p3ぶろぐ おかわり : 糸井正和経済経営研究所

金融・経済・経営の幅広い分析をお届けします。身近な路地裏経済から陰謀渦巻く国際戦略まで、様々なハナシをお楽しみ下さい。

閉幕

2022-03-14 01:23:45 | 国際政治・金融・経済
10日間にわたった北京パラリンピックが終了。2/4のオリンピック開始から続いた「平和の祭典」が幕を閉じました。
とはいえ、その“後半戦”の間は専ら“裏番組”の方に世界の目は注がれていました。
“コト”を起こしたロシアとしては8年前と同様にオリンピックとパラリンピックの間の期間に全てを収束させるつもりだったのでしょうが、ソレはうまくいかず、“レッドチーム”の一翼である中国のメンツを潰すカタチとなりました。
併せて中国自身がウクライナに対して“核の脅威”からの保護を約束しており、表立ってロシア支援に動きづらい状況です。
オリンピック/パラリンピック終了後にロシアに連携するカタチで中国が台湾侵攻に動くコトが懸念されていましたが、ロシアのウクライナ侵攻がなかなかうまくいかない状況下、中国による台湾侵攻の可能性も低くなっているという見方が拡がってきているようです。
それはまあ、そうでしょう。
現在の状況で台湾に侵攻などしようものなら、ロシア同様に世界中から経済的にハブられるのは明らか。というか中国自身が対ロ経済制裁に参加せざるを得ない有様です。

…かといって何もしないでいると、“レッドチーム”仲間のロシアが経済制裁で弱体化してしまうワケで。
そうなると一国で“ブルーチーム”各国と対峙するハメになる中国は、厳しい立場に追い込まれます。
それを避けるために中国が“ナニか”をしようとする場合、代替策としての尖閣侵攻の可能性が残っているのではないかと、ワタシは思います。

侵攻した場合に人道的な面で非難されるであろう台湾と異なり、尖閣の島々は無人島。防衛施設も無いので、奪取はより容易です。
ココを抑えて要塞化してしまえば、いざ本番(台湾侵攻)となったトキに、沖縄からの日米の支援を遅らせる効果が期待できるでしょう。
これに対して外交官を一時拘留したトキの反応の弱さを見ても、日本側の対応は遅く、弱いモノになるコトが予想されます。
ソレを牽制するための日米合同の離党奪還訓練みたいなデモンストレーションもありません。
陰謀論的見方をすれば、むしろ中国を“ソコ”へと誘っているようにすら思えてきます。

ソレが現実化することのないように期待したいトコロですが、さてどうなるか。


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年賀状

2022-01-11 01:01:01 | 日記
昨年は緊急事態宣言解除後に業務量が大きく増加。特に12月は師でもないのに走りまくってしまいました orz
疲れきって年末年始の休みもずっと寝てる有様で、リアルの年賀状も松の内ギリギリに出しました。
というワケで、今年のぁゃιぃ年賀状はこんな日に。
まぁ、すっかりほったらかしブログとなったココに貼ったところで、どの程度のヒトの目に触れるかは分かりませんが…
今年が良い年になりますように!

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EV狂奏曲

2021-11-29 00:01:02 | 企業・産業
2021年9月の欧州新車販売台数で、BEV(純電気自動車)のTesla「Model 3」が初の総合1位を獲得。EVシフトの象徴的出来事として報じられました。

オランダは2025年、イギリスドイツは2030年、フランススペインは2040年と、欧州各国が近い将来にハイブリッドを含むガソリン車の販売を停止する方針を明らかにしており、EVシフトへの方向性を打ち出しているのは事実。
とはいえ“ソレ”の実現がずいぶん早く来たもんだなあ、と感じられるところです。
新興国に生産が分散している既存大手に対して大規模工場がコロナからの経済の“回復”で先行する米国に集中しているTeslaに“追い風”が吹いたかなあ、とか考えていたところ…
翌10月の欧州新車販売台数で、Tesla「Model3」はベスト10圏外でした

