時給850円のアルバイトから気がつけば取締役になった僕が伝えたいこと

アルバイトから出発し正社員、管理職、取締役と昇ってしまい、ついには代表取締役まで。そんな僕の思考、想いを綴る

妻、シュバルツバルトが縁でイザローンへ。

2010-04-08 | 日記(~2013年)
 早朝3時52分に僕の奥さんから、僕の携帯にメールが届いた。
「予定通りです。安心してくださいこっちは暑いです」無事デュッセルドルフに着いたようだ。
 きょう彼女は、イザローンへ向かい3泊する。もうかれこれ16年前に、シュバルルツヴァルトのヒンターツァルテンという村の観光案内所主催のハイキングで知り合ったドイツ人のお宅へ初訪問するのだ。毎年かかさずクリスマスカードのやり取りを続けているのだが、まだ1度も訪問をしたことがなかった。その間に夫婦でヨーロッパへは何回も訪れているのに。ご主人が心臓が悪いということは知っていたが、去年亡くなった。その知らせを聞いた時には本当に残念だった。「いつか行きます」と毎回の手紙の最後に書いていたのに果たすことができなかった。 今回は残された奥さんに会いにいく。
 今年の初めに僕の奥さんが手紙を書いて、4月に訪問したいと伝えたらとっても喜んでくれたようだ。今回僕はもちろん、普通の日本人なので仕事があって休むことができず、うちの奥さんが一人で旅することになった。

 16年前、僕の奥さんはドイツ語をほとんど全くしゃべれなかった。
挨拶と、美味しいという単語と、1~10の数字と曜日くらいしか知らなかった。
日本語しかしゃべれない彼女を連れて、二人で会社を辞めて、僕が計画をしたオーストリア、ドイツへの1年弱にわたる長旅に出掛けたのだ。
 5月の下旬、ヒンターツァルテンで参加したハイキングの間中、イザローンからきたそのご夫婦は言葉のわからない僕の奥さんに簡単な言葉でとても親切に接してくれたのだった。
 そんな縁があって今まで交流が続いていたのだ。
そして、僕の奥さんは、この長旅から帰国後、ドイツ語を真剣に学び初め、今は僕よりドイツ語できる。
 ヒンターツァルテンは、茅葺き屋根の合掌作りの民家が残るドイツ南西部黒い森の保養地だ。


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