ホイットニー・ヒューストンの急死

ホイットニー・ヒューストンが48歳の若さで亡くなりました。おそらく自分の大学時代に最も聴いた女性シンガーだったと思います。本エントリーは久しぶりに当ブログの「80年代・バブル」のカテゴリーに入れましたが、それは80年代後半から92年くらいまでの彼女の絶頂期が重なるからでしょう。不思議なことに、最近は容量極大のiPod classicに昔のCDを遠慮なくボンボン入れていて、アレサ・フランクリン、チャカ・カーン、ダイアナ・ロス、そしてマライア・キャリーまで入っているのに、なぜかホイットニーはないんです。でも、亡くなったから云うわけではありませんが、歌手としてはホイットニーが一番好きかな。

史上、最もポピュラリティーを得た黒人女性ですが、私の印象では凄く品のある歌い手だったと思うんです。脚が長くてスタイル抜群、声量は他の追随を許しませんが、あまりドヤッて感じがないのがイイ。明日トリビュート公演をするらしいジェニファー・ハドソンの押しつけがましさや、マライアの自己陶酔に比べても、ザラッとしていて胸に響き、非常に表現の深い稀有なシンガーでした。

09年マイケル・ジャクソンの50歳の死に続いて、今度のホイットニーの急逝に、大御所クインシー・ジョーンズも悲痛なコメントを寄せています。一昨年のさいたまアリーナは、地元なので迷ったんですが、結局行かなかった。あの伸びやかな歌声は影を潜め、ボロボロだったらしいですが、最後に見ておけばよかったと後悔しています。

ボビー・ブラウンと一緒にならなければ、クスリにも手を出さなかったかもしれず、それがとても残念です。