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Sparkring Life

旧・京都Sparkring Life
通って住んだ足掛け10年の京都生活を終え、横浜に住まい中。
書く人:maiky

宵山

2010年07月17日 | 【京都】祗園祭




2010年7月16日 祗園祭宵山、人出7万人(前年比+3万人)


16日は、朝から晩まで仕事でめっちゃ疲れました(客層は祗園祭とはほぼ関係なし)
それでも、やっぱり宵山最終日。
友だちもまた街に出ているというし、店に浴衣を持っていっていたので、
よし!と意気込んで浴衣に着替え、21時過ぎくらいから街に繰り出しました!

この日も夕方にドゴーーン!と夕立。
それでも夜にはカラッと晴れたので、今年も多くの人で賑わっていました。






 待ち合わせは、函谷鉾。

 あっ、私が生まれた年の新調?^^

 


 




東京では、東京スカイツリーと近隣のビルに映りこむ“Wツリー”が注目されてますが。
これはいかが?
中信の窓に映る、“W函谷鉾”♪

待ち合わせ中こんなことして遊んでいるうちに、シスターズ集結しました。

16日の宵山メンバー、虹子・eriko・まっちゃ・あにす、やがていけこ姉さん。
あにす姉の浴衣姿、めっちゃ素敵だったわぁ


 

at四条西洞院で飲み食い。

少し下って、生麩田楽~(全員)
喫茶こぐまさんとこで、トルコアイス~(eriko・虹子)
京町家さんのお隣で、スーパードライ~(いけこ・maiky)


 


そうこうしていると、日和神楽がすぐそばを通りかかったり。
大好きな南観音山の神楽が聞こえてきた瞬間、駆け寄っちゃった^^
今は休み山の大船鉾も、今年から日和神楽に参加されました。
近年中に復興の可能性が高い大船鉾、いま最も注目されています!
(※休み山=江戸時代末期の大火などで焼失した山。わずかに懸装品が残る)


このあと宵山の醍醐味、南観音山の「あばれ観音」を見に行こうと思ったけど。
町内は1時間前から“待ち”の人たちで封鎖状態…
北からも南からも入れそうになく、断念しました~。
(あばれ観音の様子は2年前の日記で)

翌日の山鉾巡行の好天を願う「日和神楽」の甲斐あって。
7/17は絶好のお天気になりました!


宵々山

2010年07月15日 | 【京都】祗園祭




雨、上ガル♪


 今日は、虹子ちゃんと宵々山デートの約束。
 私の仕事が終わる18時以降の待ち合わせ。
 されど、連日土砂災害警報発令中の京都。
 今日も17時頃から雲行きが怪しくなり、
 カミナリ&ゲリラ豪雨キター!!

 『やむまで自宅待機でお願いします』
 とのメールがゆきかい、待つことしばし。

 ほぉ~ら、やんだ☆

 2年前もそうだったから、私たちは慣れっこ。
 雷とセットのゲリラ豪雨は晴れる可能性大。
 案の定、浴衣を着終える頃にはやみました。
 
 まずはしみだれ豚まんでお腹を満たして、
 虹子ちゃんの粽を買いに、孟宗山へ~。





孟宗山は、2010年山鉾巡行で先頭をゆく長刀鉾に次ぐ、“山一番”です。
『今年は親孝行の年にしたいから』と、すばらしい発言をする虹子ちゃん!
分かりやすく保昌山の粽を買った私とは大違い(笑)
(保昌山=縁結び・恋愛成就)





会所飾りでは、昨年亡くなった画家・平山郁夫さん原画の胴懸けを見ることが出来ました。
昨年までの胴懸けは1808年の作(!)で損傷が激しく、202年ぶりの新調だそうです。
こういうところに、京都の深さを感じます。。
去年見た胴掛けを、幕末の志士たちも見たかもしれない。
そういえば、新撰組が池田屋に踏み込んだのは宵山の出来事だったっけ。(旧暦)


孟宗山を後にし、人であふれる街をころころと歩きます。


 

函谷鉾、月鉾

 

南観音山、北観音山




そして、黒主山へ到着しました。





室町三条の黒主山は、とても風流な佇まいです。





添え山の桜(造花)は、翌年の粽に添えて授与されます。


ここで、宵々山めぐりをしていたeriko嬢・まっちゃ姉・mi-tun姉・まめが合流!
一気にシスターズ大集合しました(笑)





