鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
好きな日本酒の感想、等を、写真でメモ

HU Tobacco - Fayyum Kake (African Line)

2019年07月23日 | パイプタバコ
2019年 7月

今回は HU Tobacco - Fayyum Kake (African Line)

このたびは クランブルケーキ バージョンの Fayyum ということになりますが
レギュラーのリボンカットの方は
HU-Tobacco Fayyum 続きです
こちらの記事を参考にしていただければ 幸いなのですが

こちらの Kake の方は コールハスで作っていますね
全く同じ Hans Wiedemann さんのブレンドで 葉組も製法も全て同じなのですが
それを 1週間圧縮をかけ Kake にして熟成させたものになります。

葉組をまた書いておきますと
Black Cavendish, Kentucky, Latakia, Virginia
となっていますが、バージニアは fire-cured されていますね なので そちらの味わいは
コクのある甘みとなるようです。

何度も触れていますが 65%のラタキア含有量 というのが驚きのブレンドです。


ラタキアの文字が 特に大きく書かれています



ふたを開けて中身を取り出して見ると

このように ジップロックに クランブルケーキが 2個入っていますので


そのうちの一つを



取り出して 空き缶に入れて置きます
残りの方はまた パッコンと 入っていた入れ物に入れて仕舞っておきます。


Kake は柔らかいので すぐにポロポロと 隅の方から簡単にはがれて来ます



少し乾かしたほうが いいかもしれませんが そのままでも ほぼOK 


今回は レギュラーのリボンカットの物と比べ どのように味の違いがあるのかの
検証 となります。


感想

はっきりいって Kake の方が数段美味いですね
リボンカットのものに比べて 味が濃くて深い甘味を感じます
よりリッチで よりクリーミィ といえます

リボンカットの方は 味の立ち上がりも早いのですが中盤以降は 燃えすぎるのか
少し雑味が出てくるような気がします
それに比べて クランブルケーキの方は カット自体が圧縮されているので
揉み解しても リボンのように フワフワにはならず カッキリとした状態なので
燃焼も安定して燃えすぎることもありません
結果として 最初から最後まで クールな味わいが続き 納得の喫煙 となるようです。

それと 1週間とはいえ 熟成も進み メロウな味の深みが出て来ますね

もとより リボンより クランブル というのが私の持論ですが
それを裏付けるような結果となります。

リボンカットの方は 保存に気を遣いますが このクランブルケーキの方は
Pirate Kake もそうですが かなりの間 美味しい味わいが持続します
なので リボンカットの綺麗なタイプの物は どうも気に入らないのがこのところの
感想です。 
また同じリボンでも コースカットや カッキリとして 葉っぱの開いてないものは
美味いような気がするのは 気のせいでしょうか・・・?


このタバコは オリエントを使っていないのですが オリエントが入っているような錯覚を
起こしてしまいます・・・
ラタキアの甘さがそう思わせるのかもしれませんし ケンタッキーや BC が出す味わいが
その様に思わせるのかもしれません。

面白いのは Fayyum レギュラー のほうが English のくくりなのですが
こちらの Kake の方は Balkan のくくりになっています・・・
どういうことなのか 理解に苦しみますが
いろいろ味が賑やかになる レギュラーに比べ しっとりとラタキアの味が全体を包み込み
バルカンの台地を連想させるこちらの Kake の方が Balkan というくくりを連想
させるのかと思いましたね・・・。


それともう一つ気づいたことがあります
このタバコの前に Ashton の Artisan's Blend をやったものですが
あちらは オリエントが入っていて ペリクも入っていますが
味わいがよく似ています

こちらの Fayyum の方が しっとりしているように思いますが
BC から来る 赤ワインのような味わいが このタバコにも感じられますね

そういった 少し酸味を含んだ 風味がどちらのタバコにもあるようです
考えてみれば どちらも コールハス で作っているタバコなのですから
同じ様な味わいになっても不思議ではありません

どちらにせよ かなり美味しいタバコであることは間違いのない所であり
リボンカットの物より この クランブルケーキ の方がより美味いということです。

同じクランブルケーキでも C&D の Pirate Kake の方は あっさりとしたうまさが
こちらの方は こってりとした酸味のある甘さが堪りません
おなじ クランブルケーキの シアトルの プラムプディング とか 
Russ Ouelette さんの ベンガルスライス とか フュージリアレイション とか
いろいろあって どれも美味いのですが
今度 一度 クランブルな世界の 特集をしてみなくてはいけませんね・・・。

そんなことを思った次第であります
それでは また
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Syrian と Cyprian ラタキ... | トップ | GLP Westminster 16㌉缶 ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

パイプタバコ」カテゴリの最新記事