鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
好きな日本酒の感想、等を、写真でメモ

Hermit Tobacco Works Co. - Captain Earle's - Nightwatch

2019年12月29日 | パイプタバコ
2019年 12月

今回も  Hermit Tobacco Works Co. - Captain Earle's - Nightwatch

Captain Earleシリーズ となります
前回の Honor Blend とは違って 本来の ラタキア満載のブレンドとなります
ラタキア好きのこの私には 期待の一品となります。


缶の裏側には

こんな事が書いてありますが
高速帆船のデッキの上で 夜の海を見つめて瞑想にふけるとき あるいは勉強の合間の
疲れをいやすひと時に どうぞと書いてあるようです。


缶を開けると

とてもダークな クランブルケーキが出て来ますが





なんともごっつい ブラックの 塊です
Honor Blend と比べると 幾分硬いです。



簡単に指でほぐれますが

時たま中に茎の部分が 入っているのが見えますが 取り除けば問題はありません。


葉組を見ると
Latakia, Oriental/Turkish, Perique, Virginia
となっていますが
ラタキアが相当多そうです
バージニアも オリエントも その存在はあまり分からない感じがします

もう既にこのタバコ なくなってしまいそうなくらい喫っていますが
その味はどのようだったのか 
いよいよ


感想   となります

その前に 一口にラタキアブレンド といってもタイプがいろいろあります
こちらのブレンドのタイプは ラタキアが満載の English タイプとなります
その辺は他のラタキアブレンドとは一線を隔します
例えば
 1 C&d Pirate Kake
 2 GLP Gaslight
 3 HU  Fayyum Kake
 4 Captain Earl’s Ten Russians
 5 Standard Tobacco Company of Pennsylvania - Bengal Slices

これらのブレンドは皆 ラタキアが満載のタバコになりますが
その他にもあると思います。

しかし 何度も書いていますが ラタキアが多いから強いタバコであるとは言えませんし
逆に穏やかな味わいなのがラタキアタバコになります
ニコチンの含有量は相当少ないわけだし 甘さも オリエントですから 
あることになります

ただ 木クレオソート というか 木を燃やした時に出てくる煙の中の
タールのような独特の正露丸の様な香りが
これらラタキアブレンドを 臭くて異端児的とみなし
嫌っている方も多く見受けられます・・・
私のような ラタキア好きには その辺のところが相容れられない所になります


また ラタキアブレンドにおいて ラタキア含有量が少ない物でも
刺のあるラタキアの刺激を感じるブレンドもありますし 逆にラタキアが多いものほど
ラタキア自体はおとなしく やんわりと包み込むような効き方をする傾向があります
その辺りがどういうことでそうなるのかはよく分かりませんが
そう言ったことはいつも感じます。

なので 上記のラタキアブレンド達は どれもこの私の好物になります
ラタキア自体の強さというより その他のコンポーネントの葉っぱとの絡みが
大きく問題となって来ます。



前置きが長くなってしまいました
感想を進めます


点火と同時に 静かに燃焼が進みます 火付きは悪くありませんが実にクールに燃えてくれますね。 
ラタキアの味と香りがすぐにやって来ます。

ウッディでスモーキー それにやんわりとした甘さを持ったラタキアが
実にマイルドに低く広がって行きます・・・
あたり一面をそのラタキアの味と香りが包み込みます

何と表現したらよいのか・・・
夜の暗闇に包まれた とてもダークな それでいて静かな穏やかな夜の海を連想します

灯も何もない しかしかすかに水面に反射する月の光の明かりがあるようですが
何処までも遠く果てしない暗闇が続いて行きます


ここで 微かに遠く バージニアの甘味がやって来ますが 強くはなく微かに ですね・・・
それよりも ペリクです ペリクの酸味というか酸っぱみが結構感じられます
ラタキアと ペリクの あまり無い組み合わせを感じますが
悪くありませんね・・・。

その辺りの感じは 上記のブレンド達とは 全く異なるようです
このペリクの酸味は この暗闇に 冷たさを感じさせない様です
どこか温かみのある 南方の夜の闇を連想させます

オリエントは どこにいるのか よく分かりません・・・
しかし 最後のほうで オリエントの存在とペリクのペッパリィなところを感じるようです
微かに イズミルあたりの ターキッシュを連想しましたが はて・・・。


最後までこういった感じのラタキア中心のスモーキングが続いて行きますが
複雑な味わいはなく シンプルに ラタキアと ペリク それに少々のバージニアが
合わさった落ち着いた味わいになります。

ニコチンも少なく 実に喫いやすいですね 美味いと思います
甘みが足りないと思われる向きもあるかもしれませんが
これはこれで 実に面白いと思います

上記の ダークラタキア群(私的造語)  とは少し味わいが異なりますが
美味いと思います
GLP の Quiet Nights ではありませんが 夜にゆったりと妄想? や瞑想に浸りたいときは このブレンド お勧めします いいですよ。

新たに このダークラタキア群として このブレンドを加えて良いと思います。

そんな感想になります
それでは また
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