「あれ?」と思って過去の推移を見てみると、Tesla「Model 3」が欧州新車販売台数で上位に来ているのは、2021年6月の総合2位2021年3月の総合4位2020年12月の総合3位と3ヶ月毎。
その“谷間”は総合ベスト10圏外…どころか、BEVのカテゴリー内ですらベスト10圏外になっていたりします。
というコトは、2021年9月の「画期的出来事」については、欧州各国政府の電気自動車普及支援に加えて、Tesla社がなにがしかの“キャンペーン”を3ヶ月に1回打っている、というのが“種明かし”ではないかと推測されます。

ワタシ自身は、発電からバッテリーまでの電気のエコシステム全体に画期的な技術革新が起きない間は、という前提においてEVシフトには懐疑的なのですが…
この12月にはまたTesla「Model 3」が欧州新車販売台数で1位を獲得して、EVシフト推進派のヒト達を勢いづかせることになるんでしょうねえ。

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血栓は禁曜日!

2021-11-08 01:23:45 | 企業・産業
サラリーマン諸氏の多くはとっくに職域接種でモデルナを射っていらっしゃるかと思いますが、高コレステロールなドロドロ血持ちのワタシは副反応多目なモデルナを回避。
なかなか予約が取れない状況を経て、この週末(11/6)、ようやく2回目のファイザーを射ってきました。
…とはいえ、モデルナほどではないものの、ファイザーでも血栓や炎症が発生する副反応が少なからず発生しているもよう。
ビビリなワタシとしては、ソレを抑えるものは何かないかとググってみました。

ファイザーやモデルナのワクチンは、いわゆる「mRNA」タイプ。
ヒトの体内でコロナ・ウィルスのものと似た「スパイク蛋白質」を作り出すように細胞を作り変えるという、ある意味、遺伝子治療に属するものです。
そして、そのスパイク蛋白質に対する免疫反応で、コロナウィルスへの耐性を期待する、という理屈になっています。

ところが、コロナウィルスのスパイク蛋白質が心臓や腎臓に血栓を発生させるのと同様、ワクチンによって改変された人体の細胞で生成されるスパイク蛋白質も血栓の発生を促すおそれがあることが指摘されています
んじゃあ、スパイク蛋白質自体の活動を抑えるようなモノがあれば、コロナ感染もウィルスの副反応も防げるんでは?と考えるのは、自然な成り行きでしょう。

…でググってみると、あるもんですねぇ。
この夏、東京農工大学から、納豆抽出液の蛋白質分解酵素にコロナウィルスのスパイク蛋白質を分解する効果が期待されるというコトが発表されていました。
ソレが真実なら、ワクチンの副反応抑制にも、効果が期待できるというものでしょう。

で、新しいコトを見つけると関連銘柄は無いか、と考えてしまうのが証券系の会社にいたニンゲンのクセというもので。
またまたググってみると、「納豆関連」とされているのは2926 篠崎屋という豆腐屋さん一社だけでした。
かつては高野豆腐屋さんである2911 旭松食品もそうだったとのことですが、既に納豆事業からは撤退済です。

それでは株価の反応はどうだったかというと、コレが全然ダメw
日経平均の直近の底が10/6の27,293.62円で先週末11/5の引けが29,611.57円と、この間、約8.5%の上昇。
一方、篠崎屋はどうだったかというと、10/5安値が109円で11/5引値が113円と3.7%弱の上昇。
市場インデックスを、かなりアンダーパフォームしてしまいました。
(ちなみに旭松食品も10/7安値が2,202円で11/5引値2,207円と上昇率は0.2%強に過ぎませんでした)

株価予想に限らず、将来の事象を予想するうえでは、「風が吹けば桶屋が儲かる」式にロジックを積み重ねていくのが一つの定番なのですが…
今回の、ワクチンの副反応に対する納豆の効果については、風が吹いても桶屋が儲かるとみられるとは限らない、という一例でした。


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年賀状

2021-01-01 23:59:59 | 日記
年初恒例、ぁゃιぃ年賀状です。
産業ネタよりコロナの注目度が高い状況下、このブログからも足が遠のいてしまいました。
今年はコロナも落ち着いて、何か一言申したくなるような産業ネタが増えるといいなあ。

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よっ!大統領!!

