p3ぶろぐ おかわり : 糸井正和経済経営研究所

金融・経済・経営の幅広い分析をお届けします。身近な路地裏経済から陰謀渦巻く国際戦略まで、様々なハナシをお楽しみ下さい。

モレずにニコニコ

2023-04-04 01:02:03 | 企業・産業
新年度(2023年度)が始まりました。街を歩いている新人サン達、希望たっぷりのようでいいですネ。
さて、年度初めは会社の方針が新たに示されるコトが多いと思いますが…
今年度は、最近流行りの「パーパス」を設定するトコロが少なくないのでは?と思われます。

戦後から高度成長期に形成された、いわゆる「日本型経営」では、会社組織を疑似家族化して従業員を取り込み、高いロイヤリティを実現していました。
しかしバブル崩壊後、停滞する経済環境下で社員をコスト要因として切り捨てていくスタイルが拡がり、そのロイヤリティを維持するコトが難しくなりました。
その中で「企業理念」とか「ブランディング」とか、従業員を含む社内外のロイヤリティを高めるための考え方が重要視される流れが、何度も繰り返されています。

で、今回の「パーパス」が過去の類似のアイディアと大きく異なる点の一つが、ボトムアップ性の強さといえるでしょう。
従業員自身が自分の「myパーパス」を策定し、それと組織の「パーパス」を紐付ける。
従業員のロイヤリティを高める仕組みとして、良く出来ていると思います。

でもねぇ…
やりたい仕事は明確なのに、ソコに近づく道筋なんて僅かにでも見えないポジションにいる敗け犬にとっては、myパーパス作るのはツラいっす(涙

“人気ブログランキング”に参加しています。人気ブログランキングへクリックして応援して頂けると、励みになります。m(_ _)m

最新の画像もっと見る

コメントを投稿