最近は万葉集ばかりに気を取られ、世の中に疎くなっていたかもしれない。テレビではイージス艦のことばかり。あまりにも基本的なミスで、自衛艦に弁解の余地もない。
けれど、広い海であんなにうまくぶつかるものなのだろうか。少し、冷静に考えてみよう。
この事件が起こって、米軍の不祥事報道はどっかへ行ってしまった。道路特定財源のリミットは目前だ。日銀の次期総裁も決めなくてはならない。健康保険の改正について国会では何もなされない。
防衛大臣の首をとっても国民には何のメリットもない。時間の無駄である。野党が騒いだところで、たいした成果はないだろう。何かあるのかな?
残念ながら、国民の目を他へそらす理由は不明なのだが、何かがあるとすれば、どんな陰謀が成り立つだろう。
あくまで憶測だと断ってからだが、例えば、米軍基地に対する地位協定の改正論議が盛り上がるのを防ぐため、何か事件を引き起こす必要があったとしよう。
そのことが、そんなに重要な問題なのだろうか?
まあ良い。仮にそうだとしよう。けれど、海の上でイージス艦を漁船に命中させるのは思ったほど簡単ではないのじゃないか。現に、他の船は回避できているのだから・・・。
どうしても命中させようとすると、漁船の運航をコントロールする必要がある。コンピュータで計算し、漁船の航路を計算できていれば、ミサイルでミサイルを打ち落とすよりは容易だろう。
結論から言うなら、完璧な陰謀を完成するには、船員が漁船をコントロール出来ては困るだろう。前もって船を改造し、遠隔操作でコントロール出来るようにしておく。イージス艦は予定通り、自動で運行させ、どてっぱらに突入すればよい。それは簡単だろう。
コントロールした証拠を隠滅するためには、操舵室は見つかってはならない。船員も助かるとまずいので、あらかじめ殺しておく。これで陰謀は完成だ。後は予定通り報道陣が騒げば良い。
うーん、いくら陰謀論者といってもこの推理は少し無理かな?それに、動機がいまいち・・・。
操舵室が見つかり、船員の遺体が発見されれば陰謀かどうかは明らかになる。発見される事を祈ろう。
仮にも最新鋭の軍艦ですよ、漁船を補足していないなんて事ありえません。
普通の商船でさえ、衝突防止機能は持っています。
レーダーで補足し相手の船の針路を計算、こちらの船の進行方向、速度に対して衝突を予防する機能です。
ぶつかりそうになればブザーで知らせます。
多分、その他のGPSがらみの装置も装備していますよ。
もし、イージス艦が無防備な船
だったら、魚雷なんかで一発でお仕舞い。
このお祭りの真の目的は何でしょうか?