2020-11-03 22:33:44 | 国際政治・金融・経済
長いキャンペーン期間を経てとうとう(11/3 日本時間22:30=ワシントン時間8:30)、アメリカ大統領選挙の投票が始まっています

前回の選挙後には、今は亡き証券会社のアナリストとして支店セミナーで「トランプノミクスは買い」的なお話をさせて頂きました。
自分の肩書きが「証券アナリスト」でなくなって4年近くが経つんだなーと思うと、正直、寂しいかぎりです。

それはそうと、“コロナ”が無ければ、中国という“外敵”の存在と対峙しつつ世界で“一人勝ち”の超大国という状況下、現職の強みでトランプ大統領の続投となった可能性が高かっただろうと思います。
しかし実際にはコロナ流行が止まらないだけでなく、人種対立が全国に波及
そんな中でメディアの報じる支持率は、対立候補のバイデン前副大統領優位な情勢が続いてきました

ところが投票日間近になって、バイデン陣営のスキャンダルが“爆発”
中国やウクライナ等が絡んだ汚職疑惑だけでなく、薬物汚染や下半身ネタまで(リンクは差し控えておきますw)、更にはオバマ前大統領やクリントン前大統領候補まで絡んだものとなると、陰謀論スキーなワタシでも、ちょっと“お腹いっぱい”になるホドですw
さすがにそうなるとバイデン側の“リード”も小さくなってくるワケで。
結果はかなり不透明なモノになってきていると言えるでしょう。

個人的には、トランプ大統領続投の方が、世界のためにも我が国にとっても“マシ”なんではないかなぁ、と思います。
当選当初は、そのビッグマウスっぷりから、ドナルド・レーガン元大統領と比較されたりしたものですが…
非難した相手とも長期に渡って交渉を重ねていく、その有り様は、やり手のビジネスマンそのもので、見習いたいところです。
“世界の警察”としての役目も、交渉を仲介するかたちで果たしており、戦い続けた前任者とは対照的です。
コロナと米中貿易摩擦によって経済面ではgdgdが続くものの、地政学的リスクは更に低くなることが期待できるでしょう。

一方でバイデン候補が勝利した場合、その親中スタンスによってアジア地域の親米国の間に不安が拡がるとみられています。
それに乗るかたちで中国が周辺地域への進出を加速した場合、地政学的リスクが高まる展開が懸念されます。我が国も、その中に巻き込まれる可能性が考えられるでしょう。
ただ、マーケット的には大統領と上下両院が民主党で占められて政権運営がスムースになることに対する期待が高まりそうです。

結果がどう出るかはこれまでの大統領選より遅れそうな状況で、世界はしばらくやきもきさせられそうですね。


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ワンサカ娘、逝く

2020-05-18 01:23:45 | 企業・産業
かつて日本最大のアパレル企業であったレナウンが破綻しました。
この週末、“追悼”としてようつべあたりで「イェイェ」しまくった向きは、少なくないでしょう。
いやまぁ、歴史が長いだけあって、いろんなヒト達が歌ってるもんですねぇ。
個人的には弘田三枝子版シルヴィ・バルタン版'87イェイェガールズ版って感じですかね.
「鴨川ホルモー」版は別というコトでw
“オリジナル”のかまやつひろし版を見つけられなかったのは、残念なトコロです.

