あややのやすらぎ 『蛇螺蛇螺日記』

平成の歌姫、松浦亜弥さんについて文字通り蛇螺蛇螺(だらだら)と綴る日記帳です。

香りダンス。

2004年01月30日 | 松浦亜弥
CMタイアップ曲として全く申し分のないインパクトのあるメロディー。

「美学」「夏男」から継承されるあやちゃんの「カッチョ前」な部分を
全面に押し出し、かつあやちゃんの持つ最大の魅力である「かわいさ」
と対比、または並列させることでさらに印象深い曲仕上がっている。。
とワタシは思います。

そしてあの独特な歌い方。本来の歌い手としては既に最高の域にある
あやちゃんをして成せる技、と言えるのではないでしょうか。

コトバ一つ一つを崩して発音する歌い方。

コトバそのものを「イミ」として"だけ"ではなく、「オト」として聴かせる。

これはあやちゃんの楽曲でいえば既に「デート日和」、または「夏男」で
わざと巻き舌を強調したりする歌い方、さらには実の所、もっと以前から
「ももきゃた」と愛称で呼ぶ程に馴染みのある「桃色片思い」でその歌い方
は世に出ています。

この歌い方、あやちゃん以外で言えば娘。の「ザ☆ピース」のなっち、
もっと古くは「I wish」のごっちんが実践していて、今でも新鮮に、
しかもインパクトは少しも衰えることなく、響いてくるものがあります。

先般述べた通り、歌い手として熟成されている者だけがこの歌い方を
許されている、と言ったら言い過ぎでしょうか?


…しかし、"基本が出来てこそ" のこの歌唱法。。

ピカソがキュービズムやフォービズムに代表されるように、ヒトに
理解されにくい域での天才は、実際はしっかりとした基礎の上に
成り立っているということと同じことのように思えます。

そう。。

総括して言えば「あやちゃんの歌は芸術の域に達している」。。。
コメント
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