そして一同は、橋弁慶山へ。
ここはホンマにかっこいいよぉ~。





謡曲「橋弁慶」に取材した山で、牛若丸と武蔵坊弁慶の五条橋での決闘を表しています。
宵山の会所飾りの時だけ、並んで置かれます。(巡行のときは→





牛若丸の頭部には、「永禄六年六月吉日 七条大仏師 康運之作造」の墨書きがあるそう。

永禄六年は、1563年です!
約450年も前に魂を吹き込まれた少年像が、こうして私の目の前にある。
だけど橋弁慶山の創立は、それより遥かの時を遡ります。

ほげぇー。

こうして1つ1つ調べて歴史を知ると、ますます祇園祭が面白いものになってきます。
祭の賑やかな雰囲気を楽しみながら、知的好奇心にワクワクする。
これって、なかなか出来ないことだよねぇ。





帰りは、やっぱりにこにこ傘鉾に見送られて。

 今日の浴衣は3年前の祗園祭セールで、
 500円で買ったやすぅ~いヤツ。
 (って、暗くてよぉ見えないね。左が私)

 これなら雨に濡れても!
 泥で汚れても!
 しみだれ豚まんをしみだれても!
 ソースつけられても!
 洗濯機でゴロンゴロン洗うし大丈夫!!

 帯だけは今年新調したのを締めていきました。
 まだ結びなれず、最後は結構ゆるんだけど。
 

 明日はついに宵山。
 仕事は今日より遅く終わります。
 でも~行くつもりでいます。

 楽しまなくちゃね!!


宵々々山

2010年07月14日 | 【京都】祗園祭




いよいよ、宵山に入りました。
今日は14日、宵々々山(よいよいよいやま)です。
18時になると、四条堀川からどんつきの八坂神社まで歩行者天国に!
四条通の真ん中をでーんでーんと歩くのは、本当に気持ち良いもんですっ。





あいにくの雨で浴衣は断念。
それでも、土砂災害警報が出ていた時よりは小降りになりました。


まずは。





祗園祭宵山限定、「膳處漢(ぜぜかん)のしみだれ豚まん」!
まずはしみだれなければー!


   


写真、昼間のでスミマセン。
休みが重なったeriko嬢&まっちゃ姉さんと昼間に鉾町めぐりしたときに、
そうそうにしみだれ豚まん2010、デビューしちゃいました!

夜の写真は、仕事帰りのまめが合流しています。
まめ、しみだれデビュー。
ようこそ、しみだれ部へ。
(※しみだれ部活動内容=宵山でしみだれ豚まんを食べる)





『粽、どこのんにする~?』と、いいながら山鉾町をうろうろ。
出陣の船鉾に到着。





いつ見ても、鷁(げき)はカッコイイ!





そしてやってきた、岩戸山。
大好きな音頭取りのおっちゃんがいるとこ。
鉾建ての時に見かけて、思わず「こんにちは!」と言ってしまいそうになりました。
向こうは私を知らないのに(笑)


ここで、ミニ粽を買いました。
普通の粽を買ったまめと、鉾拝観へ♪
(各山鉾によって、授与品を購入すると鉾へ上れることがあります)





ちょうど櫓の中でお囃子演奏中!





すぐ傍らで聞くお囃子は、本当に素晴らしいです


いろいろ歩いて、見学して。
ちょうど雨もあがったり、パラッと小雨が降ったりする程度。
まっちゃ姉さんの、「カマキリが見たい」の声で、蟷螂山(とうろうやま)へ行きました。






去年から登場した、“からくりカマキリ”のおみくじをひいてきました!
私は吉。まめ=中吉、まっちゃ姉さん=末吉。
おみくじに書かれているカマキリの顔がそれぞれ違うこだわりっぷり。
会所飾りのカマキリは布張りで、軽快に「よっ!」としていました。





また雨が降ってきたね~。
にこにこ傘鉾。
ちょうどお囃子が鳴り出したので、しばらく耳を傾けてから帰路に着きました。


今日は久しぶりに動画を撮りました!