同社の“トび方”は、グループ会社によって民事再生法の適用を申し立てられた、即ち子会社が親会社に対して資金回収の疑義を突き付けたという、「そんなコトがあるのか」と思わせられるサプライズな有り様です。

資金回収が問題になるトキに見る“お約束”な指標の一つである流動比率は、2017年2月期の388%から2018年2月期の239%、2019年12月期の220%と大きく悪化。
足下のコロナ禍を受けた緊急事態宣言下において主力の販売経路である百貨店が店舗を閉鎖しており、教科書的な“ボーダーライン”である200%を直近で割り込んでいてもおかしくない状況ではありました。

2019年12月期における流動性悪化の大きな要因が、親会社(の系列会社)による原料仕入代金の“踏み倒し”。コレはコレで「そんなコトがあるのか」つーサプライズですネ。
背景にあるのは、昨年(2019年)を通じて世界景気の成長鈍化要因であった米中貿易摩擦を受けた、親会社である山東如意の状況悪化
その意味において今回の同社の破綻は、“トドメ”をさしたコロナ禍よりも、米中貿易摩擦の悪影響の結果としての側面がより大きいと言えるでしょう。

もう一つの背景として、グローバリゼーションと共に進んだ貧富の差の拡大下での“中間層の没落”という中間ブランドにとって厳しい状況があります。
先に同社も扱っていたブランドである米J.CREWが“トんだ”のもソの現れと言えるでしょうが、今回はソレには触れません。

さて、グローバリゼーションが進行する中では、中国企業による日本企業の買収が、少なからずありました。
その“逆流”とも言える同社の様な事例が、今後拡がらないことを望みたいトコロです。

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Mask Wars

2020-05-11 01:23:45 | 企業・産業
…やっぱり“思っているだけ”になっちゃいました orz
年初の米・イラン騒動に続いて新型コロナウィルス騒ぎで、企業・産業ウォッチどころではなくなってしまいましたからねぇ。と言い訳しておきます m(_ _)m

さて、欧米諸国ほどではないものの我が国でも大都市圏を中心に新型コロナの感染拡大が加速し、政府が史上初の緊急事態宣言を出すに到りました。
…とはいえ、その中身は、毎朝の通勤電車の混雑が“コロナ前”と比べれば大きく緩和したものの、ソレなりに乗客がいる状態が続く程度の、かなり“緩い”モノ。
自粛疲れか、公園やレジャー施設観光地などでは散発的に混雑が発生したりもしています。
結局、当初はゴールデンウィークまでの予定であった緊急事態宣言の期間は、5月末まで延長されることとなりました

そんな中で頼りにせざるを得ないのが、マスクです。
世界最大のマスク輸出国は言わずと知れた中国ですが、武漢を中心に新型コロナが猛威を振るう中で同国は一時(今3月頃)、マスク禁輸の動きに出ました
その影響で、春節以降に新型コロナ感染が拡がってマスク需要が急拡大した我が国では、“マスク争奪戦”が繰り広げられることとなりました。

それから2ヶ月近くが経った直近(2020年5月初)でも、ドラッグストア店頭にマスクを見掛けることは稀ですし、ネット通販でも国産マスクは瞬殺。中国産でも国内ブランドマスクの販売サイトは、販売時にはなかなか繋がらない有様です。
ワタシもSHARPのマスク抽選販売に応募してみましたが、抽選1回目(4/27)、2回目(5/6)ともに大外れでした。当選確率1%未満の“高い壁”ですし、仕方ないですね。

一方で、中国製マスクは見向きもされない状況になりつつあります。

武漢の封鎖解除が近付くタイミングで、中国はマスク等の医療用品の禁輸を解くスタンスを明らかにしました
日本にもそれが多く入ってくるようになり、中国にチャネルを持つ小売店では、大量に並んでいます
しかし、中国製マスクの“質”に疑問符が付く事案が、少なからず生じてしまいました。
スペイン、トルコ、オランダフィンランドオーストラリア、そして直近ではアメリカと、中国製のマスクやコロナ検査キットなどの医療用品は、世界中でその質に“不合格”の烙印を押されています。

