ビデオ屋さんになかったので、初主演映画ということもあり、思い切って新品を購入!してから、年末年始家にいなかったので、やっと見ることができました。
(ここからネタバレ感想)
いじめられっこの高校生、敦が不良中年高校生3人組によって、男になっていく成長物語。DVDのメイキングみたら、10日間の撮影とのこと。健ちゃんはもちろん、それぞれの俳優さんはよかったのですが・・・。
私ほんと個人的な感想なんですけど、お話(脚本?)と演出が全体的に微妙でした。こんなこと言って、ホントすいません。
不良中年3人組と健ちゃんの掛け合いとか、たまり場で最後抱き合って、お別れするシーンとか好きなシーンはいっぱいあるんですけど、定時制高校に通う長ラン不良中年の生前の背景が全くみえてこないというか、なんで3人があの場所でたむろしていたのか、焼身自殺しようとした友達とはどんな人?とか。???がいっぱいになってしまい、3人の存在が唐突で浅い感じをうけました。そういうのが腑に落ちるシーンとかがあったらよかったなぁ。扇子に文字を書いて陸上競技上の空に浮かんでいるのも、クロマキー感ありありで、ちょっと・・・。全体的にセリフも心に残る、ぐっとくるものが少なかったです。
私が一番良かったとおもったシーンは、敦(健ちゃん)が、マー君(エンケンさん)から妹を守ろうとするシーンです!健ちゃんの長いセリフがあるのですが、メイキングをみたら、最初はエンケンさんがしゃべるはずのところをエンケンさんは黙って、その分を健ちゃんがいうように現場で変えたとのこと。これがすごくいい!!マー君がすっごい不気味で、敦が妹や好きな女の子を守ろうと必死になる姿に感動しました。マー君、金属バットで殴るなんてひどすぎる、逮捕されてよ!!(そのシーン見たかった) 妹(倉科カナさん)がマー君に頬をはたかれて、はたき返すところ良かった!妹さん、男前!!
あと、病院で幼馴染の女の子、晴香(中村映理子さん)に「こっちこそごめん、・・ごめん」って敦が謝るところが良かった。あそこはすぐに謝って正解!敦の優しさがでていて良かった。でも「オトコの約束」にこだわるなら、最後にあの場所に晴香を連れていかないで、敦ひとりの方がよかったです。独りで男泣きの方が、私的には感動できたと思います。扇子で「生」の字もちょっとどうかと・・・。
いじめられっこで、小さくなってきょどきょどしていた敦が、だんだんに前をしっかりみていけるようになる姿がとっても良くて、感動しました。でも、健ちゃんにいじめられっこは似合わないなぁ、すごい体格いいし。いじめっ子を椅子にして、女の子といちゃつくという、敦の夢の中のシーンが、すごいはまりすぎてて、やっぱり健ちゃんの見た目キャラ的にはこっちのほうが似合ってるな~。
まだまだ健ちゃんの出演映画、チェック終わらないな~。次は何を借りてこようかなぁ。