ用に義足を
作ってたくさんの選手をサポートしてきました。
 
 臼井さんと義足を使う方の、素晴らしい信頼関係が
この本からあふれています。
丈夫な私たちから想像できない一歩を歩みだすこと、
それに寄り添い応えていく臼井さんの姿勢に人として
大切なことを教えてもらいました。

 2020年に東京オリンピック・パラリンピックが
行われますが、ぜひこうしたことを今の小学生が
(私たち大人も)学んで迎えてほしいと思います。




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