背景には、急激な新規参入企業の増加があります。その数、この(2020年)1-2月だけで8,950とか。
当然その多くは、製造ノウハウも無けりゃあ、クリーンルームだって備えちゃいないであろうことが推測されます。
ソコから出てくる品の質については、言わずもがな、といったトコロでしょう。

併せて、日本製マスクの供給増が期待される状況です。
トヨタパナソニックブリヂストンなどが自社グループ用のマスク生産開始を表明。
フェニックス電機(ヘリオステクノホールディング)ミネベアミツミなど、マスク製造・販売への異業種参入も相次いでいます。
海外生産でマスクを提供してきた大王製紙アイリスオーヤマは、国内生産に打って出ます。
そりゃあ、名前も知らないメーカーの中国製マスクが山積みになってても、手が出しづらいというもので。

海外でも、異業種参入が増えています。
ルイ・ヴィトンやバーバリーラルフローレンといったアパレル業や、GMランボルギーニなど自動車メーカーなどがマスク生産に乗り出しました。
…ランボのマスクは、ちょっと欲しいかもw

コロナ禍が続く中で、マスクなど医療用品は中国にとって重要な外貨獲得手段となっていますが…
そうした状況は、長くは続かないのではないかと思います。

世界がマスクの中国依存から脱した場合、中国マスク業界では急激な再編が進むことになるでしょう。

中国では新たな産業が起こり、それが『儲かりそうだ』となると、雨後の筍の如く多くの新規参入企業が乱立する傾向があります。
そしてその後、市場が成熟すると大資本に集約するということを繰り返しています。太陽電池バッテリーなどが、代表的な事例です。自動車もそうなりそうな“気配”があります。
マスクなど医療用品も、その列に加わることになる可能性が高まりつつあると言えるでしょう。

ソレを繰り返している限り、国際的な“信用”を高めるコトは難しいのではないか、と思えるトコロです。


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年賀状

2020-01-01 00:00:00 | 日記
毎年恒例、ぁゃιぃ年賀状です。
昨年は仕事の量に押し潰されてブログの更新もままなりませんでした。
特に後半は、常に疲れきってて、ブログ書くどころではなかったのが残念です。
今年こそは、もうちょっと余裕が持てるようになって、ブログ更新の頻度も少しは上げたいなぁ、とは思っています。

…思っているだけ、になるかもしれませんが orz


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COPの中の嵐

2019-12-16 01:23:45 | 国際政治・金融・経済
延長協議となっていたスペインでのCOP25が閉幕しました
我が国でも台風等の自然災害の被害が甚大化していますが、その原因の少なくない部分が地球温暖化にある可能性は高いとみられているワケで。
その影響は決して“他人事”ではありません。
そんな切羽詰った状況でも、その対策について合意を形成するのは、なかなか難しいモノですね。

その中で我が国にとってネガティブ・サプライズだったのが石炭火力発電に対する“口撃”です。
NGOの“皮肉”はともかく、EUのお偉いサンまでプレッシャーをかけてきました
後者について陰謀論的には、捕鯨の件でATMであるコトを止めた日本に対して、排出権取引を通じて環境面で世界のATMになれ、と言ってるように思えちゃうんですょねぇ。
…となると、石炭火力については消費量の面で我が国より先に言う相手がいるだろう、とか日本のクリーンコール技術をそれらの国に売るコトが効果的だろうとかの“正論”を、彼等は聞く耳を持たないでしょうねぇ。
鯨のトキも日本の主張が受け入れられなかったように。

背景には、国連気候行動サミットで小泉大臣が“やらかし”て、ナメられてしまった、という面があるような気がします。
そこから失地回復できるように、小泉大臣や環境省の中のヒト達には頑張って頂きたいと思います。