岩戸山のお囃子、鉾拝観の感じ、
からくりかまきりのおみくじ、四条傘鉾のお囃子…の4編成。
短くて画質音質悪いですが、お祭りの様子が伝われば嬉しいです^^






宵灯り

2010年07月12日 | 【京都】祗園祭




連日の雨にも負けず、今年も街に鉾が建ち上がりました。
12日は、四条通の長刀鉾、鉾の辻の函谷鉾・鶏鉾・月鉾・菊水鉾の曳き初め。
昼間のうちに曳き初めを終えると、夜には駒形提灯にあかりが灯ります。





それでもまだ、慎重に準備が進められています。





ひとつひとつを、ていねいに。
しっかりと確認しながら、大切な装飾品を雨から守ります。





いつも一番なのは、函谷鉾。
他の鉾がまだ準備をしているうちから、お囃子を鳴らしていました。





お囃子も鉾によって音が違います。
囃子方さんたちの丁寧な運びを眺めながら、耳を傾ける。





「ヨーイヨーイ」





大人と子どもが一緒に作り上げているのも、祗園祭の魅力です。



今日は夜ご飯を手早くすませて、19時半くらいから宵のお囃子を聴きに行ってきました。
そしたらちょうど、まっちゃ姉さんも近くにいたみたい。
まっちゃ姉さんは初めての祗園祭。

そして、RICOH CX1で撮る祗園祭も初めて。
今日の写真は全部CX1です。またしても、なかなかの色合いを出してくれました
ほれるわー。

今年はどうも、天気がよろしくなさそうです
せっかく14日はまるっとお休みをもらえたのにぃー。
宵山も巡行も、ちょっと心配。
装飾はビニールシートに守られて見えにくいですが、しっかり見学しておきたいです。


祗園祭吉符入

2010年07月02日 | 【京都】祗園祭




安曇野旅行記の途中ですが!(まだ途中ですよ^^)
京都は昨日7/1の吉符入りで、祗園祭が始まりました!

1日から10日間、お囃子を持つ山鉾町では、「二階囃子」が行われています。


 「鉾の辻」 と呼ばれる場所があります。
 
 四条室町の交差点。
 
 ・函谷鉾
 ・鶏鉾
 ・月鉾
 ・菊水鉾

 各町会所から、コンチキチン♪
 あっちから、こっちから、コンチキチン♪

 地下鉄&阪急に向かう仕事帰りの方たちも、
 お囃子の音色に見送られて帰路へ。

 私も、今日はお囃子まみれになってきました


四条烏丸で働いていた時は、祗園祭の季節以外のお囃子練習をよく耳にしました。
最近はぜんぜん聞けていなかったので、今日はめっちゃ興奮しました~!
やっぱり、お囃子の音色は元気をくれますね。




そして今日、2日は京都市役所で「くじ取り式」が行われました。
17日の山鉾巡行の順番をくじをひいて決める日です。
注目は、「今年の山一番」。




今年の山一番は、「孟宗山(もうそうやま)」になりました!

冬の山の中、病弱な母のため好物の筍を探しにいく「親孝行」の山。
2年ぶりの山一番です。

そしてもうひとつの注目は、安産の山といわれる「占出山(うらでやま)」の順番。
今年は、「さきの巡行23」の中の、18番目。
番号が早いほど、その年の出産は軽いといわれていますが・・・


つづいて、“くじ取らず”の長刀鉾に続く「鉾一番」は、「函谷鉾(かんこぼこ)」





四条烏丸で、「我一番」とばかりに鉾を建てあげる函谷鉾です。

くじ取り式の結果だけで、今年の粽は山一番の孟宗山にしよう!とか、
占出山の順番にドキドキしたりとか、色んなことが楽しめます^^


ハイライトは14~16日の「宵山」、17日の「山鉾巡行」ですが、
今日から10日間は町会所での「二階囃子」、
10日からは「鉾建て」が順に始まり、いよいよ絢爛豪華な山鉾が姿を現します。
鉾が建てば、「曳き初め」。一般の人が鉾を曳ける唯一のチャンスがここ。
お囃子は鉾の櫓へと場所をうつし、鉾の前には駒形提灯が掲げられ、華やかな夜が始まります。
宵山を待たずしてもうお祭ムードたっぷりです。

そして山鉾巡行までの同じ17日間、八坂神社や四条大橋では、
祗園祭の「神事」の部分が粛々と執り行われていきます。
八坂神社の祭神が座す神輿のお清め、神の使者となる稚児の社参、神輿への御霊遷しなど…

ほぼ全てを駆け巡った2008年の夏のようにはいかないけれど。
今年も祗園祭を楽しみたいと思います。


まずは、私の“浴衣始め”となる三条会商店街七夕夜市!
7月3日(土)18:00~21:00開催です!
天気予報は雨だけど・・・今年も思いっきり遊んできまーす。