p3ぶろぐ おかわり : 糸井正和経済経営研究所

金融・経済・経営の幅広い分析をお届けします。身近な路地裏経済から陰謀渦巻く国際戦略まで、様々なハナシをお楽しみ下さい。

破れ鍋に蓋は閉じるか

2013-09-26 09:00:00 | 金融市場・経済全般
FOMCでの量的緩和縮小見送りを受けて跳ね騰げた株価は、その後の勢いはやや足りず。
7月高値を抜けずに、ジリジリ下落気味です。
9月は無事乗り越えたものの、来月のFOMCでの緩和縮小や米国の債務上限問題への懸念が、↑方向への動意を抑えているのかもしれません。

昨日25日は配当確定日で、東京エレクトロンと米Applied Materialsの統合というニュースがあったにも関わらず、日足陰線。
その中でも東証大引け時の先物先導の急落は、配当を求める買い手を振り落す、大人の個人狩りなんぢゃないかなー、とか思ったり。
個人を相場から退出させるような振舞いは、相場にはあんまりよろしくないのですが、それを言っても仕方ありませんね。
チャート的には日足が鍋蓋を形成しちゃった感じで、こちらもあんまりよろしくありませんね。

ただ、今月末は半期決算ですし、金曜の夜に出てくる米国の統計は、比較的堅調が予想される個人消費関連です。
週末から来週頭にかけては、もう一度7月高値チャレンジで鍋の蓋を外す動きに期待したいと思います。

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やっぱりCame back in September

2013-09-17 09:00:00 | 金融市場・経済全般
前回エントリ後の株価上昇は、意外なほど強いものでした。
シリア紛争へのおそれもあって、8月末のリスクオフは、思った以上に大きかったものと思われます。
そうした“大人の帰還”の翌週にはオリンピック御祝儀相場。
先週寄付きには、現物の上げを先物が叩き落として「大人ってやっぱり酷い」と思わせてくれる局面もありましたがw、結局はニューマネーの勢いに押されて上げに転じました。
更に昨日は、タカ派として知られるサマーズ元財務長官がFRB議長候補から外れたことから、金融引き締めに対する警戒が後退。ドル高株高が進みました。我々は手出しできませんでしたけどね。
結果として、三角保ち合いを上っ放れて、7月高値越えを狙う展開でした。

ただ、ゆうべの夜場後半は、米国でFOMC警戒と思われるジリ下げ。
今日~明日の東京市場も、その流れで行くんではないかなぁ、と思います。

もっとも、今月の米雇用統計は市場コンセンサスを大きく割り込む数値でしたし、次期FRB議長最有力候補となったイェレン現副議長はハト派。
今回の緩和縮小が見送りとなるだろうというワタシの予想は変わりません。
明日の“山”を超えて、再度↑を目指す展開に期待したいと思います。

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大人の事情?

2013-09-02 08:45:00 | 金融市場・経済全般
先々週末の米新築住宅統計は、市場コンセンサスを大幅に割り込む悪化。それに対して堅調なNY株価…ではあったのですが、週末を挟んだ円高で先週明けの東京市場は元気無し。
…という展開で、前回予想は「当たらずといえども遠からず」くらいで御勘弁下さい m(_ _)m

東京市場の元気の無さは更に続き、8月末大引けは13,388.86円。7月に続き、2ヶ月連続の月足マイナスとなってしまいました。
その月末の株価下落では、大人のポジション調整の可能性も指摘されてたりします。
5月末決算ファンドの四半期調整でしょうかね?週末も重なってましたし。
であるならば、月初の今週は、マネーの再参入で株価上昇が期待できるハズなのですが…

近付くFOMCに向けて、今週末には米雇用統計が控えています。
マネーの“戻り”は、おっかなびっくりになるんではないでしょうか。
だだ下がりにはならないものの、元気の無い相場が続くと見ておきましょう。

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株価予想について

※当ブログで2011年4月~2012年1月に開示していた株価予想は、日経平均株価の当日大引け値が、前営業日比で高くなるか安くなるかを、ワタシの独断と偏見で予想したものです。また、それ以外の株価に関するコメントについても、同様のものです。 投資判断は、あくまでも自己責任でなさって下さい。その上で、参考になれば幸いです m(_ _)m

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