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ヤリス、ヤリスぎ

2019-11-05 01:23:45 | 企業・産業
昨日(11/4)で東京モーターショー2019が閉幕しました。
ワタシ自身は見に行くだけの精神こころの余裕も身体からだの元気も無かったのが残念なところです orz

ソコでは様々なクルマが展示されていたワケですが、新型として発表されたモデルの中でネット界隈で一番反応が強かったのではないかと思えるのが、ホンダのフィット
先代よりシンプルになった内外装やレベルアップしたハイブリッド・システムなど、概ね好評を以って迎えられているようです。こいつベースのヴェゼルやシャトルも期待できるのではないかと、ワタシも思います。

一方、コレに先んじて新型が発表されたトヨタ・ヴィッツあらためヤリスは、東京モーターショーへの展示は無し
競合する車種ではありますが、アピール戦略の違いが際立つトコロです。
違うのはアピール戦略だけではなく、新モデルでは“モノ”としての違いが明確化しています。
初代から引き続きスペースユーティリティが“売り”のフィットに対して、ヤリスはコンパクトさを“売り”にしています

さて、この“競合車と違う”というのは、これまでのトヨタとは違う戦略です。
特に対ホンダでは、オデッセイがヒットすればエスティマを投入したり、ストリームには完全に同サイズのウィッシュを当てたり…ヒット作に対して類似のタイプを“当てる”ケースが多く見られました。

それがここにきて違う戦略を打ち出しているのは、日本のマーケットの優先度を引き下げているのではないかという気がします。
ヤリスの場合はイメージカラーも赤ですし、ラリーでの活躍を背景に欧州で人気が高い(日本では1980年代をピークに衰退した)スポーティな“ホットハッチ”として世界で売ろうという戦略であろうかと思われます。
我が国では免許取得者数が横這いから減少に向かい(資料p.11)、この先の自動車市場縮小のおそれが高まりつつある中、仕方のないコトではありますが。

このままでは、国内向け「トヨタ」ラインアップの代表的車種であるクラウンですら、“いつかは無くなる”なんてコトになりかねません。
偉いヒト達には、トヨタが消費市場としての日本国内マーケットを見直すような経済政策を打ち出して頂きたいものだと思います。


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ポエマー礼賛

2019-09-30 01:23:45 | ニュース雑感
ここにきて、小泉新次郎・環境大臣への批判が盛り上がっています。いわく「ポエム」「意味不明」…
特に、新たな“カリスマ”の登場で注目度が上がった国連気候行動サミットでの“やらかし”で、評価を大きく下げることになったと言えるでしょう。

さて、とんだ“船出”となった小泉・新大臣ですが、コレはむしろ良かったのではないかと、ワタシは思います。
既に高い期待を持たれていた彼が、新大臣として何か業績を挙げたところで、ソレ以上の人気を得るコトは難しいでしょう。
ですが、それが一旦は“地に堕ちた”状況となれば、何がしかのポイントを挙げれば、それはより強くヒトを惹き付けることになるでしょう。

例えば、今回は何も答えるコトが出来なかった発電問題。
この分野でのエコ技術は、日本企業の得意とするトコロです。
もしまた彼に同じような質問が為されたトキに、「諸悪の根源みたいに思われてる石炭火力発電をクリーンかつ高効率にする技術が我が国にはあるんだが、それってセクシーだと思わないか?」とか「ゴミ焼却発電っていうソリューションはクールだろう?」とか切り返してセールスを後押しすることができれば、大きなポイントを得ることも不可能ではないでしょう。
…ただ、それを実際にできるようにするには、彼を囲むブレインの充実が必要かな?とも思いますが。

