こんとあき
こんとあき (日本傑作絵本シリーズ) | |
林 明子 | |
福音館書店 |
「はじめてのおつかい」という絵本が幼稚園の時に読んで大好きでした。
同じ林明子さんの作品で、最近本屋さんで見つけて立ち読みして、思わず涙ぐんでしまいました。読み聞かせしてても、泣きそうになってしまいます。近頃、涙腺ゆるいなぁ。(娘とトトロみて私が号泣・・・。)
生まれてくるあきちゃんのためにおばあちゃんが作った「こん」というぬいぐるみが、あきちゃんが大きくなるにつれてほころびてしまいます。直してもらうためにふたりでおばあちゃんの家に列車で旅をするというお話です。
途中の駅でコンがあきのためにおいしいお弁当を買いに行き、行列していたため時間がかかって、出発まぎわに列車にとびのり尻尾をドアに挟まれてしまいます。しばらくしても、もどってこないコンを心配して探しにきたあきの顔をみると、こんが「だいじょうぶ、だいじょうぶ。おべんとう、まだあったかいよ」という場面で、もう泣きそう!! おべんとうの話をしてる場合じゃないでしょっ! 「だいじょうぶ」にこもる、あきへのなんて深い愛。 WEBでコンは亡くなったおじいちゃんの服をほどいてつくられているとしって、また涙なみだ。
関係ないけどなぜか、ドラマ奇跡の人の克己の「僕、ごはんたけるよ!」を思い出したのでした。