ムカシの名前で出て来ます

1980年代後半、バブル絶頂期に登場して一世を風靡した日産の高級車種「CYMA」が、ハイブリッド車として復活します。（寿命は短いでしょうがオリジナル記事はコチラ）

付加価値は高級車から、というのはヨーロピア～ンなヤり方ですが、同社の場合は戦略的にそうした意図をもってのものではないものと思われます。
“技術の寿命”を読み損ねてハイブリッド車展開に出遅れた同社は同時に、小型車ではタイ生産によるコストダウンを図って人気薄の状況に陥ってしまっています。
先行二社の後追いをしようにも、「Fit」や「Vitz」のハイブリッド（後者は「AQUA」になりますが）と競合するには、ベース車両の人気の差が大きすぎて、勝負にならないでしょう。
ハイブリッドは高級車から、というのは、同社にとって止むを得ない選択肢であったのだろうと考えられます。
「CYMA」名の復活は、クルマがステータスであったバブル期の主力購買層のノスタルジーへの訴求を狙ったものでしょう。苦肉の策、ですね。

同社としては、充電インフラの整備が進んで電気自動車が走行する上で不安の無い環境になるトキが、一刻も早く来るように期待せざるを得ない状況に変わりはありません。

そろそろマイナーチェンジであろう「CUBE」が人気を取り戻すコトが出来れば、ちょっとハナシは変わるかもしれませんけどね。

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