また、「ポエム」と評価されてしまった彼の言葉ですが、一発“当たり”が出れば、その評価も逆転し得るでしょう。
そもそも彼の父親である小泉純一郎・元首相も「自民党をぶっ潰す」等の“迷言”と郵政民営化のワン・イシューで登り詰めた人物です。
彼の「ポエム」もどこかで“当たり”となる言葉を発して、それが国民の人気を集める可能性は高いのではないかと、ワタシは思います。

ワタシの駄洒落も、一発“大当たり”を出せればいいのですが(苦笑


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ZOZO 2020→Z

2019-09-17 01:23:45 | 企業・産業
ファッションECサービス大手であるZOZOのヤフーへの“身売り”は多くのヒトにとってサプライズだったようで。各種ネットメディアで広く取り上げられました。

“売る側”としては、前澤前社長が“感性的な経営”を失敗と発言しているところなどから、ショップの“ZOZO離れ”PBの失敗と続く逆風に対して戦略の大きな転換を求めた、というコトであろうと推測されます。
一方の“買う側”としては、まずECサービスの規模拡大が最大の目的であろうと考えられます。
ヤフー(この10月からはZホールディングス)の今(2019年)4-6月期EC取扱高は5,840億円(資料頁№11)。競合する楽天の同9,219億円(資料頁№61)と比べると見劣りすると言わざるを得ません。
そうした状況下、テコ入れをあせった結果、「LOHACO」事業を巡るアスクルとのゴタゴタに繋がったのではないでしょうか。
そこで出てきた今4-6月期EC取扱高792億円の“売り物”は、飛びつくに十分な魅力があったと言えるでしょう。
来月(2019/10月)に控えた消費増税以後は消費者の価格志向がより強まるでしょうから、それに対応するための規模の拡大によるバーゲニング・パワー強化は、重要な課題ですからネ。

“成婚”したばかりの現時点では双方にメリットがあると思われる今回の案件ですが、特にZOZO側の先行きには若干の不安を感じるトコロです。
これまでの同社は、失敗してもソレに対応する“一手”が素早く徹底しており、ソレからのリカバリーが早かったのが特徴です。オーナー社長であったからこそ、ですネ。
これに対し、澤田新社長はNTTデータ出身でコンサルからの転進という経歴の持ち主。
『ニュートラル』『安定感』がモットー」だそうですし、堅実さが期待できる代わりに、意思決定のスピードとダイナミックさは落ちてしまうことが予想されます。
一方、ヤフー側からはEC取扱高の拡大を求められるでしょう。ソレを実現するためには、これまでとは異なる顧客層に向けた販売や新たなサービスの提供が必要になると考えられます。
同社の新体制は、そうした大きな方針転換が求められる状況下、それをうまくこなして行けるでしょうか。

さて、ワタシがかつて証券アナリストとしてカバーしていた間(2012年半ばから2015年初めまで)、同社は“見ていて面白い会社”の一つでした。
ソレがおそらくは“普通の会社”になっていくのだろうなぁ、と思うと、少々寂しいトコロです。


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Guda-guda 7

2019-09-01 23:59:59 | 国際政治・金融・経済
先週末から今週初(8/24~26)にかけて開催されたG7・先進国首脳会議は、その歴史上はじめて首脳宣言の発表を見送り
とりあえず“成果文書”を出すことでカタチとしてまとめることはできたものの、米欧の溝が深まっているコトがあらためて確認される結果となりました。

1975年に第1回が開催された先進国首脳会議は、政治的にも経済的にも“超大国”の利害調整の場として、世界の方向を定める重要な会合であったと言えるでしょう。
しかし新興国の経済発展と共にその意味合いは薄れ、その機能は新興国も含めたG20に引き継がれました。
いまやその権威も低下し、ブラジルのアマゾン火災への財政支援も「要らんわ」と断られてしまう始末(まぁ、この件については仏伯首脳間の個人的諍いもあるようですが)。
世界における経済力バランスは、人口増を背景に今後も新興国に傾いていくでしょうから、“先進国”という枠組み自体、意味が無くなっていくのでしょう。
今回のG7は、その“分水嶺”となるのかもしれません。

一方、米国に対して欧州とは別の対立軸にあるのが中国。
経済成長の鈍化にも構わず、白旗を揚げる気配はありません。
本日(9/1)付けで双方が新たな制裁関税を発動。米中の経済摩擦は、さらに長期化の様相を呈しています。
そうした状況は、世界経済にとっては大きなマイナス。
トンじゃった新興国も出てきましたし、欧州経済のリーダーであるドイツも景気後退リスクに直面しています

そうした中で、“敵の敵は…”とばかりに独中が接近するのでは、という不安が囁かれています
それが現実化し、“オセロゲーム”の盤面が大きく“赤組”に傾いた場合、明らかに“青組”である我が国にはマイナスの影響が出るでしょう。
そうならないように、米国にはバランスをとった国際戦略を展開して頂きたいものです。


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今日はおしまい

2019-08-19 01:23:45 | ニュース雑感
[kyou]ではなくて[kei]だろつーツッコミは無しでお願いしますw

日本を代表するスーパーコンピュータ(スパコン)の一つである理研の「京」が、今週(8/16)をもって運用停止となりました。
同スパコンは整備段階において、民主党政権時代の蓮舫議員による「2位じゃダメなんですか?」仕分けを跳ね除けて性能世界一となりました。
直近でも複雑な処理をやらせれば世界トップクラスであるのは、たいしたものです。

スパコンの用途は、主として科学技術計算です。
天気予報に使ったり、医薬開発や渋滞解決や防災のシミュレーションに使ったり…
ですから、その性能が我々の生活レベルの向上に繋がるものであるのは確かです。
上記の実績を残した「京」の後継機「富岳」にも期待がかかるところです。

ところがその「富岳」のスタンスは、「2位ですらなくてもイイや」というものであるもようw

まぁ、現在のスパコンの性能上位を争う米中のソレは、ほとんどがIBMやIntelのサーバー用プロセッサを大量に並べた“力業”タイプ。
単純計算の高速化に特化したカタチで、実際のアプリケーション利用におけるパフォーマンスとは別の方向に行っちゃってる感があるのは確かです。

これに対して先代「京」が採用していたのは、今は無きSun Microsystemsのサーバー/ワークステーション用プロセッサの流れを汲むとはいえ、専用の“ガラパゴスchip”となったSPARC
「富岳」で採用予定のプロセッサも、スマホで広く使われているArmをベースとするものの、かなり特殊なタイプとなるもよう
最初から、物量投入で絶対性能を追う思想ではない、と言えそうです。

そういう思想で開発される場合、気になるのは開発費が高騰してしまう可能性。
今回開発されるプロセッサを他に応用するコトで開発単価を引き下げる、というのも難しいでしょう。

科学技術計算の必要性から、仕分けちゃうのも如何なものかと思う面もありますが、多額の国家予算が投入されるプロジェクトですからねぇ。
アプリ実行性能だけではなく、コストパフォーマンスの点でも世界上位を目指して(そして実現して)頂きたいものです。


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株価予想について

※当ブログで2011年4月~2012年1月に開示していた株価予想は、日経平均株価の当日大引け値が、前営業日比で高くなるか安くなるかを、ワタシの独断と偏見で予想したものです。また、それ以外の株価に関するコメントについても、同様のものです。 投資判断は、あくまでも自己責任でなさって下さい。その上で、参考になれば幸いです m(_ _)m

Disclaimer

当ブログは、私、糸井正和の個人的意見を記したものであり、現在・過去・未来における所属企業もしくは契約先企業の公式見解を表すものではございません。また、書かれた内容に関する完全性、適時性等を保証するものではありません。なお、投資にあたっては、自己の判断と責任において行って下さいますよう、お願い申し上げます。直接・間接に関わらず、投資に関する一切の結果について、責任を負うものではございません。